私が家庭内別居にした理由とメリット・デメリット
更新日:
本ページはプロモーションが含まれています。
離婚でもなく別居でもない、そんな夫婦の形として家庭内別居があります。
すでに夫婦としては破綻していても、離婚せずに家庭内別居を選ぶのにはそれぞれ複雑な事情があります。
今回は家庭内別居を選んだ人の体験談やメリット・デメリット、家庭内別居のやり方などを解説します。
家庭内別居を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
ノマドマーケティング株式会社 代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。
目次
家庭内別居とは?意味を解説
家庭内別居とは、その名のとおり同じ屋根の下で暮らしながら、まるで夫婦が別居しているかのように過ごす状態をいいます。
離婚届は提出せず夫婦関係は続けながらも、お互いに干渉せずそれぞれ別々に生活するのが家庭内別居の特徴です。
夫婦喧嘩から発展して会話がなくなったまま家庭内別居に突入する場合もあれば、夫婦で話し合って家庭内別居をすることを決めるパターンもあります。
家庭内別居の形もさまざまで、法律上の定義もありません。
そのため、お互いが支え合いながら暮らしている夫婦もある一方、離婚していないだけで他人の感覚で同居している夫婦もいます。
会話なしの状態でも気持ちは楽になる
夫婦関係が冷めきっていても、離婚せずに家庭内別居することで気持ちが楽になっている夫婦がたくさんいます。
お互いに無視し合ったり会話がなくても、相手のために家事をしたり気を使う必要もありません。
また、子どもの世話だけでなく夫の面倒を見るのがつらいという女性の場合、家庭内別居をすることで心身ともに負担が減り、楽になったという意見もあります。
家庭内別居の無視は一長一短
家庭内別居のきっかけが喧嘩であっても、自然とそうなっていった場合であってもお互いに無視することはリスクがあります。
しかし、うまくリスクを回避できればメリットもあります。
無視の期間でわかる事
家庭内別居を意識せずに喧嘩の延長線上で無視をしている状態は、お互いにとってストレスの掛かるものです。
意見の衝突で怒りが残っていると、相手の行動が気になり無視していても気になりストレスに感じます。
時間が立ち、怒りが収まれば逆に無視の状態が日常となりお互いに干渉しない方が生活しやすくなります。
相手への関心が無くなる事によって、自分の時間が増えこれからのことについてなどゆっくりと考える時間が増えます。
ただ、相手を無視することがストレスに感じないようになるまでにはお互いに話し合い時間をかける必要があります。
家庭内別居をしたことがある人の割合は?
前述のように、家庭内別居は婚姻関係を解消するわけではありません。
そのため、実際はどのくらいの夫婦が家庭内別居をしているのかが不透明な部分があります。
そこで今回e-venzでは全国の婚姻経験者100名にアンケート調査を行いました。
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2021年09月21日 ~ 2021年09月30日
調査対象:全国30歳以上の男女
有効回答数:100(男性26名・女性74名)
Q.家庭内別居の経験はありますか?
今回の調査では、家庭内別居の経験がある方の割合が44%、経験がない方の割合が56%ということが分かりました。
男女別のデータでは家庭内別居の経験がある男性は47%、女性は42%となっていて、男性のほうが少し多くなっています。
年代別のデータはこちら。
【家庭内別居したことがある人の割合】
- ・30代:43%
- ・40代:42%
- ・50代:46%
- ・60代:46%
年代による大きな差はありませんが、わずかながら30~40代より50~60代のほうが家庭内別居の経験がある方の割合が大きくなっています。
家庭内別居の離婚率
離婚せずに家庭内別居の形を取っても、遅かれ早かれ離婚に至るケースが多いのが現実です。
では、家庭内別居の離婚率は具体的にどのくらいなのでしょうか。
Q.家庭内別居をしたことがある方へ
別居されて離婚となってしまいましたか?
