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不倫のきっかけは?W不倫の出会いのパターンや心理・不倫の兆候、再構築&離婚の方法を徹底解説

不倫のきっかけは?

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あなたの身の回りに、不倫をしている人はいますか?
当人たちは「うまく隠せている、誰にもバレていない」と思っているかもしれませんが、実は周囲にはバレている…というパターンはよくあります。特に女性は男性の浮気・不倫に気づきやすいと言われており、もしかしたら証拠を集めるために泳がされているだけかもしれません。

この記事では、そもそもなぜ不倫が始まってしまうのか、不倫の「きっかけ」や不倫をしている人の心理状態・気持ちについて詳しく解説します。

また、不倫がわかった後に夫婦関係をどうするべきか、再構築や離婚に至るまでの過程についてもそれぞれの流れや対処法を見てみましょう。

この記事の監修者

目次

不倫のきっかけとは?不倫が始まる良くある7つのパターン


不倫が始まってしまうきっかけは何なのでしょうか?

よくあるのが「遊びのつもりが本気になった」「好きな気持ちが止められなかった」といった理由です。人によって不倫のきっかけはさまざまですが、好き好んで不倫という関係を始める人はあまりいないでしょう。

不倫が始まってしまうシチュエーションや出会い方など、よくある7つのパターンをまとめてみました。

パターン①職場不倫(社内恋愛)

1つ目のパターンは、職場恋愛です。

出典:https://www.value-press.com/pressrelease/234085

株式会社プレスマンが行った不倫経験者の女性を対象としたアンケート調査によると、不倫相手と出会った場所を「職場」と答えた人は52.2%にものぼりました。

一日の大半を職場で過ごしている人が多い社会人は、家族よりも会社の人と過ごす時間が長いということも珍しくありません。仕事を通して話し合いをしたり、食事に行ったりするうちに距離が縮まって、自然と恋愛感情が芽生えても不思議ではないでしょう。

実際、社内恋愛で交際したり結婚したりする人も多いように、最初はそんなつもりはなくてもお互いに好きな気持ちが生まれてしまい、職場不倫に発展してしまうケースが多くみられます。

さらに、自ら進んで不倫をする人の中には、人のパートナーをとって優越感を得たり家庭を壊すことに快感を得たりする人がいるのも事実です。

職場不倫の中でも、お互いの立場によって恋愛感情が芽生えるシチュエーションやきっかけは異なります。そこでここでは、「上司と部下(先輩・後輩)」「同期・同僚」などの4つのケースに分けて、それぞれ不倫が始まるきっかけを見てみましょう。

職場不倫①会社の上司と部下、先輩と後輩

職場不倫ひとつめのケースは、会社の上司と部下、もしくは先輩と後輩という関係です。

会社の中で特に接する機会が多い直属の上司や先輩は、会社のルールや仕事を教えてくれるため二人で過ごす時間が長いと言えます。時に叱られるようなこともあれば、二人で残業をしたり、取引先に二人で向かったり食事をしたりするなど、仲が縮まるのにそう時間はかからないでしょう。

また、同じプロジェクトを一緒に終える達成感を共有したり、仕事でピンチのときに助けてくれたりするなど、相手のことを好きになるきっかけも多いと言えます。

やり取りをしたり一緒に行動したりすることも多く、物理的な距離が近いということも不倫に至ってしまうきっかけができやすくなります。

職場不倫②同期・同僚

2つ目の職場不倫のパターンが、同期・同僚です。

上司よりも気を遣わず仲良くなりやすいこと、一緒に仕事に取り組んだり飲み会に行ったりする機会も多いことなどが理由として挙げられます。


異性であっても同期・同僚であれば自然に連絡を取り合いやすく、配偶者にも関係がバレにくいと言えるでしょう。同期という間柄だからこそ言えることや相談できることもあり、親密な関係になるのに時間はかかりません。

職場不倫③社内の飲み会

会社の飲み会でも、職場不倫が始まる可能性はあります。

お酒が入ること、普段とは違う一面を見られること、物理的な距離が近づきやすいことなど、ときめいたり気持ちが揺らいだりする可能性は十分に考えられます。

お酒の力を借りて、積極的に異性と距離を縮める人がいるかもしれません。もともと好意を持っている相手であれば、そのまま流されて不倫関係が始まってしまうこともあるでしょう。

職場不倫④取引先の担当者

職場不倫の中には、社内だけでなく取引先や関連会社の人と関係を持つケースもあります。顔なじみの担当者と仲良くなっていき、不倫関係に陥ってしまうという可能性は十分に考えられるでしょう。

このように、職場不倫にはさまざまなパターンがあり、中には夫婦ともに同じ職場にいるにも関わらずこっそり不倫を始めるという人もいます。

そして当の本人たちは周囲にはバレていないと思っていても、意外とわかるものです。喋り方や二人で行動する頻度、雰囲気の変化などを感じ取り、噂になるケースもあるでしょう。その噂が巡り巡って配偶者の耳に入ることもあります。

いずれにしても、職場内の不倫はさまざまなケースの中でも特に多いと言えます。もし職場不倫が周囲にバレてしまった場合、それが業務に何らかの支障をきたしていた場合には、減給や左遷、懲戒解雇などの処分が下される可能性もあります。特に、業務時間内に仕事を投げ出して二人で会っているなどの場合は、重い処分になるでしょう。

パターン②同窓会での再会

次のパターンは、同窓会で昔の同級生に会うことです。

昔好きだった相手がやって来た、久しぶりに会った同級生が見違えるほどカッコよく・美人になっていた…というシチュエーションはよくあります。こちらでもまたお酒が入って気分が盛り上がり、なし崩し的に不倫が始まってしまうということはあるでしょう。

小学生や中学生のときはやんちゃな子どもだったのに、年月が経って大人になると大変身を遂げていたという人は少なくありません。不倫のきっかけになりやすいといえるでしょう。

パターン③元カレ・元カノなど元恋人との再会

非常に多いパターンとして、元カレ・元カノと再会して不倫が始まるということも挙げられます。

一度は関係を持った相手のため、再会したときにも当時のように気兼ねなく話せるという人も多いのではないでしょうか。たとえ喧嘩別れだったとしても、月日を経て再会したときに「久しぶり」「元気だった?」とお互いにスムーズに話ができる人もいるでしょう。

お互いに話を聞いているうちに距離が縮まり、再び関係を持ってしまう…というケースはよく見られます。

パターン④子供の幼稚園・保育園の先生や習い事のコーチ

意外にも多いのが、子どもが通う幼稚園・保育園の先生や、習い事のコーチ・先生と関係を持つというパターンです。

幼稚園や保育園の先生は女性が多いため父親と、習い事のコーチは男性が多いことから母親とそれぞれ不倫に至るケースが見られます。短時間ではあっても日々顔を合わせること、子どもに関する情報交換をするなど共通の話題があるため、距離を縮めやすいと言えます。

先生(教職員)という立場からなかなか不倫に至る人はいないと思われますが、残念ながら保護者と関係を持ってしまう先生やコーチはいるのが現実です。

もちろん、不倫関係にあることが発覚してしまった場合は大きな問題になります。園や学校との信頼関係が崩れ、転園や転校、先生の辞職といった結末を迎えることになるでしょう。

パターン⑤ママ友・パパ友

幼稚園や習い事の先生だけでなく、子どもを通じて知り合ったママ友やパパ友と関係を持ってしまう人もいます。

こちらもまた送迎の際に顔を合わせることが多かったり、お互いの家が近所だったりすることで出会う機会が多く、距離を縮めやすいと言えるでしょう。

もちろん近場で会うとバレてしまう可能性は高く、非常にリスクも高い関係です。ただ、子どもに関するやり取りをするという理由からお互いの連絡先を交換しやすく、カモフラージュしやすいと言えます。

この関係の不倫は双方が既婚者、いわゆる「W不倫(ダブル不倫)」をしているケースが多いため、万が一不倫していることがバレた場合には大きな騒動になることは間違いありません。お互いの夫婦間の問題だけでなく、子どもをも巻き込む可能性があるからです。

