
本ページはプロモーションが含まれています。
更新日:
旦那がキレる!義実家に行きたくない理由は?
お正月、お盆などの長期休み、悩みの種になるのが「義実家への帰省」です。
しかし、中には「義実家に行きたくない」「義実家がストレス過ぎる」など、義両親と時間を共にするのが苦痛だという人もいます。
この記事では…
- 義実家訪問の良い断り方は?
- なぜ妻は義実家に行きたがらないの?
- なぜ夫は義実家行きを断るとキレるの?
など、義実家帰省に関する情報をまとめました。
また、今回e-venz編集部では義実家訪問・帰省に関する大規模なアンケート調査を実施。既婚男女3,000人に、義実家に行きたくない理由や断り方などを聞いたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
2のコピー.jpg?resize=100%2C100&ssl=1)
ノマドマーケティング株式会社 代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。
目次
義実家に行きたくない人は多数派
義実家(ぎじっか)とは、配偶者の実家のこと。
結婚すれば義実家を訪ねる機会が増えますが、義父母との関係が良好でないと、義実家に行くのが億劫になってしまいます。
残念ながら、義実家に行きたくないと思っている人はとても多く、義実家に行くのがストレスだと感じている人はあなただけではありません。義実家に行く・行かないで揉める夫婦も多く、義父母とのトラブルに発展することもあります。
義実家に関するアンケート調査結果
今回、e-venzでは「義実家に行きたくない」と感じている人がどれくらいいるのか、なぜ行きたくないと思っているのかなどをアンケート調査。
2022年12月に実施した同調査と比較しながら、結果を見てみましょう。
【前回調査との比較】
前回調査(2022年12月) | 今回調査(2024年11月) | |
---|---|---|
調査人数 | 1,000人 | 3,000人 |
設問数 | 5問 | 13問 |
調査対象:全国の30歳~59歳までの既婚男女
調査方法:インターネットサイト「Freeasy」を利用
有効回答数:3,000(男性:1,527人・女性:1,473人)
・30代…514人(男性152人・女性362人)
・40代…1,015人(男性469人・女性546人)
・50代…1,471人(男性906人・女性565人)
①義実家との関係は良い?悪い?
まず、義実家との関係について聞きました。
「とても良好だと思う」「まあまあ良好だと思う」「どちらでもない」「あまり良好でない」「まったく良好でない」の選択肢を設け、男女それぞれ調査しました。
義実家との関係は「良好」と考えている人が多数派という結果になりました。
各項目の回答割合については、女性のほうが「あまり良好でない」「まったく良好でない」と考えている人が多いことがわかります。
多くの人が義両親との関係は良いと感じているようす。これを踏まえて、義実家に行きたくないと思うかどうかを聞きました。
②義実家に行きたくない?
「はい(義実家に行きたくない)」と回答したのは、男性が約3割・女性は約5割となりました。女性のほうが「行きたくない」と回答した割合が高くなっています。
2022年12月に実施した前回調査では、義実家に行きたくないと回答した人の割合は男性で37%、女性で59%でした。
なぜ義実家に行きたくないと思うのか、その理由も聞きました。
男女ともに最多回答だったのは「気を遣う」でした。次いで「疲れる」「会話が続かない」「義両親と性格が合わない」と続きます。
各項目を細かく見てみると、女性の回答割合が高い項目がいくつかあります。
- ・義両親と性格が合わない
- ・配偶者が気を遣ってくれない
- ・意地悪をされる
- ・子どもを会わせたくない
いつの時代も起こりうる「嫁姑問題」。義実家に行きたくない、義両親に会いたくないと思うのは女性のほうが多いことがわかりましたが、その理由は義両親と性格が合わなかったり、意地悪をされたりするからです。
また、妻がピンチだとはつゆ知らず、自分の実家に戻った夫は「息子」として振る舞い、妻を気遣うことを忘れてしまいます。
こうした積み重ねにより、妻は「義実家に行きたくない」と思うようになり、その気持ちが膨らんで「子どもにも会わせたくない」と感じるように。
夫からすれば「妻もゆっくりすればいいのに」「子どもを見てもらえるから、助かるだろう」という気持ちかもしれませんが、あくまで夫の実家であり自分の実家ではありません。
義実家に行きたくない理由について寄せられた自由記述回答を紹介します。ちなみに、35人中23人が女性の回答でした。
男女ともに多かったのが「タバコ」「環境」について。義両親がタバコを吸っていたり、衛生面に抵抗があったりするなどで義実家に行きたくないという回答が見られました。子どもがいる場合はなおさら、義実家に行きたくないと感じてしまうでしょう。
③義実家のことで喧嘩した?