今回の調査では家庭内別居をした後の離婚率は83%という結果となりました。
特に女性は91%とかなりの高確率で離婚に至っていて、やはり家庭内別居のまま夫婦関係を継続するのは簡単ではないことが伺えます。
では、家庭内別居からどれくらいの期間で離婚に至る夫婦が多いのでしょうか。
以下ではそのあたりについても調査してみました。
家庭内別居から離婚に至るまでの期間
Q.家庭内別居をしたことがある方へ
別居してからどれくらいの期間で離婚になりましたか?
アンケート調査の結果、家庭内別居から離婚に至る場合は以下の期間で離婚する夫婦が多いことが分かりました。
- ・1位:別居後5年以内(22%)
- ・2位:別居後1年以内(17%)
- ・3位:別居後半年以内(15%)
しばらく家庭内別居を続けて5年以内に離婚する割合が多い一方、半年~1年以内という短期間で離婚に至ってしまう夫婦も多くなっています。
ただ、年代による期間の違いが大きく、30~40代は別居から半年~1年以内に離婚する人が多いのに対し、50~60代は別居から3~5年経ってから離婚するケースが多くなっています。
家庭内別居のメリットとデメリット
ここでは、実際に家庭内別居を選んでいる人の声をもとに、家庭内別居のメリットデメリットを紹介します。
メリット
まずは家庭内別居のメリットをふたつ紹介します。
経済的な不安がない
「夫婦の会話はほとんどありませんが、法律上は夫婦なので夫の扶養に入ったまま。扶養内で働くことで社会保険に入る必要がなくて助かっています。
離婚すると最低でも200万円近くは稼がないと生きていけませんからね。」
(40代女性)
妻側が専業主婦の場合は、夫婦仲が冷めていても経済的な理由からなかなか離婚に踏み切れないのが現実です。
特に小さな子どもがいる場合は、家庭内別居を選ぶメリットが大きくなります。
まわりへの影響はほぼない
「離婚しているわけではないので、親戚や友人の集まり夫婦で顔を出します。
まわりから詮索されたり、家庭内別居についてわざわざ説明する必要もないので楽です。」
(50代女性)
離婚となれば準備や手続き、親族への報告など大変な労力が必要となります。
また、職場や子どもの学校にも伝えなければならない場合もあり、精神的にも大きな負担がかかってしまいます。
その点家庭内別居なら外から見ると普通の夫婦と変わらないので、まわりの目を気にする必要もなく、これまでどおりの生活スタイルを維持できます。
デメリット
次に、家庭内別居のデメリットをふたつ紹介します。
直接顔を合わせなくてもストレスがたまる
「家庭内別居ですが、たまに自分の部屋に旦那が入ってくると結構ストレスがたまりますね。」
(40代女性)
家庭内別居では夫婦が顔を合わせることがほとんどなくなりますが、イライラが完全になくなるわけではありません。
パートナーとの会話はなくても、落ちているゴミや洗濯物、物音など、些細なことでイライラしてしまうことも少なくありません。
さらに、直してほしいところがあっても直接注意することも難しいので、多くの場合は我慢してやり過ごすことになります。
「同じ空気を吸うのも嫌だ」といった状況まで夫婦仲が悪化していると、これといった不満がなくても同じ家にいるだけでストレスになってしまうことも。
完全に家計を分離することは難しい
「家にいる時間が長い妻の方が光熱費を使っている割合も大きいので、家計も完全に別々にしたいのが本音です。
しかし、同じ家に住んでいる以上はそうもいきません。」
(40代男性)
家庭内別居は同じ家に住んでいるため、光熱費や住宅ローン、家賃などを完全に分離できません。
家庭内別居では、お互いが何にお金を使おうが干渉することはありません。
しかし、法律上は夫婦関係が続いているので、パートナーが知らないところで浪費していると離婚に発展した際に財産分与の金額が減ってしまうのです。
このように、離婚していない限りは利害関係が絡むので、完全には切り離せない部分も多いのが家庭内別居の難点です。
家庭内別居で子供への影響は?