パターン⑥SNSや出会い系サイト・マッチングアプリ

6つ目のパターンは、TwitterなどのSNSや出会い系サイトなどネットを介したきっかけです。

スマホひとつで、すき間時間に利用できるSNSやアプリは、自分の知らない人と出会える場でもあります。実際にSNSやアプリを介した出会いによって交際に発展する人は多く、決して珍しいものではなくなりました。これと同様に、ネットでの出会いをきっかけにした不倫をする人も増えていると言えるでしょう。

パターン⑦行きつけのお店の店員さん、ナンパ、友人の結婚式、習い事など

ここまで紹介した不倫を始めるパターンの他にも、さまざまなきっかけがあります。

  • 行きつけのお店の店員
  • 友人の結婚式
  • 習い事、社会人サークル
  • ナンパなど

自分の「行きつけ」のお店を持っている人、たとえば一人でふらっと仕事帰りに寄りやすいカウンターのある居酒屋などが挙げられます。毎日のように同じ店に寄ってから帰宅するという人の場合、店員さんと仲良くなって「常連さん」と認識されることもあるでしょう。

このように、繰り返し顔を合わせることで次第に仲良くなり、連絡先を交換したりプライベートで会ったりする関係になる可能性はゼロではありません。

最初は「お客さん」と「店員さん」という関係であったとしても、何度も顔を合わせるうちにお互いに興味を持ったり好意を持ちやすくなったりする「単純接触効果」が得られることがわかっています。

他にも、子どもではなく自分自身が通う習い事や社会人サークルも出会いの場です。ジムやダンス教室、英会話教室などに通う大人は多く、これらの習い事は一度に複数人の人と出会いやすいという特徴があります。

「妻が、大手習い事の講師と、レッスン外で会っている証拠を見つけました。
証拠といっても肉体関係の証拠ではなく、恋愛的な手紙です、なので慰謝料は難しいと考えています。
持ってる証拠で可能な、相手にダメージをできるだけ与える行動を考えていて
とりあえず習い事の職場、責任者にクレームを入れようと思いました。
「ここの講師と妻がレッスン外で会っている事で、家庭が壊れた。弁護士への相談も検討してるが、大事にしたい訳では無いので、この講師について、なにか対処してもらえないか」
とクレームつけるのが適切でしょうか?」

引用元:Yahoo!知恵袋

友人の結婚式で出会った人と意気投合するというケース、街中で声をかけられたケースなど不倫のきっかけはさまざまですが、あらゆる「出会い」が不倫につながる可能性を持っていると言えるでしょう。

既婚者なのに浮気・不倫する原因は?不倫する人の心理・理由とは


配偶者がいる既婚者という立場にも関わらず、人はなぜ不倫をしてしまうのでしょうか。

どんな理由があっても、不倫をしてしまうことは決して良いことではありません。不倫をする前に夫婦間で話し合いをしたり、関係改善もしくは夫婦としての関係を終える手続きなどを進めたりするのが本来すべきことだと言えるでしょう。

不倫に走ってしまう理由は人それぞれですが、ここからは不倫をする人の心理について、5つの理由を解説します。

心理①家庭内がうまくいっていない、仮面夫婦

1つ目の理由として挙げられるのが、「パートナーとの関係がうまくいっていない」ことです。

結婚していつも一緒にいると、恋人のときよりお互いに思いやりを持てなくなってしまったり、関係が少しずつ変わってしまったりすることもあるでしょう。会話が減ってしまう、夫婦として一緒にいる意味を見出せなくなる…などが挙げられます。反対に、結婚してから配偶者からの束縛が激しく、嫉妬や監視がつらいという理由をあげている人もいます。

また、夫婦関係の修復が難しいところまで来てしまった、いわゆる「仮面夫婦」の家庭も不倫に走ってしまう理由の一つです。夫婦間での会話がまったくなく、家に帰りたくないといった声が上がることもある仮面夫婦は、その関係に嫌気がさして外に癒しやときめきを求めてしまうのが理由と考えられます。

>>仮面夫婦とは?特徴や家庭内別居との違い、メリット・デメリットや子供への影響、離婚の流れを徹底解説

心理②何らかのストレスが溜まっている

パートナーに対して、そして自分自身のことや子どものこと、仕事など、何らかのストレスが溜まったことで自分の欲求であるフラストレーションが高まり、不倫という方法でストレス発散をしてしまう人もいます。

何らかのストレスを抱えており、むしゃくしゃした状態で半ばやっつけ気味に不倫に走ってしまったという人も多くいます。普段では考えられない思考回路になってしまったり、頭では悪いことだとわかっていながら不貞行為をしたりするなど、ストレス発散や現実逃避をするかのように不倫を始めてしまうというケースもあります。

心理③セックスレス、パートナーでは満たされない

不倫をしてしまう多くの原因に挙げられるのが、セックスレスです。夫婦として、男女としての関わりが持てなくなってしまうと、身も心も寂しさを感じ、他の人で埋めようとすることがあります。

そもそも夫婦の営みがないセックスレスだけでなく、セックスの機会はあってもパートナーでは体が満たされないということもあります。つまり、体の相性があまり良くない、満足できないということです。

結婚すると関係を持つのはパートナーのみ、それ以外の人と関係を持ってしまうと不貞行為になることは広く認識されていますが、性欲が満たされないことに対して大きなストレスを抱えてしまう人は少なくありません。

夫婦のセックスによってお互いの体は満たされているかどうか、そしてお互いの心も満たされているかどうかが重要です。

心理④ドキドキしたい、ときめきや刺激が欲しい

結婚生活につきものなのが、マンネリ化です。結婚した当初は一緒に生活ができる嬉しさを噛みしめたという人も、月日が経つとそんなときめきを感じることもなく、淡々と日々を過ごすことが多いのではないでしょうか。

異性に対するドキドキやときめきをまた感じたい、そんな思いから不倫に走ってしまう人は実際にいます。

心理⑤単純に他の人を好きになってしまった

職場不倫でよくあるのが、家庭に特に大きな不満を持っているわけでも、決してセックスレスで悩んでいるわけでもないけれど、相手のことを「好きになってしまった」という理由です。

「好き」という気持ちは自分ではなかなかコントロールしづらいものですが、多くの人はその気持ちを理性でストップさせています。しかし中には気持ちを抑えきれず行動にうつしてしまい、不倫を始めてしまう人も少なくありません。

特に職場不倫のように、毎日のように相手と顔を合わせるような環境であれば、気持ちを抑えるのは難しいと言えます。

たとえ相手が既婚者だとわかっていても好きな気持ちは抑えられないのが人間です。しかし、その気持ちを貫きとおすため、関係を持つ前に離婚する、きちんと清算するという決断をする人はごくわずかです。

もしかしてパートナーが不倫してる?浮気・不倫の5つの兆候


不倫が発覚するとき、まったくそんな気配もなかったのに…と驚く人もいれば、「やっぱりクロだった」と以前から薄々気づいていた人もいるでしょう。

「もしかして浮気(不倫)してる?」と疑いの目を向けるような兆候とは、いったいどのようなことでしょうか。ここからは、パートナーが不倫していることに気づいた人が感じた経験の多い「浮気・不倫の兆候」を5つ紹介します。

兆候①スマホを離さない、着信やLINE通知を気にしている

1つ目の兆候は、以前に比べてスマホを手放さない、スマホを触る時間が増えたことです。

いつも以上に着信やLINE通知を気にしている、家の中でもどこに行くにもスマホを肌身離さず持っているなど、スマホ関連の変化は多くの人が感じる不倫の兆候と言えるでしょう。

スマホを見ても良いことはないとよく言いますが、疑いの目を持って相手のスマホを見るときには、相応の覚悟が必要です。もし不倫しているような証拠が得られなかったとしてもモヤモヤは残る上、相手を疑ってしまった罪悪感が残ります。

スマホ関連では他にも…

  • ・予測変換
  • ・マッチングアプリ
  • ・ネット(ブラウザ)の履歴
  • ・SNSのDM(ダイレクトメール)