これまで、義実家のことで配偶者と喧嘩したことがあるかどうかを聞きました。
「はい(ある)」と回答した人の割合は、男女ともに2割超。義実家に行くペースや滞在期間、手土産の用意、行くときの費用など、夫婦間で揉める要素は少なくありません。
特に、義実家との関係があまり良好でないと感じている場合、義実家に行くことが決まったときから憂鬱な時間が始まります。その不満・不安を配偶者に相談しても取り合ってもらえなかったり、喧嘩になってしまったりすることがあります。
実際に、義実家のことで配偶者と喧嘩したことがあると回答した男女768人に、どのような理由で喧嘩になったのかを聞きました。
もっとも多かったのは「義両親との関係について」で、その次が「義両親以外の親戚との関係について」でした。
義実家に行くとなれば、必ず会うのが義両親。そして配偶者の祖父母や兄弟姉妹、その子どもたちです。たとえ義両親との関係は良くても、他の親戚との関係性が悪いというケースは珍しくありません。
他にも、「義実家にいるときの自分の態度について」が続きます。配偶者には自分の実家に来てもらっているため、くつろげるように気を遣ったり、滞在時間を短くしたりするなどの配慮が必要です。
また、喧嘩をした後の義実家帰省ではどうなったのか、問題点が改善されたのかを聞きました。
残念ながら「何も変わらない」がもっとも多い回答になりました。
ただ、「行く頻度が減った」「態度が改善した」という意見も。「夫(妻)だけで行ってもらうようにした」という方法もあり、配偶者との喧嘩後は義実家とのかかわりを減らせたという人が少なくないようです。
④義実家に行くペースは?
「義実家に行きたくない」と回答した既婚男女1,188人(男性466人・女性722人)に、義実家に行く希望のペース・自分の実家に行く希望のペースをそれぞれ聞きました。
義実家に行く頻度について、希望としては「冠婚葬祭だけ」「盆や正月だけ」と回答した人が特に多くなりました。つまり、希望を言えばほとんど顔を会わせたくない・行きたくないということです。
男女ともに、自由記述回答(その他)では「二度と行きたくない」という回答も。義両親が亡くなっているから行く必要がないという回答もありましたが、ほとんどがネガティブな回答でした。
一方、自分の実家に行くペースの希望についてです。ばらつきは出ましたが、「冠婚葬祭だけ」「盆や正月だけ」の回答がこちらでも最多でした。
義実家に行きたくないと回答した人は、だからと言って自分の実家に行きたがるわけではないようです。
また、義実家と同じく「行きたくない」「関わりたくない」という回答も。義実家だけでなく、自分の実家とも何らかのトラブルがあったという人は少なくありませんでした。
⑤義実家での配偶者の嫌なところは?