子どものために家庭内別居を選択するという夫婦も多くなっています。
しかし、離婚しないことが子どもにとって必ずしも幸せとは限りません。
子どもは非常に敏感なので、家庭の雰囲気が悪いことを察知し、ストレスを与えてしまうリスクがあります。
家庭内別居が子供に与える影響としては、以下のような例が挙げられます。
夫婦仲が悪いのは自分のせいだと勘違いしてしまう
時には子供のことで夫婦喧嘩をしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そのケンカを子供が見ると「両親の仲が悪いのは自分のせいなんだ…」と思い込んでしまうことがあります。
そのため、家庭内で夫婦喧嘩になってしまったときは、子供がいる前で言い合いをしないように注意する必要があります。
ストレスを感じて体調を崩す
子供にとって、本来は家の中が一番落ち着く場所であるべきです。
しかし、家庭内別居で両親の冷戦状態が続くと子供が安らげなくなるため、ストレスを感じて情緒不安定になったり体調を崩してしまうことがあります。
また、不登校になったり親に反抗的な態度を取るようになるケースも少なくありません。
結婚に対して良いイメージを持てなくなる
両親の家庭内別居により、子供が結婚に対して良いイメージを持てなくなることがあります。
子供は常に自分の家庭の状況を見ているので、夫婦仲が悪いと「自分も結婚したらこんな風になってしまうのかな」というマイナスの印象が根付いてしまいます。
そのため、将来交際相手ができてもなかなか結婚に踏み切れなくなる可能性もあります。
以上のように、家庭内別居をすることで子供に少なからず影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、これまで以上に子供としっかり向き合い、感情の変化やストレスをいち早く察してあげることが大切です。
家庭内別居診断チェック
- 夫婦関係が終わっているように感じる。
- パートナーとの生活が辛い。
- 子供に対して愛情はあるがパートナーにはない。
など、今の状態が家庭内別居なのかどうかを知りたい方は次のポイントをチェックしてみましょう。
- 会話はあるか?
- 一緒に食事しているか?
- 寝室は別か?
- 洗濯は別か?
- パートナーのスケジュールを把握しているか?
- パートナーと同じ部屋で過ごしたくない?
- パートナーの収入を知っているか?
他にも家庭内別居となる要因はありますが代表的なものです。
別居状態かどうかの判断基準にしてみてはどうでしょうか?
【家庭内別居してる人の体験談】私が家庭内別居を選んだ理由
離婚ではなく敢えて家庭内別居を選ぶ理由は、夫婦の事情によってそれぞれ違います。
そこで、ここでは実際の夫婦が家庭内別居を選んだ理由について紹介します。
共働きなのに夫が家事に協力的ではなかったから
「共働きにも関わらず、夫がまったく家事を手伝ってくれないので毎日負担が多く、しんどい気持ちになっていました。
我慢の限界が来たので夫と家庭内別居することにしたら、家事の負担が減って楽になりました。今の状況がすごく楽なので、今後も家庭内別居を解消する気はありません。」
(20代女性)
共働きにも関わらず妻側の家事負担が多かったためストレスがたまり、女性は我慢の限界が来てしまったようです。
家庭内別居なら家事も別々にできるので、どちらかに負担が偏る心配もなくストレスを減らせます。
世間体や経済的な理由で離婚できないから
「10年前にかなり激しい夫婦喧嘩をしました。その後もケンカをするたびに以前の大喧嘩を引きずり、上乗せの喧嘩に発展してしまいます。
そして何度も喧嘩をするうちに、お互いに許し合えない段階に来てしまいました。
夫婦の会話はほとんどなく、夫は仕事から帰宅すると寝るまでゲームをして過ごしています。
離婚の話も出ましたが、夫は職場の立場があるらしく簡単には決められないようです。
私の方も持病があり働けないので、経済的に旦那に頼るしかありません。
そのため、家庭内別居をしていますが旦那の顔を見るだけで気分が悪くなってしまいます。」
(50代女性)