など、通知やLINEの内容以外にもさまざまなところで疑えるポイントがあります。

兆候②残業や飲み会と言って帰りが遅くなることが増えた

2つ目の兆候は、帰りが遅くなったり出かけたりする機会が増えることです。

いつもなら仕事が終わったらまっすぐ帰ってきていたのに、いつからか残業が続くようになった、飲み会の回数が増えたといった変化があらわれます。

休日に家族で出かける予定を立てていても突発的に仕事や急用が入ったなどと言って一人で出かけるなど、これまでと明らかに違うスケジュールで行動しようとするのが特徴です。

しかし、実際には給与明細を見ても残業手当がついていない、徐々に外出頻度が高くなっていくことで疑いの目を向けられて不倫していることが発覚してしまいます。

兆候③服装や髪型、外見を気にするようになった

3つ目の兆候は、見た目を気にするようになることです。

これまで家族で出かけるときは特にこだわりもなくいつも似たような服装だったのに、あるときから服を新調する、美容院に行ったり髪をセットしたりするなど、特に思い当たるきっかけもないのに見た目の変化があった場合は要注意です。

他にも、ジムに通い始めたり自宅で筋トレを始めたり、今までとは違うテイストの音楽を聴き始めたりする場合も注意したほうが良いかもしれません。

兆候④いつもとは違う匂いがする

4つ目の兆候は、いつもと違う香りを感じることです。

パートナーが家に帰ってきたときにいつもと違う香りを感じたことで不倫を疑い、発覚したというケースは多く見られます。

香りが移る原因は不倫相手の家で衣服を洗濯した、ホテルに寄ってシャワーを浴びてきた、香水のついた相手を抱きしめるなど接触したなどが挙げられます。いずれにしても、物理的な距離が近くなければそう簡単には人の香りが移ることはありません。

また、不倫相手が存在を気付いてもらうために、わざと自分の香水を衣服につけるという挑発的な行為をするケースもあります。

兆候⑤予定をしつこく確認してくる

5つ目の兆候は、家族の予定をしつこく確認してくることです。

いつなら不倫相手に会えそうか、不倫相手との旅行計画を立てるために妻や子供が実家に帰省するのはいつか知っておきたいなど、早く不倫相手に会いたいがために予定を確認してきます。

最悪のケースとして、配偶者が自宅に居ない時間を見計らって浮気相手を呼ぶということもあります。

パートナーの不倫が発覚したらどうする?対処法と流れを解説


もし、パートナーが不倫していたことがわかったらどうすれば良いのでしょうか?

ただただショックを受ける人、何も手につかなくなってしまう人、怒りの気持ちに燃える人など、反応はさまざまです。そこからどのように行動すれば良いのか、即決できる人は少ないでしょう。

どのような道を選ぶとしても後悔しないよう、ここからは不倫が発覚した後の行動について流れを詳しく解説します。

①不倫の証拠を集める

まずは、不倫の証拠を集めるところから始めましょう。

夫婦で話し合いをするにしても、離婚をするにしても、いずれにしても不倫の証拠がなければ話をはぐらかされてしまうかもしれないからです。


おかしい、不倫しているかもと思ったときに多くの人が真っ先に見るのが、スマホです。

配偶者のスマホをこっそり見ることに対して「プライバシー侵害」と反論されるケースもありますが、実際に損害賠償請求をしてくるようなことはごくまれです。スマホを盗み見て得られたLINEのトーク履歴やツーショット写真といったデータは、裁判所も証拠として採用することが多いでしょう。
参照:岩熊法律事務所

配偶者が本当に不倫をしていた場合、スマホを見ることでつらい現実を突きつけられることもあります。人によっては心を病んでしまい、仕事や育児・家事が手につかなくなってしまうこともあるでしょう。

ただ、上述のとおり証拠がなければ相手が不倫したことを認めず話し合いにならなかったり、慰謝料請求ができなくなったりする可能性があります。どのような結論を出すにしても、不倫がわかったらまずは証拠を集めておきましょう。

「そういえば、母に話した時に絶対に慰謝料もらいな!って念を押されたんだけど…
不倫女のフルネームしか分からない。電話番号か職場を知るにはどうすればいいのやら。
旦那は知らないって言い張るし。知ってても言わないだけかもだけど。
再構築するなら諦めるしかないのか?」

中にはこのように、不倫相手の詳細がわからず慰謝料請求ができるかわからないというケースもあります。

具体的な証拠の集め方や、どんなことが証拠として扱われやすいかは詳しく後述します。

②夫婦で話し合いをする

配偶者が不倫している証拠が集まったら、夫婦で話し合いをしましょう。

きちんと話ができるか不安な場合や、逆上されて身の危険を感じるような可能性がある場合には、信頼できる共通の友人や両親など第三者に同席してもらったり、ファミリーレストランやカフェなど自宅以外の場所で話したりするのがおすすめです。

また、話し合いの内容については「言った・言わない」を防ぐためにも必ず録音しておきましょう。

  • 不倫の有無
  • 事実確認
  • 今後のこと
  • 約束事

夫婦間によって内容は異なりますが、ざっくりとこの4点を話し合います。まず、話を切り出したときにきちんと不倫していたことを認めて、謝罪するかどうかが重要なポイントです。ごまかしたり、逆ギレしたりするなどなかなか認めなかったり責任転嫁したりする場合は、先に集めておいた証拠を少しずつ提示する必要があります。

不倫を認めたら提示した証拠についての事実確認や、いつから・不倫関係になったきっかけ・会うペースや場所といった詳細を聞きながら、さらなる証拠として録音しておきましょう。

また、さらに重要なのは今後、「未来」についてです。不倫相手との関係を清算してこれから夫婦としてどうしていくのかを話し合います。

③再構築の場合はルールを決める

夫婦としてこれから再構築を図る場合は、再び不倫を繰り返すことのないように誓約を作ったり、提出はしなくても離婚届に記入してもらったりするなど、何らかの制裁を科すケースが多く見られます。

再構築に向けたルール作りは家庭ごとにまったく違います。ルールを作らないというところもあれば、期限を決めて夫婦で再構築に臨むというところもあるようです。

いずれにしても、再構築は簡単にできるものではありません。不倫された側は不倫発覚時のショックがよみがえる「フラッシュバック」に苦しんだり、配偶者のことをなかなか信じられなくなったりするなど、罪悪感に苛まれてしまいます。

また、不倫をした側も簡単に信用を取り戻すことはできず、一挙手一投足に悩むこともあるでしょう。夫婦間で決めたルールを守って真摯に向き合い、信用されるために取り組んでいれば次第に少しずつ関係性が変わっていくでしょう。

もちろん、「やっぱりダメだった」「いつまで経っても信じられない」という思いから、再構築に向けて取り組んでいても途中で挫折してしまい、離婚という道を選ぶこともあります。

④別居・離婚の場合は今後の話し合いや取り決めをする

不倫によって信頼関係が壊れてしまったことで離婚という道を選ぶ場合、慰謝料の請求や財産分与といった話をしなくてはなりません。

【離婚時に決めるべき内容】

  • 財産分与
  • 親権
  • 養育費
  • 面会交流の頻度・内容
  • 慰謝料請求をするかどうかなど

別々の道を行くことになる場合、子どもがいるかどうかによっても違いますがさまざまな話し合いが必要です。

まずは「財産分与」について。財産分与とは、婚姻中に夫婦で築いた財産を分け合うことを言います。結婚して購入したマイホームやマイカーのほか、貯金などがこれにあたります。たとえ購入名義が夫であったとしても、妻の家事などサポートがあって購入できた「共同財産」とみなされるでしょう。

【財産分与の対象になるもの】

  • 現金や預貯金
  • マイホームなどの不動産
  • 自動車
  • 家財道具
  • 有価証券
  • 価値のある骨とう品や絵画など
  • 保険料の払戻金など

配偶者へ不倫の慰謝料請求をする場合には、慰謝料を含めた財産分与をすることが可能です。つまり、通常は財産を夫婦で半分ずつ分け合うところ、不倫をした有責配偶者側は半分よりも少ない割合で財産分与を行うということです。