義実家に行きたくない理由として、多くの女性から挙げられたのが「配偶者が気を遣ってくれない」という回答でした。
そこで、義実家に行ったときの配偶者の嫌なところはどこかを聞きました。
「特になし」という回答も多かったものの、やはりトップは「気を遣ってくれない」でした。
ほとんどの項目で女性の回答割合が高かったものの、男性の回答割合が高かった項目もあります。それは「自分がわからないことばかり話す」「義両親と一緒になって責められる」の二つです。
地元のことや妻の幼少期のことなど、夫側がわからない・内容についていけないことばかりで盛り上がると、夫は蚊帳の外。また、妻が自分の親に夫の愚痴を日常的にこぼしていれば、夫も一緒に実家へ行ったときに責められるでしょう。こうしたことにならないよう、妻側も思いやりの気持ちを持たなくてはなりません。
そして、妻側の意見について。
義実家に行ったときの夫は、「昼寝してしまう」「スマホやゲームばかりする」「出かけてしまう」など、息子という立ち位置に戻ってしまう人が多いようです。自分は実家でゆっくりできるかもしれませんが、妻はトイレに行くタイミング、お茶を飲むタイミングなど、あらゆることに気を遣います。
「ゆっくりすればいいのに」という夫も多く見られますが、実際にはそうはいきません。配偶者が気遣ってくれないという意見は、こうしたすれ違いから来ているようです。
また、義実家に行ったときの手伝いについても聞きました。
女性は「義父母がメイン、自分は少し手伝う」が最多。一方、男性は「配偶者が手伝う、自分は手伝わない」が最多でした。
男性は、自分の実家・妻の実家(義実家)どちらに行っても手伝いをしない、妻に任せる人が多いと言えます。妻だけ両親の手伝いをしていても、「自分は我関せず」の姿勢を貫いていると、愛想をつかされてしまうかもしれません。
また、自分が義実家に行ったとき、配偶者は誰の味方をしているのかも聞きました。
男女ともに、「どっちつかず(見て見ぬふり)」が最多、次いで「義両親と対立したことがない」という回答が多く寄せられました。
そして、配偶者は自分と義両親どちらの味方なのかという回答については、男性のほうが「妻は義両親の味方」と感じているようです。反対に、女性は「夫は自分の味方」と感じている人が多い結果となりました。
そして、義実家絡みの喧嘩の積み重ねや、義実家との溝が深まっていくことにより、「義実家絡みの喧嘩で、配偶者と離婚を考えたことがあるかどうか」を聞きました。
「はい(離婚を考えたことがある)」と回答したのは、女性が約41%・男性は37%でした。男女どちらも2~3人に1人が、義実家絡みの喧嘩をした結果、離婚を考えた経験があるということです。
義実家のことで揉めた経験がある人は少なくありませんが、そのときに耳を傾けるべき相手を間違えてしまうと、離婚へのカウントダウンが始まってしまうかもしれません。
⑥義実家帰省を断った理由は?
義実家帰省を断ったことがあるかどうか、そしてどうやって断ったのか、理由を聞きました。
「体調不良」「仕事」など、角が立ちにくい理由が多く挙げられました。
コロナウイルスの流行によって「ソーシャルディスタンス」が提唱され、帰省を諦めた人も多くいましたが、他にもインフルエンザやマイコプラズマ、ノロウイルスといった感染症があります。時期によってはニュースなどでも取り上げられるため、帰省を断る理由にできそうです。
また、配偶者から断ってもらう方法も。実子から断りを入れることで仲たがいする可能性を少しでも減らせます。
他には、子どもの習い事や受験といった、子ども関連の外せない用事。特に断る理由は言わず、正直に断ったという人も見られました。
義実家に行きたくない理由
なぜ、多くの人は「義実家に行きたくない」と思うのでしょうか?
理由は人それぞれですが、明確な理由があることがほとんど。誰もが始めから義実家に行きたくないと思っていたわけではなく、義両親ともうまくやっていこうと思っていたはず。それが叶わず、義実家に行きたくないと思ってしまうワケとは。一つずつ解説します。
気を遣う・疲れる
義実家に行くと気を遣い、疲れてしまうからです。
どれだけ仲が良いと思われても、目立った嫁姑問題がなくても、義実家は自分の実家ではありません。勝手もルールも違う義実家では、本当の意味で心が安らぐときはありません。
トイレに行くタイミング、コーヒーを飲むタイミングをはじめ、すべてのことに気を遣います。もちろん、部屋着でダラダラ過ごすわけにもいきません。いくら「ゆっくりしてね」と言われても、自宅のように過ごすのは難しいでしょう。
また、子どもがいる場合はさらに気を遣います。集合住宅なら子どもが走り回らないように注意が必要ですし授乳が必要な場合、義両親たちの目の届かないところでする必要があります。
あらゆることが自由にできない、そんな環境の中で過ごせば誰だって疲れるはず。たとえ義両親との関係が良くても、「義実家に行きたくないなぁ」と感じるのはおかしいことではありません。
「親戚も義両親も良い人だけど、義実家に行きたくないのは我儘でしょうか?