長年の喧嘩で夫婦仲の修復は不可能でも、世間体や経済的な理由から離婚できず、家庭内別居を選んでいる夫婦のケースです。
お互いに切り離せない利害関係がある限り、離婚したくてもできない現実があるようです。
信じていた旦那が外で不倫をしていたから
「若くして結婚をして12年目、旦那が不倫をしている事が判明しました。なぜわかったかと言うと
旦那がお風呂に入る際、スマホは普段リビングに置いたまま行くのですが、お風呂に持っていくように
なったので、これは怪しいなと旦那が寝ているすきにスマホを見ようとしたら、案の定ロックがかかって
いたんですが、ちょうど女性と思われる相手からメッセージが届きました。その内容で私の
疑惑は確信に変わったので、翌朝旦那を問いただすと、言い訳がましい事ばかりいっていましたが
その後、更に調べると既婚者合コンに行っていたり既婚者専用のマッチングアプリをしていた事が
わかりました。私にとっては裏切られた気持ちで、怒りをおさめることが出来ず、離婚も考えましたが
子供もいた事もあって、それ以来家庭内別居を提案して今も続いています。子供に気を遣わせてしまって
いる事に罪悪感はありますが、私自身それ以外の方法が思いつきませんでした。」
(30代女性)
普段浮気をしてなさそうに見える夫からの浮気は妻としては衝撃的でしょう。このようなケースはよくありがちですが、苦渋の決断で家庭内別居を選ぶ方もいるという事ですね。
仰るように子供への影響がやはり気になるところですが、ご自身を保つために仕方のない事なのかもしれません。
家庭内別居になるきっかけは?
さらに今回e-venzでは、家庭内別居の経験がある方にきっかけについて尋ねてみました。
Q.家庭内別居をしたことがある方へ
家庭内別居となったきっかけは何ですか?
-
【男性】
- ・「けんか」(41歳/愛知県)
- ・「コミュニケーションの不足と性格の不一致」(66歳/埼玉県)
- ・「エアコンの設定温度」(56歳/大阪府)
- ・「セックスレス」(42歳/岐阜県)
- ・「子供の不登校」(57歳/東京都)
- ・「子育てのすれ違い」(35歳/埼玉県)
- ・「親族問題」(53歳/沖縄県)
- ・「収入減」(59歳/埼玉県)
- ・「失業」(61歳/神奈川県)
男性が家庭内別居になったきっかけとしては「ケンカ」や「コミュニケーション不足」など夫婦間の問題だけでなく、「子育てに関する意見の違い」や「不登校」など子供に関連することがきっかけで家庭内別居になった方もいました。
また、収入減や失業など経済的な理由から夫婦関係に亀裂が生まれ、家庭内別居になった方も見受けられました。
-
【女性】
- ・「子供への暴力」(54歳/大阪府)
- ・「相手の浮気」(41歳/青森県)
- ・「価値観の違い」(49歳/東京都)
- ・「生活リズムの違い」(48歳/神奈川県)
- ・「夫の借金」(66歳/神奈川県)
- ・「夫が超絶モラハラだと確定したから」(51歳/石川県)
- ・「彼の酒癖の悪さ」(68歳/高知県)
- ・「生理的嫌悪」(39歳/北海道)
- ・「気持ちが冷めた」(63歳/北海道)
女性が家庭内別居に至ったきっかけとしては「不倫や浮気」「価値観の違い」という回答が目立ちました。
そのほか借金や暴力、モラハラなど相手側の問題がきっかけで家庭内別居になった方が多い傾向がありました。
家庭内別居のその後は地獄ではない
家庭内別居を良い形ですすめることができれば、自分の好きなことを優先して生活できるので、ストレスもかんじることなく幸せを感じれることでしょう。実際に家庭内別居をする前よりも仕事にエネルギーを注ぎ込めて充実した生活を送る方もいらっしゃいます。
家庭内別居を始めた頃はストレスを感じるものの、パートナーとの話し合いの中でお互いの住みやすい状況を作ることができればとても気が楽になります。
家庭内別居のやり方と上手くいくコツ
家庭内別居を継続できている夫婦は、あらかじめ生活のルールを決めています。
また、子供がいる場合はできるだけ最小限の影響で済むように、子供との接し方についても話し合っておく必要があります。
以下では、家庭内別居のやり方やコツについて解説します。
寝室や間取りは?