ちなみに、独身時代にそれぞれの名義で貯めていた預貯金などについては、夫婦の共同財産とはみなされません。自分の親から相続・贈与されたものも、財産分与の対象外です。
参照:ベリーベスト法律事務所「不倫した配偶者に財産分与は必要か?慰謝料の請求方法も併せて解説」

子どもがいる場合は、親権を夫婦どちらにするか、面会の頻度や内容、そして養育費についても話し合う必要があります。

●親権について

不倫が原因で離婚をすることになっても、不倫をした側が親権を持つことは可能です。子どもとは離れたくないという思いから、親権争いに発展することも珍しくありません。基本的には母親が親権を持つのがほとんどですが、虐待をしているなど理由があれば話は変わってきます。
話し合いで親権について意見がまとまらなければ、離婚するかどうかを含めて家庭裁判所での調停に進みます。
参照:ベリーベスト法律事務所「不倫・浮気した側は親権を獲得できない?親権決定までの流れとは」

●面会交流について

面会交流とは、別居や離婚をして離れた親子が会うことを言います。「月に○回」「1回あたり○時間程度」「会わせ方」「誕生日などイベント時のプレゼントの有無」などを決める話し合いをしましょう。
毎日のように会うと決められることは通常なく、子どもと一緒に住む監護親の負担にならない程度、日常生活の負担にならない程度で決められます。子どもを連れ去る恐れがあったり、子ども自身から「会いたくない」と言われたりすると、面会交流が認められない場合もあります。
参照:横浜シティ法律事務所「不倫のせいで別居・離婚になっても、面会交流はできる?」

●養育費について

養育費はあくまで「子どものためのお金」であり、不倫の慰謝料などとは切り離して考えなくてはいけません。たとえば、妻が不倫をしてそのまま親権を持つ場合、夫は妻の不倫のせいで離婚をしたとしても、養育費は支払う必要があります。子どもが何歳になるまで、いくらずつ毎月支払うのかということに加え、進学や病気のときなどプラスする分などを細かく決めておき、公正証書に残します。公正証書に残しておくことで約束を守らなかったときに差し押さえなどの措置を取ることが可能です。
参照:ベリーベスト法律事務所「離婚の理由が夫(妻)の不倫の場合、養育費は支払う必要ある?

慰謝料についてですが、請求できる相手は配偶者だけでなく不倫相手も含まれます。不倫相手への慰謝料請求は、離婚するかどうかによって相場が異なります。

配偶者への請求は、離婚せず再構築を図る場合は家計を打撃する可能性もあるため、請求しないケースも少なくありません。

慰謝料請求については、配偶者と不倫相手どちらにも請求する場合、W不倫だった場合などさまざまなパターンがあります。慰謝料請求について詳しくは後述します。

⑤話が進まない場合は弁護士へ相談、離婚調停へ

夫婦間の協議でなかなか話が進まない場合や、不倫相手との話し合いが難しい場合には、弁護士へ相談してみましょう。

不倫相手の情報があまりわからない場合、弁護士に依頼することで解決する場合があります。相手の名前や住所・勤務先などを調べられるため、内容証明を送ったり示談に持ち込んだりできる可能性があります。

配偶者との話し合いについては、スムーズにいかない場合も少なくありません。なかなか不倫したことを認めなかったり、「不倫したのはあなたのせいだ」などと話をすり替えようとしたりする人もいます。

「旦那の不倫関係の証拠が集まってきたので、夫婦で話し合いました。
しかし証拠を全部出し切ってはいけないと思い、確信をつく証拠は隠して話しました。
旦那は、不倫関係については認めず「そう思わしてしまう行動をしてしまって、ごめん。」と。
私は納得いきません。」

引用元:Yahoo!知恵袋

かと思えば、証拠を出すと態度を一変させて「離婚したくない」とすがってくることもあるでしょう。弱気な態度に見えても逆上するなど、不安定な様子を見せることもあります。

夫婦二人ではなかなか話が進まない、離婚したいのに相手が抵抗したり脅してきたりするといった場合は、第三者の力を借りましょう。弁護士に依頼する費用などが気になる場合には、条件を満たせば無料で相談できる「法テラス」の利用も検討するのがおすすめです。

夫婦での話し合いによる協議離婚が成立しない場合には、家庭裁判所での「離婚調停」を起こす必要があります。調停員という第三者に間に入ってもらい、離婚に際して決めなければならない財産分与や養育費についてさまざまな話し合いを行います。

取り決めた内容で合意すれば、一度の調停で離婚成立ということも珍しくありません。反対に、何度調停を重ねても話し合いがまとまらなかったり、相手方(不倫をした側)が裁判所に来なかったりすることもあります。その場合は調停不成立となり、裁判所によって離婚の判断や取り決めを行う「審判」になるほか、「離婚訴訟」を起こさなければなりません。

離婚訴訟は離婚調停とは違い、調停員を挟んだ話し合いをするというものではなく法律にのっとって裁判所が離婚かどうかの判決を下すものです。不倫は「不貞行為」と言い、法律上の離婚原因としても認められているため、不倫を理由に離婚したいという訴訟を起こして証拠を提出すれば、高い確率で離婚できると言えます。

なかなか調停(話し合い)で離婚に至らずもどかしい状態が続く場合、プロに相談したり調停に移行したりすることを検討してみましょう。

不倫の慰謝料請求について


不倫をしたときの慰謝料請求について詳しく見てみましょう。

慰謝料請求は、不倫をした配偶者、そして不倫相手にすることができます。家庭を壊した代償として請求できる正当な権利です。

離婚をする場合はもちろん、離婚しない場合でも慰謝料請求は可能です。ここでは、配偶者や不倫相手に対する慰謝料請求について詳しく解説します。

ケース別に解説!慰謝料の相場とは?

慰謝料の金額はケースによってさまざまです。一概に「いくらぐらい」とは言えません。

たとえば、子どもがいるかどうか、不倫相手が既婚者だと知っていたかどうか、婚姻歴はどれくらいなのか、不貞行為に至った回数はどれくらいなのかなど、さまざまな要素が絡み合って総合的に判断されます。

示談の場合なら提示された金額をそのまま支払うという人もいれば、弁護士を立てて減額を申し出るという人もいます。

「私の知り合いで以前、奥さんの弁護士から訴えられた方は、
250万の慰謝料を請求されたそうです。」

引用元:Yahoo!知恵袋

このように、不倫をしたときの慰謝料については一口にいくらとは言えず、そのときの家庭状況によって大きく左右すると言えるでしょう。

一般的には、離婚をする・しないによって大きく変動するとされています。離婚せず夫婦関係を続けていく場合は数十万円~100万円前後、不倫が原因で離婚する場合は100~300万円前後と考えておきましょう。これはあくまで慰謝料のため、子どもがいる場合にはここに養育費が、そして離婚する場合は夫婦として築いてきた財産を分け合う財産分与の金額がプラスされることになります。

夫婦のうち一方だけが不倫をした場合や、不倫相手も既婚者といういわゆる「W不倫(ダブル不倫)」だった場合、慰謝料請求が認められないケースなど、実際に不倫によって慰謝料請求をした・された人の声を紹介します。

①一方が不倫をした場合

まずは、配偶者が独身の人と不倫をしていた場合の慰謝料請求についてです。

「おととし夫の不倫相手に、弁護士に依頼して慰謝料請求をしました。
離婚はしておりませんので、求償権放棄を見越して200万円で請求しました。
向こうも代理人を立て、30万円に減額→拒否→50万円でどうか…等のやり取りを重ね、最終的に90万円で決着しました。相手の女性は、弁護士費用や成功報酬を合わせて150万円近い出費になったと思います。
大手企業で金属20年超、40代半ばの未婚女性なので、金銭的には大したダメージではなかったかと…。
私の場合は、慰謝料無しの誓約書のみで済ませようと思っていたのですが、まさかの署名拒否で、けじめをつけるには慰謝料請求するしかなくなったという感じです。夫も了承済みでした。
ちなみに社内不倫で、いまも在籍しています。」