ちなみに行きたくない理由は
・気を遣う
・遠い
・お正月はゆっくりしたい
・自分は子供なしだから、周りの子どもと遊ぶのが疲れる、どう接して良いか分からない
・共通の話題がなくいつもテレビ番組をだらだら見ているだけ
・お年玉や料理のお金など地味に出費が多い
と言っても、今まで一度も夫にも誰にも「嫌」と言ったことはありません。」引用元:Yahoo!知恵袋
「毎週義実家へ行くのがしんどくなってきました。。
子供が1歳半になります。
夫は子供を義両親に見せたいという気持ちと自分がゆっくりしたいという気持ちもあり、毎週末実家へ行こうと言います(車で30分くらい)。
その気持ちは分からなくもないのですが…。
義両親は悪い人たちではなく、私との関係も良好です。
しかし、さすがに毎週では疲れてきました。
夫は休みの日はどこかへ出掛けなくては!って感じです(でも日帰りで)
なので私が車で1~2時間くらいで行けるような、ちょっとした神社とかショッピングモールとか提案するのですが、外は熱いとか買いたい物もないのに行くのは嫌だとか言って、却下されます。」引用元:Yahoo!知恵袋
疎外感がある
義実家に行くと、自分がついていけない話題が出たり、配偶者が自分に気を遣ってくれなかったりすることがあります。手持ち無沙汰になるだけでなく、「自分はまだこの輪に入れない」という寂しさを感じることも。
家族間でこのような温度差があると、次から義実家に行きたくない、どうせ自分はのけ者だと思うようになるかもしれません。
「義実家での居心地の悪さ、疎外感について。
結婚して1ヶ月の夫婦、妻側からの質問です。
先日義実家(夫の実家)で誕生日会があるからと誘われ、お邪魔してきました。夫の親族にはみんな会ったことがあり、楽しみにしていたのですがいざ行ってみると、泣きたくなるくらいに疎外感があり居心地が悪かったです。私以外は当たり前ですがみんな仲良くて、話を振られることがあまりなく、ひたすら姪や甥を見てにこにこしているのが辛かったです。
アウェイなところで主体となって話しかけることができず、話を広げることもできない自分自身も悪かったのですが夫にもう少し配慮してほしかったなと感じています。」引用元:Yahoo!知恵袋
何かと口出しされる
日々の生活のこと、身だしなみのこと、仕事のこと、子どものこと……とにかく、気になって口を出してくる義両親は少なくありません。多少なら聞き流せるかもしれませんが、帰省のたびに同じことを聞かれたり、電話などでも毎回言われたりすると誰でも嫌になってしまうでしょう。
そのとき、実子である配偶者がいさめてくれれば良いかもしれませんが、残念ながらそうではないことも。しつこく同じことで口出しをされれば、義実家に行きたくなくなるのは当然と言えます。
「義実家で旦那のことを~ちゃんと呼ぶ姑が気持ちわるいです。子離れできておらず、何かと口出してきたり、顔を出さないと怒り狂ってきます。
口出してくることは、ここには書ききれないですが、私の転職の反対、家は建てるな等。
新婚ですが、義実家のストレスがきっかけで離婚になりそうな気がしています。毎日そればかり考えています。」引用元:Yahoo!知恵袋
デリカシーがない
義両親からデリカシーのない言動があると、義実家に行きたくないと思ってしまいます。
デリカシーがないとは、繊細さがなく気配りや配慮ができないこと。たとえば、孫はまだかと催促する、2人目はまだかと言う、外でも大きな声で会話したり、お金やプライベートなどについて聞いてきたりするなどです。
