人脈は本当にいらない？

更新日： 2023年04月25日

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「起業するなら、まず人脈を確保から！」
ビジネスパーソンには必須とされる「人脈」

ところが人脈というと、
「損得だけ考えて人とつながるネガティブイメージが…」
「商品が良ければ、勝手に人が集まるから、人脈作りなんてくだらないのでは？」
「人付き合いが苦手だから、人脈なんて作れない…」

こんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか？

なにかとネガティブな印象のある「人脈作り」。
でも本当に人脈づくりは『悪』なのでしょうか？

今回は
「人脈とは何か？」
「人脈を作ることでどんなメリット・デメリットがあるのか？」
人脈作りの初心者にもわかりやすく解説します。

起業するなら知っておかないと、時間もお金も損してしまうかも知れません。

やり方も紹介しますので、この記事を読み終えたのなら、すぐにでも人脈を広げる行動に出てみたくなるでしょう。

人脈を広げて多くの人と関わることで、自分を変えていきたいならぜひご一読ください。

【アンケート】ビジネスする上で人脈はいりますか？

今回e-venzでは、男女1,000名にビジネスに関するアンケート調査を行いました！

Q.ビジネスする上で人脈はいりますか？いらないですか？

7割を超える男女がビジネスをする上で人脈は必要と回答しました。豊かな人脈を築くことで、自分のスキルアップや大きなビジネスチャンスにめぐり合える機会も多くなります。

人脈とは？

最初に伝えたいことは、人脈とは「持っていて損はない手札のひとつ」と言うことです。

起業の有無に関わらず「人脈」はあなたの助けになってくれます。

まずは「人脈」について、正しく理解して貰うために説明していきますね。

人脈の言葉的な意味

人脈とは「集団・組織の中において、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながりのこと」を表現しています。