引用元:Yahoo!知恵袋

「先日、私のイトコの妻が大学生と不倫をしていて裁判沙汰になりました。妻も大学生も不倫関係(不貞)を認め、双方から300万円の慰謝料、妻とは離婚しました。
大学生でも慰謝料は法の元支払い義務が発生しました。
やはり、不倫は怖いです。」

引用元:Yahoo!知恵袋

「先月夫と離婚調停を行い、離婚が決定しました。
夫は不倫をしましたが、離婚したいとのことだったので
離婚の条件として慰謝料を250万に決めて
払ってもらいました。」

引用元:Yahoo!知恵袋

上記のように、いったん示談で和解で終わりそうだったところ、支払いが滞ったり連絡を無視したりしたことで慰謝料金額を増額して請求するというパターンも見られました。

また、自分が不倫をした側で慰謝料を実際に請求されたという方のコメントです。

「私は男で、不倫しました。慰謝料は相手に300万、私は500万払いましたが、理由は私が再構築を懇願していたからです。不倫期間は1ヶ月、肉体関係は1回です。もしも離婚するつもりだったら突っぱねていたと思います、その程度なら相場は取れて100万です。」

引用元:Yahoo!知恵袋

他にも、以下のコメントのように慰謝料請求(現金)はしなくても、再構築をする前に自分の欲しいものを買ってもらうという人もいました。

「うちは夫と愛人に請求しないかわりに
CHANELのバッグと時計その他いろいろを買わせました。
今の不倫は許せないので慰謝料請求して別れる予定です。」

引用元:Yahoo!知恵袋

請求金額や内容は家庭によってさまざまですが、これらは一例として参考にしてみてください。

②W不倫(ダブル不倫)だった場合

続いて、不倫相手も既婚者だった、いわゆる「W不倫」だった場合の慰謝料請求についてです。

W不倫の場合、いずれかの夫婦が離婚するかどうかで金額が変わるのが一般的です。多くの場合、この不倫が原因で離婚をする場合は再構築をするよりも慰謝料が高くなります。

示談によりお互いに慰謝料を請求しないという取り決めを交わすところもありますが、不倫による慰謝料は家計とはまったく関係のない個人への請求となるため、「相殺」という言葉は違う意味合いとなります。

離婚する場合には、不倫相手にも配偶者にも慰謝料請求をすると良いでしょう。もちろん、子どもがいる場合は養育費などもプラスされます。

「友人が300万請求してます。
弁護士さんによればW不倫なので
相手の家族から、同額で請求が来ると覚悟しろとの事。。。
法律違反ですから。」

引用元:Yahoo!知恵袋

他にも、W不倫だったものの不倫相手の配偶者に慰謝料を請求したことがバレておらず、相手からの請求はなかったというケースもみられました。

不倫発覚後に不倫相手に直接連絡ができ、なおかつ不倫相手が「配偶者に内緒にしてほしい」などという場合には示談による慰謝料請求、つまり「和解」で事を終えられる可能性があります。

弁護士などを挟まなくても、1対1の話し合いで慰謝料請求や誓約書への署名なども完了できる可能性が高いため、示談書(合意書)や示談内容をしっかり決めておくと良いでしょう。

もし、後になって不倫相手の配偶者に伝わり、反対に慰謝料請求されるようなことがあったとしても、その請求先はこちら側の配偶者のため自身は関係ありません。ただし、離婚しておらず、配偶者が慰謝料を支払うだけの金銭を持ち合わせていない場合、家計から捻出して欲しいなどの要望が出るかもしれません。

仕方がないので家計から支払うというところもあれば、配偶者個人にキャッシングなどで借金をさせて支払わせる、自分で両親に工面してもらうようにするといったところもあります。

家計から相手方への慰謝料を捻出する場合、配偶者には何らかの交換条件を設けて文書に残しておくと良いでしょう。

【交換条件の一例】

  • 家事・育児の時間を増やす
  • 土日のどちらかは一日フリーの時間をもらう
  • マイホームやマイカーなどの名義を変更する

など、お金がないなりにできることを考えてみましょう。

もちろん、離婚している場合は元配偶者に対して慰謝料請求が行くため、自分は関係ありません。

③慰謝料請求ができない・認められないケース

不倫が発覚し、その後の慰謝料請求を行ったとしても請求ができなかったり認められなかったりするケースは残念ながらあります。

不倫しているのに慰謝料請求ができない、泣き寝入りをしなくてはならないという状況になってしまうのはなぜでしょうか?

【慰謝料請求できない・認められない可能性があるケース】

  • 証拠がない
  • 肉体関係がない
  • 不倫相手が既婚者だと知らなかった

●証拠がない

配偶者や不倫相手の自白も、立派な不倫の証拠となります。しかし、その証拠が必要になるタイミングで録音など記録しておかなければ、客観的に見て「自白した」とは言えなくなってしまうため、証拠は必ず何らかの形で残しておきましょう。

たとえば、離婚や慰謝料の金額で争うようなことがあった場合に、証拠は必要です。家庭裁判所での離婚調停などでも、証拠を提出して不倫をしたかどうか判断してもらう大きな材料になります。

まったく証拠が残っていない状態だと、配偶者や不倫相手が「不倫していない」と手のひらを反した場合、不倫を立証できなくなり、慰謝料請求ができなくなる可能性があるでしょう。

言い返せば、確固たる証拠がなくても配偶者や不倫相手が不倫をしたと認め、話し合いで慰謝料請求や誓約書へのサインをするなど解決しそうな場合には、そのまま事を進めて良いということです。

ここで逆上して「証拠を出せ!」と言ってきたり、裁判に移行するようなことがあったりする場合には証拠が必要となるため、証拠を持っていない場合は不利になる可能性があります。

●肉体関係がない

デートやキスといったことだけでは、不貞行為とは認められません。基本的には、肉体関係を持つことが不貞行為とされています。ただ、セックスだけでなくオーラルセックスや愛撫をするといった、セックスに近しい行為があった場合でも慰謝料請求が認められる場合もあることを覚えておきましょう。

他にも、肉体関係を結んでいなくても、度重なるデートやキスなどを繰り返すことが原因で夫婦関係が悪くなり、婚姻関係が破綻(離婚など)した場合には慰謝料を請求できる可能性があります。

中には、ホテルでデリバリーヘルスのサービスを受けたことが、婚姻関係の破綻に影響を及ぼしたとして不貞行為と認められ、少額ではあるものの慰謝料の支払いが命じられたケースもありました。

●不倫相手が既婚者だと知らなかった

不倫相手に慰謝料請求をする際、配偶者が既婚者であることを知らなかったという場合があります。出会った当初に「独身だよ」とごまかされていた、結婚指輪を外して会っていたなど、言い換えれば不倫相手も配偶者による被害を受けていた状態である場合、慰謝料請求が認められないこともあります。

「友達が同じ目にあったことがあります。
その子も既婚者とは知らず相手に騙される形でお付き合いしてしまいました。
主様も最近相手が既婚者であることを知ったんですよね?
でしたら「そんなこと知らなかった、どうして騙したの?」という会話をしたと思います。
今からでも遅くないのでlineでその言葉をしっかり打ち込み、スクショしてとっといてください。
可能なら男がそれを認める返信をした所まで入れてください。
それだけでも主様が騙された被害者であるという証拠になります。
おすすめは「既婚者だなんて知らなかった!騙された!人の家庭を不幸にするって知ってたら絶対に付き合ったりしなかったのに」という言葉を入れる事です。
友だちはこのlineのスクショで慰謝料請求を免れました。」

引用元:Yahoo!知恵袋

ただし、「既婚者と知らなかった」ことを理由に慰謝料請求を免れようと嘘をつく人がいるのも事実です。職場恋愛や共通の友人がいる場合など、知らないことはないだろうと判断されればもちろん慰謝料請求は可能です。