「冗談だから」と言ってデリカシーのない発言を続けられると、配偶者はどうしても距離を取ってしまいます。子どもである自分にとっては長年当たり前だったことでも、他の人からすればただ無神経なだけ。配偶者が嫌がっているかもしれないと感じたら両親をいさめ、配偶者のケアに努めなければいけません。
特に、子ども(孫)が生まれると距離感を一気に縮められるケースは珍しくありません。さらにデリカシーのない発言が増え、配偶者の大きなストレスになる可能性があります。
「義実家含む夫の親族と距離を置きたい。
とにかくデリカシーのない発言が多すぎる。
・会う度に2人目は考えてるのかとたずねられる→ぼかした回答をしても一人っ子は可哀想だと言う。産み育てる私の気持ちは度外視
・第一子の名付けの際、名前が嫌だから〇〇がいいと何故か名付けに参加
・元嫁との結婚式の話
なそ、これまで我慢して親戚付き合い続けてきましたが、他にもいろいろあり不愉快です。
夫はアテにならないどころか、ご両親の味方です。
違和感なくフェードアウトしたいにおですが、どのように立ち振る舞ったら感づかれずに距離を取れますか?」引用元:Yahoo!知恵袋
常識・価値観の違い
義両親と価値観があまりにも違い過ぎると、義実家に行くのが億劫になってしまいます。
生まれ育った時代が違えば、そのときの考え方や価値観が違うのは仕方ありません。しかし、結婚して家族になったのであれば、少しずつすり合わせながら過ごしていくことが大切です。
たとえば、ひと昔前は「男は仕事、女は家事育児」という考え方がありました。令和の今は共働き世帯が増え、男性も家事育児をし、女性も仕事をして協力し合うことが一般的です。
しかし、我が息子が家事をしているのを見て「家事は〇〇さん(妻)がするもの」という義両親は少なくありません。
義両親の考え方がアップデートされておらず、またアップデートする姿勢が見られなければ、配偶者は自分の実家に来てくれなくなるでしょう。
「義母の発言についてです。
義母の非常識な言動が重なり、我慢の限界に達し主人の合意の元、義母に話をしてきたのですが、義母に「今時は常識なんてないからね。」と言われました。
「今も昔も常識や非常識はあると思いますけど…。」と言いましたが、聞く耳を持ってくれませんでした。
今時の子が常識がないというわけではなく、今時常識がないと言います。
私が間違っているのでしょうか?」引用元:Yahoo!知恵袋
帰省に費用がかかる
義実家が遠方で、帰省すると費用がかかってしまうため行きたくないというケースもあります。
たとえ遠方ではなくても、場所によっては交通費が高くついてしまうことも。帰省のたびに大金が必要になると、自分たちの生活や今後が気になり、帰省が億劫になってしまうでしょう。
夫婦で話し合い、家計にどれくらい負担がかかっているのかを共有して、計画的に帰省すると良いでしょう。
「我が家は四人家族で、主人の実家は遠方にあります。
年末年始に家族で帰省すると交通費が一人5万円かかり、家族全員で20万円かかります。
それに加えて、実家に5万円、姪っ子たちにお年玉2万円を渡し、おみやげ代が1万円、向こうで全くお金を使わないと仮定しても28万円かかります。
これがとても厳しいのです。
でも、義母には息子(主人)に会わせてあげたいんです。
そこで、主人に主人が一人で帰省することを提案してみました。
もし主人が一人で帰省してくれたら13万円で済みます。
でも、主人に家族全員で行かないと失礼だと言われました。
そうなると費用がまかないきれません…。」引用元:Yahoo!知恵袋