人のつながりを、山脈・鉱脈などになぞらえた言葉です。

簡単に人脈を表現すると、「人間関係」の一言につきます。

よく「コネ」と一緒にされがちですが、似ているようで「コネ」と「人脈」は違います。

「コネ」は「取引などに手づるとして利用される便宜を図ってくれる関係」です。

一方「人脈」は「協力関係」、つまり「Win-Win関係」です。

そのため、人脈ならば「罪悪感なく繋がれる」メリットがありますね。

人脈を英語に訳すと？

「Personal relationships」または「Personal connection」となります。

なので、どちらを使っても良いようです。

比較的「Personal relationships」の方が多く使われる印象です。

英語圏で人脈情報の検索の際には、「Personal relationships」を使った方が、無難と言えるでしょう。

人脈を例えると？

よく異性と仲良くなれそうな状態を「脈がある」と表現しますよね。

「脈」には「筋をなして連なり続くもの」なる意味があります。

つまり「人脈」とは「人間関係の道筋」になるのではないでしょうか。

ビジネスで使う人脈とは

言葉としては主に「新しい顧客やビジネスチャンスを掴み取るための手札」として使われます。

とはいえ、そこは「協力関係」
お互い様ですので、「人脈」に善悪はありません。

ですが、「人脈」に悪い印象を持つ人は、特にネット上にたくさん見られますよね。

なぜそんな印象を持つ人がいるのか、考えていきたいと思います。

なぜ「人脈」が下品に聞こえるのか

Q.人脈という言葉は下品に思いますか？

やはり「損得で繋がっている関係」に見えることにおいて、多少心象がよくないのでしょう。

日本人は関係性に「清廉さ」を求める傾向があります。

なので、その傾向が強い人には、無理に理解を得ようとしない方がよいでしょう。

「人脈なんてくだらない！」と意固地になってしまい逆効果です。

また、先に説明した「コネと一緒にされている」点もあるかと思います。

「コネ」はコネ入社などの言葉でわかるように「便宜を図ってくれる関係」です。
「頼るための存在」とも言えます。

一方「人脈」は「目的を達成するための協力関係」です。
「頼るため」ではなく「助け合うため」の関係性です。

お互い助け合う「Win-Win関係」なので、罪悪感なく繋がり助け合うことが出来るため、長期的な関係性が見込めます。

人脈作りをする意味を考える

おそらくあなたは、ビジネスにおいて「人脈が大切である」ことは理解しているかと思います。

ですが、ただ「人脈が大事だ」と言われただけでは、モチベーションがあがりませんよね。

さらに、人は新しい行動には、慎重に慎重を重ねてしまい、腰が重くなりがちです。

まずは「人脈づくりをする意味」について考えてみてはいかがでしょうか。

人脈作りのメリット

人脈を作ると、新しいアイディアと見込み客・仕事が得ることができます。
最大のメリットと言えるでしょう。

一人では思いつかないことも、人と話すことで違う見地を得ることが出来ますよね。

そして、得た見地から新しいアイディアが生まれ、新しい客層・仕事と、一連の流れが生まれます。

でも、いつも一緒にいる人達だけでは、その範囲もマンネリ化してしまいます。

新しいアイディアや仕事を得るために、新しい思考は必要不可欠なのです。

その新しい見地を得るために、人脈はなくてはならないのです。

人脈作りをするようになると、人との交流を考えるようになるので、人付き合いスキルが付きます。

人の気持ちを考えることで、空気が読めて気遣いができる評価もGETです。

人脈作りのデメリット

人脈づくりのデメリットは、やはりモチベーションです。

やり方がわからないで、闇雲にやろうものなら、それはもう残念な結果の繰り返しになります。

ガツガツしようものなら避けられて、
名刺交換したなら、交換しただけで終わり。

心が折れてしまうのも無理はないのです。

精神を強く保ちち、行動を続けられる方もいらっしゃいます。

ただ、そんな努力家であっても、間違いを正すことなくそのまま突き進んでしまう方が多いです。

そうなるともう「他人の都合を顧みず、自己を押し付ける人」レッテルを貼られてしまい、目も当てられません。

あなたや身近な人に、心当たりはありませんか？

人脈がないとどうなるのか

人脈作りの失敗を繰り返すと
「もう人脈なんてなくても、良いのではないか？」
と考えてしまいますよね。

では人脈がない場合は、どうなってしまうのでしょうか。

人脈がない男性の特徴

残念なことに、大概の場合『モテない』です。

女性からはもちろん、お客さんからもモテないわけですね。

自信のなさや人間を苦手とする意識が、雰囲気や態度として外に出ていることが原因でしょう。

人は自信のある人間に、根拠がなくとも安心感を得てしまうもので、逆もまた然りなのです。

また気遣いの差も大きいですね。

人脈のない方の多くは、他者にあまり興味を示しません。

興味がないものに対して、感情を察し、気遣うなんて難しいことでしょう。

人脈がない女性の特徴

男性と違い、女性はモテないことはないです。

特に日本人においては、女性は人脈がない狭い世界で生きている方が、相手にとっては都合がよいのです。

なので、相手が「善意の人間かどうかの判別が出来ない」ので、人に騙されやすい傾向があります。

多くの人と関わり、他者を知ることで、守り固めることができるようになります。

あなたの知り合いにも、何故か変な男に好かれる女性がいたのであれば、人脈を広げるようアドバイスしてあげると、良いかも知れませんね。

人脈がないビジネスマンの特徴

当然、お客さんからモテないです。

相手のことを考えず、自分の望みだけをみている「押し付け」になってしまっています。

また名刺も「渡せばよい」とする流れ行為である認識しか持っていません。

相手のことを覚えてもいないでしょう。

例えば、あなたが商品を買うとして、「この人からは買いたくない」「もう二度と商品を売らないで欲しい」と思った人はどんな人だったでしょうか？

人脈がないビジネスマンは、無意識に人に好かれない行動を取ってしまうため、結果として商品が売れない市場価値の低いビジネスマンになってしまうのです。

人脈を広げる場所とコツ

ただ待っているだけでは、人脈はできません。
あなたの行動が必要です。

人脈を広げるには、様々な方法があります。

人脈が必要と回答した人は、実際どこで人脈を広げているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

人脈を広げる場所

Q.「ビジネスする上で人脈はいる」と回答された方へ
人脈を広げる場所はどこですか？

男女別にTOP５をご紹介します！！

男性女性共にほとんど同じ結果でしたが、４位が男性は「趣味の場」に対して、女性は「知人の紹介」という回答になりました。皆さん人脈を広げるためにいろんな方面で活動されていることがわかります。先程のアンケート結果で７割を超える人が人脈が必要と答えたこともうなずけますね。

以下では、代表的な５つを注意点含めつつ紹介します。
できそうなものから、ドンドン試してみてください。

★交流会などのイベントに参加する

趣味の同志の集まり、他業種での繋がりを求める集い、オフ会などです。

インターネットや役所等で「異業種交流会」などのイベント情報に、遭遇することができます。

リアルで探すならタウン情報紙・ハローワーク、
インターネットで探すのであれば、Facebookやこくちーず等が、探しやすいでしょう。

安値から高額、朝食から飲み会まで、多種多様の交流会があるので、自分にあったイベントを探してみるのがおすすめ。

＞＞異業種交流会はこちらからCHECK!!