不倫の慰謝料が増額・減額される要件

不倫の慰謝料額は人それぞれですが、さまざまな事情で金額が増減することもあります。どのようなことで慰謝料の金額が変わるのかを見てみましょう。

●婚姻期間

夫婦として長く一緒にいる時間が長いほど、不倫されたときの心理的ダメージや再スタートが難しいとされます。婚姻期間が長いほど慰謝料の金額も増えやすいと言えるでしょう。

●不倫相手の考え

不倫をする人の中には、相手の家庭を壊すことに優越感を覚える人もいます。このような悪質なケースの場合、慰謝料の金額が増える可能性があります。また、上述の通り相手が既婚者と知っていたかどうかも金額の増減に大きく関わります。

●不倫期間・人数

不倫している期間が長ければ長いほど慰謝料の金額は増えやすくなります。また、複数の相手と短期間関係を持つよりも、1人の相手と長く関係を持つほうがより悪質とされ、家庭を壊す大きな要因だとみなされます。

●不倫を認めない

不倫している証拠があるにも関わらず不倫を認めない、謝罪を一切しないなどの態度を取り続けたり、話し合いに応じず裁判所にも出廷しなかったりする場合は悪質とされ、慰謝料の金額が増える可能性があります。

●精神的苦痛

不倫が発覚したことによってうつ病になるなど精神的苦痛を与えられた場合、心療内科の診断書などの証拠を提出すると慰謝料額も増える可能性があります。
反対に、不倫相手が真摯に謝罪をしたり提示された退職などの条件をスムーズに受け入れたりする場合、慰謝料の金額が減ることもあります。
参照:アディーレ法律事務所「浮気・不倫の慰謝料の相場は?」

浮気・不倫の証拠になるものとは?


不倫がわかったり疑うようなことがあったりしたら、まずは証拠を集めましょう

話し合いをする・しない、離婚する・しないに関わらず、証拠は必要です。今はまったく離婚する気がないとしても、時間が経ってやっぱり離婚したいという気持ちになるかもしれません。その時のためにも、証拠は持っておいて損はないと言えるでしょう。

証拠集めをすると、不倫相手とどのようなやり取りをしていたのか、今までどのような嘘を自分に対してついてきたのかがわかってしまうため、とてもつらい気持ちに苛まれることもあります。

つらい期間になりますが、証拠を集めておくことで必ず役立つ時が来るでしょう。

ここからは、どのようなことが不倫の証拠としてみなされるのか、そして不倫をされた人たちが実際に証拠を集めたときの方法や心情などを紹介します。

証拠①ホテルへ出入りする写真や動画

不倫の大きな証拠となるのが、ホテルへ出入りする写真や動画です。中には警戒して二人同時にホテルへ行くのではなく、時間をずらしてバラバラに出入りするということもあります。その際には、一度だけでなく数回出入りする様子を撮影し、その日時がわかるようデータを集めておきましょう。

たとえ二人で一緒にホテルに出入りしていなくても、繰り返し同じ日にホテルへ行っていれば怪しくなるのは当然です。できるだけ顔がわかるような写真や動画のほか、車でホテルへ向かった場合は車のナンバーなども撮影しておくと良いでしょう。

もちろん、不倫相手の自宅などに出入りする場面を撮影するのも有効です。「仕事で帰りが遅くなる」などと連絡が来ているのに不倫相手の自宅に行っていれば、その日時を照らし合わせて不倫している証拠として提出できるでしょう。

証拠②メールやLINE、SNSでのやり取り

不倫が発覚したり大きな証拠が見つかったりしやすいのが、スマホの中身です。

LINEでのやり取りや着信履歴のほか、TwitterやインスタグラムといったSNS上のDM(ダイレクトメール)でやり取りをして、見つからないようにしていることも多く見られます。

スマホはブラックボックスとはよく言ったものですが、中にはスマホにロックがかかっており、パスワードがわからないという人もいるのではないでしょうか。

実際、多くの人が夫・妻のスマホのロック解除の方法がわからないと嘆いています。ロック解除パターンのスマホもあれば、数字(パスワード)を入れて解除するスマホもあります。

いずれの場合も、不倫をしている当人しかわからないもののため、まずは日常生活で何とか解除方法を見つけなければなりません。

多いのが、「パスワードの推測」と「盗み見ること」です。家事や子どもの相手をしながらこっそり後ろのほうに回って指の動きを見るなどの方法が挙げられます。

他にも…

  • ・暗い部屋でテレビの画面越しにスマホの画面が写っていて判明
  • ・指紋認証のため寝ているときにそっとスマホに指を当てて突破

といったことでスマホのロックを解除した強者もいるようです。

ただ、夫婦といってもスマホを盗み見ることは違法行為なのでは?と言われています。パスワード入力が必要なスマホサービスに勝手にログインすると「不正アクセス禁止法」にあたるとされますが、スマホの盗み見自体については法的に問われる可能性は低いと考えられるでしょう。

実際にスマホを盗み見されたことで不倫が発覚した時、「プライバシー侵害だから訴える」と言う人もいます。しかし、本当に訴えを起こす人はそういません。なぜスマホを盗み見されたのかというきっかけなどを法廷でさらけ出さなければならないからです。ただでさえ不倫をしている状況で恥の上塗りとなってしまうため、スマホを盗み見られたからと言って訴えを起こす人はほとんどいないと言えるでしょう。

スマホから不倫の証拠を得られたという人は非常に多いため、プライバシー侵害に当たらないかどうかを自己判断しながら行動すると良いでしょう。

証拠③肉体関係を持ったと自白・証言する音声や動画

こちらも大きな証拠となるのが、肉体関係を持った・不倫したという「自白」の音声・動画です。

自白させる方法やシチュエーションはさまざまですが、多いのは先にいくつかの証拠を集めておき、話し合いの場で自白させて録音・録画するというものです。不倫をした本人がそのことを認めている音声や動画は、大きな証拠になります。後になって「本当はしていない」と言ってもデータが残っていればその反論は覆りますし、「無理矢理言わされた」と言われないようにその前後の会話も録音しておくと良いでしょう。

たとえば、「○○さんと会っていたときの写真があるんだけど、不倫していますか?」「はい、しました」という会話であれば、強制的に自白させられたとはみなされません。「言わないと会社にも友達にもバラすよ!」などと強制させると、脅迫になってしまうので注意しましょう。

また、不倫相手と話し合いをするときにも必ず録音・録画をしておきましょう。不倫相手がどれだけ不倫したことを認めなくても、配偶者の自白音声や動画があれば「うちの夫(妻)は認めています」と言えます。

観念して「関係を持ちました」などと自白する可能性も高くなるため、必ず証拠として録音・録画しておくのがおすすめです。

証拠④GPSの記録

不倫の証拠収集でよく見られるGPSは、不倫相手の自宅やいつも利用しているラブホテルなど、特定の行先を見つけるのに役立ちます。

しかし、GPSの記録単体では不倫の証拠として認められる可能性は低いでしょう。GPSの精度が100%ではないことや、位置がわかったとしても誰と一緒にいたのかがわからないなどの理由が挙げられます。

そのため、GPSを利用する場合は「どこに行っているのかを知りたい」「張り込む場所の目星をつけたい」「不倫相手の自宅を知りたい」「探偵に頼む際に参考にしたい」といった理由がある人におすすめです。

特に、探偵に証拠の情報収集を依頼する場合、GPSであらかじめ張り込む際の時間や場所の目星をつけておけばピンポイントで依頼しやすくなり、依頼にかかる費用をぐっと抑えることができるでしょう。

自分が持っている証拠と照らし合わせて、不倫していることを確信につなげることもできるでしょう。

ただし、GPSを付ける際には注意点があります。

●GPSアプリのインストールについて

不倫を疑ってGPSアプリを配偶者の同意なく勝手にインストールすることは「不正指令電磁的記録供用罪」にあたる可能性があります。あらかじめ「何かあったときのために、お互いにアプリを入れておこう」などと同意の上でのインストールは罪に問われることはないでしょう。GPSを利用するのであれば、アプリではなくマイカーに取り付けるなどの方法がおすすめです。
参照:ベリーベスト法律事務所「車にGPS機器を仕掛けて追跡すると違法か合法か?問われる罪とは?」