家庭内別居では、まず寝室を別々にするケースが多くなります。
それぞれの個室がない場合は、一人は寝室で、もう一人はリビングに布団を敷いて寝ることになるでしょう。
また、リビングをカーテンなどで仕切って簡易的な部屋を作っている夫婦もいます。
ご飯は作らない?食事はどうするのか
基本的に家庭内別居では自分の食事は自分で用意する形になります。
特に夫婦共働きの場合は帰宅時間や食事をする時間もバラバラなので、食事で顔を合わせることもありません。
妻は夫のご飯は作らずに自分と子どもの食事のみ用意し、夫は外で食事を済ませたりお弁当を買ってきて食べるパターンが多くなります。
生活費の管理
同じ家で生活している以上、お金の管理については話し合ってしっかりと決めておきましょう。
たとえば家賃や光熱費、子供の学費、保険代、車のローンなどは共用のクレジットカードで支払ったり、共用口座にお互いが振り込む額を決めておくとスムーズです。
共用口座がない場合は、家賃は夫、水光熱や保険代は妻、などのようにルールを決めてそれぞれの口座から支払うのもひとつの方法です。
休日の過ごし方
家庭内別居の場合、基本的に休日は別々で過ごします。
パートナーと同じ時間に起きたり食事を取らなければ、顔を合わせることもありません。
また、外に出ればトイレや洗面台、キッチンなどでパートナーと接触しなくて済みます。
週末は実家に帰ったり、子どもや友達と出かけるなどして、それぞれ好きなように過ごすと良いでしょう。
家庭内別居の悪い例
家庭内別居を続ける上で、どうしてもパートナーの理解と協力は否めません。無視や無関心が相手への無関心や無視など、相手に対する憎しみからくるものだと、どうしても協力的にはなれません。それこそ相手との生活が苦しくなって、同じ空気を吸いたくない・生理的に気持ち悪いと感じてしまいます。そうなればお互いの精神衛生上別居する他ないと思います。パートナーとの生活を送るためには、お互いに最低限のリスペクトは必要でしょう。
修復したい!家庭内別居中の夫の気持ちや男性心理とは?
家庭内別居をしているけど、将来的には夫婦関係の再構築を希望している女性も多いのではないでしょうか。
ズルズルと家庭内別居を続けないためには、夫の気持ちについて理解して歩み寄る必要があります。
ここでは、家庭内別居中の男性心理について紹介します。
関係修復のきっかけを見出せないでいる
妻への愛情が完全になくなっていたら、基本的には離婚を選ぶのが男性心理です。
家庭内別居という形を取りながらでも離婚をしていないのは、関係修復のきっかけが分からなくなっている可能性もあります。
家庭内別居の期間が長ければ長いほど修復のきっかけを失い、お互いにネガティブな気持ちになっているのかもしれません。
妻に話しかけて喧嘩になるのが怖い
夫婦喧嘩が絶えなくて家庭内別居状態になっている場合は、「妻に話しかけても機嫌が悪かったらイヤだな」「また喧嘩になるかも」と感じているかもしれません。
喧嘩して妻に怒られるということがトラウマになり、会話することに恐怖を感じている場合もあります。
以上、男性心理を紹介しましたが、家庭内別居の状態から夫婦関係を修復した夫婦の例も数多くあります。
再構築は簡単ではありませんが、諦めずに時間をかけて変える努力をしてみましょう。
一度は愛し合った二人なので、根気よく声をかけたり、パートナーのご飯を作ったりすることで毎日会話ができる夫婦に戻れるケースもあります。
まとめ
家庭内別居の状態が長くなると、そのまま離婚に繋がる可能性も高いのが現状です。
一方で、家庭内別居をきっかけに家事などをパートナーに負担してもらっていたことのありがたみに気付き、夫婦関係が修復に向かうケースもあります。
経済的な理由などで離婚できずに家庭内別居を選択する場合は、あらかじめ生活費の管理や子どもへの接し方、食事などのルールを決めておくことでストレスを軽減できるでしょう。