家の環境・衛生面の問題
義実家の環境が良くなかったり、衛生面で問題があったりする場合も、義実家に行きたくなくなる理由になります。
- ・タバコ
- ・ペット
- ・料理
- ・掃除
- ・物の量
など、さまざまな問題が挙げられます。自身がタバコを吸っていないとニオイが気になりますし、子どもがいる場合は健康面でも不安です。ペットをかわいがっている義実家の場合、料理をしながらペットを触ったり、食器を共用したりするケースもあります。
他にも、物の量が多く足の踏み場がない、掃除が行き届いておらず不衛生など。その家で生まれ育った人にとっては当たり前のことでも、他人だった配偶者にとっては衝撃的なことかもしれません。
「義実家との衛生観念の違いについて。
本日初めて義母の手料理を食べたのですが、拭いていないテーブルに直に置いたきゅうりをシンクに置いてあった包丁で切るなど、私の育った環境とは勝手が違いすぎて、楽しいはずの食事が、心を無にして口に詰め込むしんどい時間になってしまいました。
三角コーナーに入っていた使用済みのふやけた茶葉を急須に入れたと思ったら、そこに湯を注ぎはじめて、その緑茶を出されたときは、正直泣きたくなりました…。
夫は義母の行動にまったく違和感がないようです。
夫自身も食器の裏側は洗わない感じの性格なので…。
義母は本当に優しくて、嫁の私をいつも大歓迎してくれるいい人なので、汚いと感じてしまうことが苦しいです。」引用元:Yahoo!知恵袋
いびられる・意地悪される
義実家に行ったときに、意地悪をされたり嫌なことを言われたりすると、義実家に行きたくなくなるだけでなく配偶者との関係にも亀裂が入る可能性があります。
「自分の親がまさか」と信じられないかもしれませんが、こうした言動が積み重なると配偶者は実家に寄り付かなくなるでしょう。たとえ悪意がなく天然だったとしても、配偶者が傷ついたことは確かです。「わざとじゃないから」「悪気があったわけではないから」と義両親をかばうのではなく、“配偶者が傷ついている”そのことに対しフォローしなくてはいけません。
自分を傷つける、自分に悪意がある人がいるとわかっていて、義実家に行きたいと思う人はいないでしょう。
「これって嫁いびり?
・親族の集まりで嫁だけお菓子を渡されない。
・他の嫁、自分の娘との集まりに嫁だけ呼ばれない。
・お弁当やお茶が嫁の分だけ無い。
最近いびられてるような気がしてます。
嫌な気持ちになりますが、
改善策ってあるのでしょうか。」引用元:Yahoo!知恵袋
子どもへの接し方
子どもがいる場合、義両親の子どもへの接し方が不快で義実家に行きたくなくなるケースもあります。
たとえば、舌や口を鳴らしてあやす仕草。悪気があってやっているわけではなくても、ペットにやっているようで不快に思う人は少なくありません。他にも、離乳食を始めたばかりなのに、卵やそばなどアレルギーを起こしやすい物を勝手に食べさせようとする、時間を気にせずジュースやおやつをあげようとするなども挙げられます。
他にも、通う学校や受験・習い事といった教育についての口出しや、食べさせるもの、友人関係などあらゆることについて、親を差し置いて口出ししようとする義両親もいます。
「義実家へ子どもを泊まらせたくない。
福岡県内に住んでいて小1・年少の子がいます。義実家は長崎。
妊娠中、産後に義母からの嫌味・嫌がらせの数々があり。それでも周りに愚痴を吐いたりしてどうにか耐えてきましたが、1人目が9か月のとき義実家で義父がいきなり娘の頬を舐め!驚いて泣いたにも関わらず再度舐め!