●別居している場合

別居している夫婦の場合、GPSを付けるために名義の違う家に立ち入ることは住居侵入罪や建造物侵入罪にあたる可能性があります。

●相手の車などに付けてはいけない

不倫相手の自宅や実家、勤務先が知りたいなどの思いから、不倫相手の車にGPSをつけたいという人もいます。しかし、他人の車に勝手にGPSを取り付けることはストーカー規制法にあたるので避けましょう。

GPSの合法的な使い方ができるよう、事前に法テラスなどで弁護士に相談しておくのがおすすめです。

証拠⑤探偵による調査報告書

探偵に依頼して、証拠を取得してもらうという方法も広く活用されています。実績やスキルなどによってどの程度まで証拠が取れるか、費用や対応などが大きく異なるため、依頼を検討している場合はしっかりと熟考しましょう。

探偵に依頼する費用は決して安くありません。しかし、現実的に仕事や子どもの世話があるため自分では張り込み調査ができないという人、スマホの中身がどうしても見れないという人は多いでしょう。そんな人は探偵に依頼して、調停になっても有利になるような証拠を集めてもらうことをおすすめします。

【探偵へのコストを抑える方法】

  • ピンポイントの日時を指定して依頼する
  • 複数の探偵社に見積もりを出してもらう
  • 不倫相手のことなどある程度の証拠を集めておく

探偵費用の内訳は、調査日数と人数で大きく変動します。まったく何もわかっていない状態で依頼するよりも「毎週水曜日に会っている」ことがわかった状態で依頼すれば、水曜日のみ尾行・張り込みをすれば良いことになり、かかる費用をぐっと抑えられます。

他にも、不倫相手の氏名や勤務先といったある程度の情報を集めておけば、探偵も調査がしやすくなり、短期決戦で証拠を集められる可能性が高いでしょう。

まずは気になる探偵社に相談するとともに、一社だけですぐに依頼を決めるのではなく、複数のところで相談・見積もりを出してもらうことをおすすめします。

料金が安ければ悪い、高ければ良いというわけではありません。また、探偵との相性も大切です。直接相談して「この人は親身になって相談に乗ってくれる」「一緒に戦ってくれそうだ」と思えるようなところに依頼しましょう。

証拠⑥その他:日記や手帳のメモ、レシートなど

上記の他にも、小さなことでも気付いたものがあれば証拠になる可能性があるため取っておきましょう。

  • 夫の手帳やメモ
  • 不倫相手からもらったものや手紙
  • レシート
  • 行動記録(日記)

もちろん、これら単体では証拠として認められる可能性はとても低いでしょう。しかし、他の証拠と組み合わせて提出したり、配偶者と不倫相手の行動記録の整合性を図るために使ったりすることができます。

たとえば、LINEでは妻に「今日は出張で●●へ行く」と言っていたのに、GPSの記録やレシートでは別の場所にいることが示されたなど、相手の言い訳に対して反論できる材料となります。

また、決定的な証拠がないとしても、複数の証拠を組み合わせることで信ぴょう性を高めれば、信頼できる証拠として認めてもらえる可能性は十分にあります。

そのため、「問い詰めてしまってスマホを壊された」「データを消されてしまった」という人も、相手と会っている写真や動画を集めるとともに、帰宅が遅くなると言われた際の日時と退勤時間を照らし合わせる、ETCカードや定期券の乗車記録などをチェックするといった地道な作業になりますが、少しずつ証拠になるものを集めておきましょう。

不倫から再構築をする場合の対処法


不倫イコール離婚という家庭ばかりではありません。子どものこと、生活のこと、そして何より配偶者に残る愛情や、不倫をされた自分を省みて再構築をしようと決意する人も多いのではないでしょうか。

ここからは、不倫から夫婦関係の再構築を図るステップや方法について解説します。一度信頼関係が大きく崩れているため、再構築は生半可な覚悟ではできません。不倫を経験した夫婦がどのように再構築の道を歩んでいるのか、実際に奮闘している人の声もあわせて紹介します。

対処法①不倫された原因やきっかけを突き止める

1つ目は、なぜ不倫をしてしまったのかという原因やきっかけを突き止めることです。

  • ・セックスレスだった
  • ・子どもにばかりかまっていて寂しかった
  • ・ストレスが溜まっていた
  • ・魅力的な異性があらわれた
  • ・性欲を解消したかった

など、人によって不倫をしたきっかけはさまざまです。しかし、どのような理由があったとしても不倫をして良いということにはなりません。

夫婦として一緒にいられないほどの不満があったならば、外に目を向けるのではなくまずは家の中の問題や自分の不満を解決するのが最優先です。配偶者と話し合うことにエネルギーを使わず、ただただ流されるようにラクをするほうに向かった、それが不倫です。

まずは、不倫をした配偶者があげつらった理由がなければ不倫という選択肢はなかったのかどうかを話し合いましょう。不倫した理由を突き詰めたときに、セックスレスなどの言い分が配偶者の言い訳であること、そしてその奥にある「自分の弱さ」を認めさせることが大切です。

ストレスが溜まったのなら、不倫以外の方法でも発散できます。セックスレスで悩んでいたのならレスになった根本の原因を突き止めて話し合いしたり、スキンシップから再スタートしたりできます。

子どもにばかり手がかかっていて寂しかったのであれば、自分も育児をして配偶者の負担を減らすことができるでしょう。

このように一つずつ理由を潰していき、最終的には不倫をしたのが自分の意志の弱さであることにたどり着けるよう話し合いを重ねましょう

また、不倫をした配偶者が問題解決のために尽力していたにも関わらず話に取り合わなかった、などの場合は自身も反省すべき点があるかもしれません。しかし、繰り返しになりますが話し合いや別居、離婚を切り出すといった夫婦関係の清算をしないまま他の異性と関係を持つことは許されないでしょう。

対処法②誓約書やルール作りを徹底する

2つ目は、これからのことを決めていきます

夫婦として再び関係を築いていくために、不倫された側の配偶者にとって気持ちを切り替えられるよう、何らかの形で謝罪をしたり今後のことを考えて誓約書を作ったりするのがおすすめです。

  • 謝罪文
  • 誓約書
  • 離婚届
  • 公正証書

●謝罪文

不倫をした配偶者から、自分に対してどのような思いでこれから再構築を図っていくのか、そして申し訳ないことをした・取り返しのつかないことをしたという謝罪の気持ちを込めて文章を書いてもらうものです。

●誓約書

今後、再び不倫するようなこと、または類似するような行為・行動があった場合にどうするかというルールを明確にしておく文書です。内容は家庭によってさまざまですが、一度不倫をして信頼関係を壊しているため、二度としないようにという意味合いから厳しい内容にすることが多く見られます。

●離婚届

再構築をする場合でも、いったん離婚届に記入してもらってそれをお守り代わりに持っておくという人は多く見られます。もし再び不倫をしたり、似たような行動が発覚したりした場合には躊躇なく提出できるようにしておくということです。特に不倫をした側が再構築を強く望んでいる場合、強い抑止力になるでしょう。

●公正証書

法律に従って作成する文書で、今後の不倫を未然に防ぐためにさまざまな取り決めを記しておきます。公証人が立ち合い、公証役場にて作成するため裁判所の手続きをとらずに強制執行ができるようになるなど、強い効力を持つのが特徴です。
ただし、公正証書にする場合には公平な観点から内容を取り決めなければいけません。一方のみあまりにも厳しい内容になるものは公正証書として残せない可能性が高いでしょう。また、公正証書の作成時には既定の費用がかかります。

こちらは、実際に不倫をした夫に向けて、再構築のために誓約書を書いてもらおうか悩んでいる人のツイートです。これに対してさまざまな方法が提示されました。

文書のプロである行政書士や弁護士に依頼するという手もあるようです。ネットで調べたテンプレートでは不十分というケースもあり、再び不倫が発覚した場合に悔しい思いをしてしまうこともあるでしょう。