ただし「実際は『男女の出会い』だけが目的」「集団圧力での勧誘活動」になっている交流会もあるので、注意が必要です。

イベント内容として記載されている情報だけでなく、前回のイベント参加者のコメントやブログをチェックしておくと見極めやすいですね。

軽い付き合いというよりも、ビジネスパートナーなどの深い人脈を作りたい人は、交流会に参加して初対面からじっくり会話してみるのがおすすめです。

もし交流会への参加経験がなくて、始めから堅苦しい交流会に参加するのに抵抗がある人は、e-venzの開催するような婚活パーティーあたりから始めるのもありでしょう。

★SNSで知り合う

情報化社会なので、TwitterやInstagram、Facebookなど、交流する手段は多種多様かつ身近です。

顔を合わせて交流するわけではないので、人見知りな人であっても、安易に手が出すことが出来ます。

また、SNSの多くが無料かつ交流を推進したものなので、軽い気持ちで始めるには十分です。

ただ、お互いに見えないだけあって、相手は気軽に騙してくることもあります。

詐欺まがいのビジネスに巻き込まれてお金や時間をとられることも、よく聞く話です。

正しい情報を得るには、数をこなす必要があるでしょう。

先人の情報もなかなか見付かりづらいので、仲間を作らない限りは、自分で判別手段を得る他ありません。

簡単であり、難しいものが、SNS人脈術です。

次々に行動を重ね、人脈がある程度広がってくるまでは、騙してくる人に気をつけながら活動を続けていく必要があります。

★マッチングアプリで知り合う

マッチングアプリ・出会い系アプリはよく知られていますが、実は「ビジネスマッチングアプリ」も存在します。

「yenta」「fatch」「LinkedIn」などが有名どころでしょうか。

他者からのアクションを待つのではなく、自らアクティブに動いていくことが大切です。

多くがビジネスパーソンなので、行動したとしても基本的には待ちが多くなります。

注意点としては、お金と時間をかけても「必ずしも目的に合致した人に出会えるわけではない」ことでしょうか。

目的に合致するアプリを使い、人気ジャンルに絞らないと、会いたい人物像にたどり着くのは、なかなか難しいとされています。

また、作っておいて放置している休眠ユーザも多くいるので、必ずしも返信が来るとは思わない方が、精神的に負担が少なくて済みますね。

もし、あなたが探している人物像が、人気ジャンルに該当するのであれば、試してみて損はないでしょう。

Yenta – イェンタ

fatch

LinkedIn

★知り合いや友人からの紹介を受ける

友人の紹介なら、お金も時間もかかりません。

自分の目的も理解してくれている友人なら、その旨をふまえた、とてもいい縁を結んでくれることでしょう。

一方、友人の縁は、友人の顔を立てることを常に意識しなくてはなりません。

あなたへの評価が、友人の評価になりえます。

そして、もし紹介して貰った相手とうまくいかなかった場合、最悪、友人をも失う可能性を秘めています。

このように、お互い紹介者である友人を意識していることは、メリットともデメリットとも言えましょう。

少しでも不安があるのであれば、「最終手段」にしておいた方が無難です。

★サークルやコミュニティなどに参加する

サークルやコミュニティは、最初から目的が明確です。

目的意識がハッキリした人々の集まりに参加すると、会話が弾みやすく縁になりやすいです。

意識が向上し、自分を高めることが期待できます。

参加するには、学生なら学校で、社会人ならSNSや役所で、情報が見付かります。

ただし、特に学生主催でありがちなのが「表向きは」があることです。

著者である私も参加してみてから本来の目的を知り、衝撃を受けたことがあります。

対処法としては、以前の参加者の情報を探し、実情を把握し見極めることが大切です。

身を守るためにも、善意か悪意かにくれぐれも注意してください。

サークルやコミュニティは、人を見る目さえ養っておけば、質の良い人脈を大量にゲットできるチャンスを用意してくれます。

人脈を広げるコツ

ガツガツしすぎても嫌われますが、ゆるくしすぎても悪意に飲まれます。

人脈形成の場であっても、誰もが皆「Win-Win関係」を求めている訳ではないのです。

まずはアンケート結果から見ていきましょう。

Q.「ビジネスする上で人脈はいる」と回答された方へ
人脈を広げるコツを教えてください。

皆さんそれぞれのコツがあるようですね。以下では具体的に５つのコツについて解説します。

人脈作りの代表的なポイントを抑えて、ぜひ効率よく、効果的な人脈を作り出せるようになってください！

★名刺交換だけで終わらせない

誰もが経験したことのある名刺交換。

よくやってしまうのが「名刺を交換しただけで終わること」です。

目的が「自分と相手の名刺を交換する行為」になってませんか？

名刺交換の本来の目的は「人間同士、直接顔を合わせてお互いを確認し合うこと」です。