義母はニコニコ笑い、夫も注意せず。
私は信じられないし気持ち悪いし怒り心頭だけど怒鳴ることもできず。翌日夫と喧嘩しました。夫は悪いとは全く思っておらず、それでも頭にきたから『これから2度と泊まらない』と言う事でどうにか怒りを鎮めて今までやってきたんです。
離乳食初期にマヨネーズを食べさせようとしたり、赤ちゃん時に炎天下の中帽子も被せず連れ出したりとギョッとする行動は挙げればキリがないのです。」引用元:Yahoo!知恵袋
配偶者が気遣ってくれない
アンケート調査でも多かった理由が、「配偶者が気遣ってくれない」という項目でした。
自分にとっては生まれ育った実家でも、配偶者にとっては結婚という節目を経て、突然できた家族。どれだけ「ゆっくりしてね」「気を遣わないで」と言われても、自宅のように心休まることはありません。
そんな中、配偶者をほったらかして自分は“子ども”に戻ってしまうとどうなるでしょうか。残された配偶者は義両親の顔色をうかがいながら会話し、勝手がわからないまま過ごすことになります。
配偶者を気遣わないままの帰省が続けば、「義実家=疲れる場所」として、行きたくなくなるのは当然です。
「義実家に帰省しても、夫は寝てばかりいます。食べて寝て少し甥っ子と遊んで。なので雑談には参加しないし、もちろん手伝いもしない。
寝ないでーって話したら、お前、帰りの車で寝るなよ?とのこと。
私が悪いですか?気を遣って1日過ごしていますが。。
雑談も私の発言に義母は変な風に捉えるので話しにくいんです。だからつまらない嫁だとおもっているでしょう。」引用元:Yahoo!知恵袋
義実家帰省を断ると旦那がキレる理由
義実家問題で頭を悩ませるのは、義両親のことだけではありません。
妻が義実家に行きたくないと言ったり、嫌そうな雰囲気を出したりすると、味方であるはずの夫(旦那)がキレるということが珍しくないようです。
なぜ旦那は妻が義実家に行くのを断るとキレるのでしょうか?
マザコン
一つは、旦那が義実家を大好きであったり、義両親が大好きであったりすることです。
自分の実家に帰りたがる旦那の多くは、義両親との仲が良く距離が近いことが挙げられます。会えば頻繁にボディタッチをしていたり、こまめにLINEをしていたりするなどです。
家族間で仲が良いのは決して悪いことではありませんが、あまりにも義両親と夫の距離が近く、妻側の家族と温度差が大きいと妻にショックを与えてしまうかもしれません。
だからと言って「マザコン」と言えば否定し、聞く耳を持たず。「自分の家族を悪く言うな」とキレて、義実家行きを強行します。家族なのだから好きなのは当然かもしれませんが、妻が嫌がっているにも関わらず自分の気持ちを優先し、キレて強行する姿勢が問題です。
世間体
年末年始やお盆など、旦那の実家に行こうとするのは世間体を守ろうとしていることも挙げられます。
この考え方は義両親の影響を強く受けている可能性もあるため、義両親と旦那が同じ考え方である場合は非常に厄介です。お正月やお盆は家族で集まるもの・帰省するものとして考えており、近所の目を気にしています。
また、帰省シーズンではなくても実家に帰りたいという旦那も少なくありません。妻が「一人で帰れば?」と言っても、妻・子どもも当然一緒に来るものと考えており、「奥さんはどうしたの?」と言われるのを嫌がります。
そのため、何らかの理由で義実家に帰省できない(したくない)と言えば怒り、「盆正月は夫の実家に帰省するものだ」「夫の実家には一緒に行くものだ」など、昔の考え方を押し付けます。
自分の見栄
旦那が妻の気持ちをないがしろにしてまで実家に行こうとするのは、自分の見栄のためでもあります。
嫁・子どもを連れて帰省することで、「親孝行している」という気分になれるからです。義実家に帰省すれば人手もあり子どもの面倒を見てもらえる、妻にとっても良いことだと思っているケースも。
実際には、実家に戻ってゴロゴロ昼寝をしたり、ずっとスマホをいじっていたり。最悪の場合、妻や子どもを実家に残して自分だけ地元の友人と出かけてしまうという旦那もいます。
他にも、自分の見栄のために義両親や親戚にお小遣いを渡したり、高級なお土産を渡したりするなども。妻からすれば準備や移動、滞在中の疲れに加えてお金がかかってしまうなど、気が重くなってしまいます。
義実家に行きたくないときの断り方
