福島県福島市「マリッジサポーター」

更新日： 2023年04月25日

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次々と変異株が出現するコロナ禍で未だに気軽に合コンや婚活パーティーに行けない世の中だが、 福島市が少子化・晩婚化の社会問題を解決する為に「マリッジサポーター」という婚活支援のボランティア団体を設けているのはご存知か。
「マリッジサポーター」 は結婚を希望する男女に対して、出会いから結婚までサポートする活動を行っている。 「マリッジサポーター」のサービスを受けるには、独身証明など身分証明をした上で無料で登録が出来る。
今回編集部は「マリッジサポーター」について取材した。

ー宜しくお願い致します。 「マリッジサポーター」 からはどのようなサポートが受けられるのですか？

担当：『マリッジサポーター』は婚活されている方々に、お見合いや婚活イベントを開催しております。また、婚活に関するお悩み事の相談も無料で承っております。 市の事業なので登録料・入会料・お見合い料・成婚料もかかりません。
『マリッジサポーター』は福島市が認定したボランティアスタッフになりますが、 結婚相談所での勤務経験がある方も『マリッジサポーター』として在籍しています。

ー無料でこれだけのサービスは有難いですね！どれくらいの方が登録されているのですか？またどんな方々がいらっしゃるのですか？

担当：男性78名、女性62名の合計140名の方々がいらっしゃいます。(2021年12月1日時点)
年齢層は、真剣に結婚について考えている30代の登録者が5割以上です。また福島市内だけでなく、福島市外の方(※福島市に移住を考えている方限定)も登録されています。 3分の1の登録者は、福島市の近隣の自治体にお住まいで今後福島県への移住を見据えて婚活している方になります。
相談者の男女比は、約5:5なので男女ともに出会いを見つけやすいです！

ー県外の方も多いとのことですが、福島県で婚活するメリットはありますか？

担当：福島市は新婚さんへの補助金制度が充実しています。令和3年から福島市では新婚生活を応援するために、新婚世帯の住居費と引越費用の補助金制度が設けられました。賃貸住宅実支出額のうち15万円まで、住宅取得実支出額のうち30万円まで、引越費用の実支出額のうち15万円まで、家賃支援月額2万円まで(最長36か月)補助金が受けられます。
支援対象者の条件(一部)は、

となっています。
補助金のおかげか、結婚して福島市に移住する方も増えています。

福島市は子育てにも力を入れています。
福島県はお子様の医療費が18歳まで無料です。県庁所在地なので、ほどよく便利でありながら自然が身近です。子育てをするには非常に住みやすい場所だと思います。

ー 「マリッジサポーター」の婚活支援を受けるにはどのような手続きが必要ですか？

担当：
①まず、福島市役所定住交流課にご連絡頂き、 面談を申し込みます。電話で申し込む方法とインターネットで申し込む方法とがあります。電話での申込みは、平日の午前8時30分から午後の5時15分までとなっています。
②次に『マリッジサポーター』と面談を行います。
③それから、相談者様の登録手続きを進めます。
ご登録には、

が必要になります。
写真はできるだけプロに撮影していただいたものが好ましいです。
④手続きが済みましたら、結婚相談やお見合いなど活動開始になります。

ーお見合いはどのように行うのですか？

担当：『マリッジサポーター』にご相談頂きますと、無料でお引き合わせ（お見合い）をすることが出来ます。マリッジサポーター同席で顔合わせを行い、お互いが気に入れば連絡先交換となります。
注）全ての方がお引き合わせできるとは限りません。

ー婚活イベントはどのようなものがあるのですか？

担当：年代別にトークやゲームなどお互いを知ることが出来るイベントがあります。 イベントの内容については、ただの婚活パーティーではなく、誰でも気軽に参加できる、体験型のイベントが比較的メインになっていますね。
最近だと、さくらんぼ狩りをしながらの婚活イベントや、カヤック体験をしながらの婚活イベントを行いました。
他にも、ふくしまアリーナでのスポーツイベントや(2020年12月19日開催)、渡利学習センターでのXmas party（2020年12月6日）、旧佐久間邸での竹灯籠づくり(2020年9月19日開催)など様々なテーマに合わせた企画の婚活パーティーで多くのカップルを生みだしています。
参加費は男性1,000～3,000円くらい、平均参加費は男性2,000円女性1,000円です。

ークリスマスが近いですが、何か近々にイベントはございます？

担当：12月18日(土)に福島市『マリッジサポーター』と福島市スポーツ振興公社がコラボして福島トヨタクラウンアリーナ（国体記念体育館）で『スポ婚IN福島トヨタクラウンアリーナ』イベントを行います。
内容は、 自己紹介を兼ねた簡単なゲーム、バレーボールなどのスポーツ、更にクリスマスが近いので、プレゼント交換会も実施します。 男性は女性、女性は男性に向けて、各自1,000円程度のプレゼントをお持ち頂きます。
お申込締切は12月8日（水曜日）まで。男女12名様ずつ募集しておりまして、それ以上のお申込みがあった場合は参加される方を抽選で選ぶことになり、抽選結果は12月9日（木曜日）に応募された全員の方にメールにてご連絡致します。

ー楽しそうで、料金もお手頃ですね！イベント以外の婚活のやり方はありますか？

担当：『レター婚活』という名前通り、お相手との文通を続けて仲良くなろう、という婚活方法を取り入れております。

レター婚活は、NHKの連続テレビ小説「エール」主人公のモデルにもなった、古関裕而（こせき ゆうじ）氏が福島出身であることから始まりました。ドラマの中でも、彼の妻・音と文通のやり取りで心を通わせるシーンがあります。
引き合わせや婚活の場合、どうしても相手の条件というか、容姿、年収や年齢に目が行きがちになりますが、レター婚活では、文通を通じてゆっくりと長期的に関係を築き上げて、その人の内面に触れることが目的です。その為、『レター婚活』ではお互いの写真も見せあうことはせずに、レター婚活用のプロフィール(ニックネーム・年齢・自己PR・ 旅行に行った際の風景や好きな食べ物などのお気に入りの写真 )のみ公開して文通相手を選びます。
実際に会う前に手紙でのやりとりをすることで、スムーズに話が進むこともあるかと思います。

ーなるほど、興味深い制度ですね！「マリッジサポーター」登録されている方で、実際にどのような方が成婚されていますか？

担当：男性は、

女性は、

ですね。

ー「マリッジサポーター」に関して、利用者さんからの評判はいかがですか？

担当：有り難くも好評です。
これまでご縁に恵まれず悩んでいた方が、担当『マリッジサポーター』からの勧めでイベントに参加してみたら良い出会いがあり、出会われてから1年以内にご結婚されたケースもありましたが、自分のことのように嬉しく思います。

ーありがとうございました！

福島県福島市の「マリッジサポーター」は自治体の婚活のみならず新婚世帯への補助金など具体的な支援相談などのサービスを無料で親身に受けられる大充実のサービスなようだ。
現在、婚活中の方、福島市での結婚を考えている方は是非まずは窓口に相談してはいかがだろうか。