ただし、誓約書を作っていても安心はできません。さまざまな失敗をしてしまったという声も見てみましょう。

  • ・誓約書を作っていたのに2回目、3回目の不倫があった
  • ・法的な効力がないからと慰謝料の支払いをバックれた
  • ・内容を「同じ不倫相手と再び関係を持った場合」にしてしまい、別の人と不倫をしてしまったため効力がなかった
  • ・再び不倫をしたため誓約書をもとに慰謝料請求をしたが満足できる金額を回収できなかった

再構築をするために定めるルールについてはさまざまな意見があります。必要であれば行政書士や弁護士といったプロに相談すること、そして「二度と不倫をしない」という抑止力になるようなルールになるように設定しましょう。

対処法③「次はない」と固く決めさせる

配偶者が一度不倫をすると、「またしてしまうのでは?」と疑う日々が続いて心身ともに疲弊してしまいます。

また、仕方ないとはいえ本気で反省して再構築を目指している側も、相手のフラッシュバックや暴言などで心が削られるような思いをすることもあるでしょう。

それでも、再構築をすると決めたのであれば前に進むしかありません。

不倫をした側は「次はない」という気持ちを持って、信頼を取り戻すように行動しましょう。不倫をされた側も、相手が悪いからと言ってどのような無理を科しても良いというわけではありません。

ただ、「次はない」と思わせるように、もし再び不倫をしたときにどうなるかということを具体的にイメージさせておくことは大切です。

たとえば…

  • ・即離婚
  • ・親戚・共通の友人などにも伝える
  • ・慰謝料として〇〇円など

再構築をするということは、「不倫を許す」ということではありません。これからまた信頼を積み重ねていくための険しい道のりです。だからこそ、不倫をした側には強く後悔させるよう話し合ってルールを決めておきましょう。

パートナーに不倫されないために心掛けたい3つのポイント


そもそもパートナーに不倫されないためにはどうしたら良いのでしょうか。

さまざまな予防方法が挙げられますが、ここでは不倫されないために心掛けておきたい3つのポイントを紹介します。

ポイント①日頃からコミュニケーションを取る、会話量を意識する

1つ目は、コミュニケーションです。

毎日どのような会話をしているか思い出してみてください。子どものことしか話していないという家庭は多いのではないでしょうか。今日あった出来事をお互いにいう、冗談を言い合う、一緒にテレビを見て笑い合うなど、「何気ない会話」の量は多いでしょうか?

そして何より、何か不満があったときや気づいたことをお互いに言い合っているでしょうか。

「機嫌が悪くなるから…」「帰りが遅いから…」「面倒だから…」そんな気持ちから、話し合うことを避けている人は多いでしょう。しかし、腹を割って話し合う時間はどんな夫婦にも必要です。

喧嘩ではなく「話し合い」をし、お互いに伝え合うことを意識してコミュニケーションを図ってみましょう。

ポイント②相手を束縛しすぎない

2つ目は、相手のことを束縛しすぎないことです。

「誰とどこにいるの」「何時に帰るんだ」といった相手の行動一つ一つをすべて知ろうとしたり、交友関係や行動範囲を制限したりするようなことはやめましょう。

もちろん、相手を不安にさせないように自ら連絡をしたり、安心させる言葉をかけたりすることは大切です。

しかし、相手を束縛し過ぎてしまうとお互いに疲れてしまい気持ちが離れることもあります。「あれはダメ」「これもダメ」と制限されてしまうと、反対にフラストレーションが溜まって爆発してしまう恐れもあるからです。

相手を信じるのはとても難しいことですし、信頼関係はすぐに築けるものではありません。それでも夫婦として長く一緒にいるからには、相手のことを「信じようとする気持ち」が必要でしょう。

ポイント③自分磨きや自分だけの時間も大切にする

3つ目は、「自分の時間を大切にする」ことです。

自分は「これが好き!」と言えることや趣味はありますか?夢中になって打ち込めることが何か一つでもあれば、気分転換やストレス解消のほか、配偶者に向けるネガティブな気持ちを一時的に忘れることができます。

たとえば、「19時には帰ってくると言ったのに連絡がない…」といったモヤモヤも、自分の好きなことに集中すれば、いつの間にかイライラやモヤモヤした気持ちを昇華しやすくなります。

また、これといった趣味や好きなことがないという人は「自分磨き」にチャレンジしてみましょう。高いコストをかける必要はなく、いつもより丁寧にスキンケアをする、軽い運動や筋トレをして体を引き締めるといったことから始めてみましょう。

少しずつ自分自身の変化が見られるようになれば、「楽しい」と感じられます。配偶者にも「痩せた?」「綺麗になったね」などと気づいてもらえるかもしれません。

自分の時間、そして自分自身のことを大切にする時間を取りましょう

まとめ:不倫のきっかけは職場恋愛やSNSが多数!その後の取り決めも大切

不倫のきっかけについて、さまざまなパターンや発覚後の対処法などを解説しました。

多くの不倫が「職場」から始まっていること、そして証拠を掴むツールとして多くの人が「スマホ」を挙げていることがわかりました。

自分の配偶者が不倫をしていないか、特に不倫相手も既婚者のW不倫ではないかといった不安を抱えている人もいるかもしれません。しかし、相手のことを疑ってばかりいると自分もつらくなってしまうでしょう。

自分磨きや趣味に打ち込んだり、配偶者に不倫する隙を与えないよう日頃からコミュニケーションを図ったりするなど、予防線を張っておくことも大切です。

不倫のきっかけについてよくあるQ&A

最期に、「不倫のきっかけ」についてよくある質問をQ&A形式で紹介します。

不倫を始めてしまうきっかけって?

不倫が始まるきっかけの多くは、職場恋愛です。上司と部下・同期・取引先の人などシチュエーションもさまざまですが、家族よりも長い時間を共にすることも多いため、恋愛感情が生まれて不倫関係に陥ってしまうことがあります。

その他、子どもが通う幼稚園・保育園の先生や習い事のコーチ、パパ友・ママ友、昔の恋人や同窓会で会った同級生なども不倫に至ったという人が多く見られました。

職場不倫ならパートナーにバレない?

100%バレないということはありません。

「うちの職場でも、不倫してる職員たちがいる。あ~、気持ち悪い。同じユニットによくいられるよなぁ。バレバレなのに。あ、うちのユニットじゃないけどね。笑」

引用元:Twitter

このように、本人たちはうまく関係を隠しているつもりでも、職場内で不倫をしていることは自然とバレてしまいます。そこから巡り巡って配偶者の耳に入ってしまうということも珍しくはありません。不倫関係をよく思わない職場の人からリークされてしまったり、知り合いから人づてに伝わってしまったりすることもあるでしょう。

W不倫はリスクが高い?ダブル不倫をするとどうなる?

不倫関係にある者同士が既婚者、いわゆるW不倫だった場合には事態が泥沼化してしまうことも多いでしょう。

離婚の有無によって慰謝料の行方や請求金額も変わります。お互いに慰謝料を請求し合うことになったり、どちらの家庭も離婚して関係がぐちゃぐちゃになったりもします。友人同士やパパ友・ママ友など知り合い同士の家庭であった場合には、周囲を巻き込んでの騒動になることも珍しくありません。

既婚者の浮気率・不倫率は?

相模ゴム工業株式会社が行ったアンケート調査で、結婚相手・交際相手がいる人に対して、そのパートナー以外にセックスをする相手はいるかという質問がありました。

その結果、次のような結果になりました。

【男女全体】

  • ・特定の相手が1名いる…15.1%
  • ・複数名いる…2.5%
  • ・特定ではないがいる…2.9%
  • ・いない…79.5%

参照:相模ゴム工業株式会社「02 パートナー・セックスの回数・浮気 etc」

20~40代の男性の場合、約3割の人が結婚相手や交際相手以外の女性とセックスをしていることがわかりました。すべて既婚者というわけではないものの、女性よりも男性のほうが浮気率・不倫率は高いと言えるでしょう。


 

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