なので、次に繋げなければ、いくら名刺交換をしてもただ紙切れを交換しただけになってしまいます。

多くの人が渡した相手、渡された相手のことを、覚えていないものです。

キチンと相手を認識し、相手に認識して貰うことを意識しましょう。

ポイントは、雑談をすることで相手に印象を残し、逆に相手のことは名刺にメモをして記憶すること。

「次がある」という意識を相手に強く残し、長期的に見たその場限りではない人脈を作っていきましょう。

★自分の安売りをしない

誰しもが、「相手に気に入られよう」と思うと、自分を下げてしまいがちですよね。

でも実は、自分を卑下することは、人とつながることにおいて「逆効果」です。

相手は自分をせいぜい「短期的に利用する相手」くらいにしか見なくなってしまいます。

「あからさまに、持ち上げてくる人」「自身のことを卑下してくる人」と長期的な取引をしたいと思うでしょうか？

本当にあなたがしたいことは「あなたにとって、うまみのある人間ですよ」と相手に認識してもらうことのはずです。

自分を安売りしてしまうと、人脈は作れても薄い関係値にしかならない可能性があるので、注意が必要です。

★win-winの関係を目指す

人脈とは「協力関係」です。

依存するだけでは、相手に負担を強いているだけであることを認識してください。

お互い助け合う関係性でなければ、1回限りで切り捨てられても文句は言えません。

「利用してやろう」なる気持ちは空気に出るものなので、人脈作りの経験が深い人ほど、離れて行ってしまう可能性があります。

仮に相手があなたが尊敬・敬愛する人間であったとしたら、どういう行動をするかと考えて、言動することが理想です。

キチンと相手に、自分と相手の利益・不利益を提示し、話あえる関係性を築いていきましょう。

★長期的に付き合える関係にする

「契約できても1回限り」「次に繋がらない」
そんな人は信頼が築けていない可能性があります。

それはあなたから、契約期間だけのビジネスライクな空気しか感じられていないことが、原因かもしれません。

あなたが今現在「長期的な関係をもつ人」を思い浮かべてみてください。

相手に対して、自分はどんなことをしていますか？

まずは「自分が長期的に付き合うことを意識しておく」ことで、相手から信頼されやすくなります。

★できるだけ明るいキャラクターになる

人間は、高いところから低いところに意識が引っ張られてしまう傾向があります。

そのため、出来る人間は「暗い人間」「卑屈な人間」をそばに置きません。

もしあなたが「自分自身を暗い」と感じているのであれば、明るくした方が人脈につながることでしょう。

かといえ、無理に明るくする必要はありません。

無理をすると、無理がたたってしまい疲れてしまいますし、いずれ空気として出てしまいます。

まずは、あなたの近くからネガティブなものを遠のき、ポジティブな生活を心がけましょう。

そして毎朝、鏡の前で「にこっ」と笑ってから、1日を始めるようにしてみてください。

それだけで、明るい空気に変わっていきます。

タダですし時間もかからないので、何もしないよりは試してみて損はないですよ。

番外編：人脈が広がる仕事もしくはバイトは？

これまで人脈が広がる場所やコツについて詳しく解説してきました。
以下では番外編として、人脈が広がる具体的な仕事やバイトをランキング形式でご紹介していきます。

Q.「ビジネスする上で人脈はいる」と回答された方へ
人脈が広がる仕事もしくはバイトを教えてください。

このランキングの中には入れていませんが、
「どんな仕事でも人脈に広がる可能性がある」と回答された人も多くいらっしゃいました。

たしかに、目の前に出会いの場があったとしても、人脈開拓に繋げられるかは最終的には自分次第です。しかし、生活している中で人脈につながる場所がたくさんあるというだけでも可能性が広がりますね。

まとめ

この記事では人脈を作るにあたって重要な考え方、具体的な方法を詳しく解説してきました。

今までは「人脈なんて…」としていたとしても、自分の可能性を感じられたのではないでしょうか。

自分で決めた起業だとしても、自分一人でビジネスをやっていくことに、孤独感や不安を感じている人もいるでしょう。

日本は起業する人が少なく、また『起業する行為』自体が一般的ではありません。

家族・友人を含め周囲の人たちに理解されない場合も多くあります。

また現代は、色々なウワサ・情報が飛び交う社会です。
正しい情報を手に入れるのが、とても難しい状況になっています。

人脈を駆使し「仲間」を作ることこそが、孤独感を解消・情報交換において、最短の解決の糸口といえるでしょう。

一個人としても、起業するにあたっても、人脈や仲間の存在はとても有意義なもの。

あって得はあっても損などありえません。

最初の一歩は軽さが一番！
迷っているならまずは、下記のような交流イベントに参加してみることから始めてみましょう。

ぜひ、あなたが理想の人脈を手にして、ビジネスパートナー・人生のパートナーともに最高の存在に出会えることを願っています。