どうしても義実家に行きたくないとき、どうやって断れば良いのでしょうか。
誘われるがまま行ったり、夫の「行きたい」と言う気持ちをすべて優先させたりする必要はありません。どうしても行きたくないと感じたときは、行かなくてOK。
とはいえ、断り方によっては角が立ちますし、今後の付き合い方に影響が出ることも考えられます。ここでは、多くの人が実際に使っている義実家訪問の断り方を紹介します。
①体調不良
もっとも多く使われる断り方は「体調不良」です。
前日や当日でも伝えやすい体調不良。「体調が悪い」とそのまま言うのはもちろんですが、具体的なほうが信ぴょう性も高く、信じてもらいやすくなります。
- ・熱(微熱)がある
- ・胃腸炎にかかった
- ・喉が痛くて風邪をひいたかもしれない
- ・生理痛が重くて動けない
- ・病院の予約が入っている
子どもがいる場合は、子どもの体調不良や子どもから風邪が移って体調を崩したなどの断り方があります。ただし、義実家と近所である場合は看病という名目で義両親がやって来る可能性もあるので、注意しましょう。
他にも、ペットを飼っている場合はペットの体調不良であまり目を離せないという理由も使えるかもしれません。
また、お盆や年末年始は病院が開いていません。体調不良が悪化すると病院に行けなくなるという観点からも、自宅でゆっくりしたいと説明するのもおすすめです。
②仕事・勉強
自分の仕事があると言い、断る方法も角が立ちにくいでしょう。
- ・急な仕事が入った
- ・シフトの交代があった
- ・その日は絶対休めない会議が入っている
- ・今ちょうど繁忙期で休めない
- ・研修が入った
他にも、資格試験の勉強をしなくてはいけないなども使えます。また、夫が多忙な場合、「休日はゆっくり休ませてあげたいので…」と断るのもおすすめ。自分の子どもが疲れているとわかれば、引き下がる義両親も多いでしょう。
③プライベートの用事
仕事以外の、プライベートの用事・先約が入っていると伝えるのも無難な手です。
- ・同窓会・結婚式がある
- ・ママ友数人と子連れで一緒に出かける
- ・(詳細は言わず)先約がある
- ・遠方の友人が帰省するので会う
いずれも、「すでに予定が決まっている」と告げてしまえば、そちらをキャンセルしろとはなかなか言われません。ただし、帰省の予定をずらされると別の断る口実が必要になります。
④子ども関連の用事
子どもに関する用事も、義実家帰省を断る無難な方法です。
- ・習い事がある(テストがある)
- ・子どもの部活動で練習・大会がある
- ・受験勉強をしなければいけない
- ・子どもが出かける予定がある
- ・子ども会のイベントがある
子ども(孫)を連れてきてほしいなど、「会いたい」要請が入りやすい誕生日やクリスマスなどのイベント時。義両親とではなく、自分たち家族だけでお祝いしたいという人は少なくありません。
断り方としては、誕生日やイベントは子どもの友達やママ友とパーティーをすると伝えてみましょう。たとえ開催予定がなくても「当日、相手の子の体調不良で急遽中止になりました」と伝えればつじつまが合います。
⑤感染症リスク
新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザやノロウイルス、マイコプラズマなどさまざまな感染症のリスクを伝えるのも無難な断り方です。
こうした感染症リスクは冬のように寒い時期だけと思われがちですが、夏の帰省時にも使える断り方としてはコロナウイルスのほかに、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱(咽頭結膜熱)」などが挙げられます。
感染症リスクについて伝えたとしても、孫会いたさに「少しくらい大丈夫よ」という義両親は少なくありません。保育園や学校でどれだけ流行っているか、かかるとどうなるかなど、少し大げさに伝えてみても良いでしょう。
⑥配偶者と子どもだけで帰省
自分は義実家に行かず、実子である配偶者だけ、もしくは配偶者と子どもだけで帰省してもらうのもおすすめです。
夫の実家には家族そろって帰省するものという考えは、もう古いと言えます。今は「父子帰省」という言葉があり、夫・子どもだけで帰省する人は少なくありません。
もし、自分に電話がかかってきたら「私は風邪っぽいので夫と子どもだけ行かせますね」と先に言ってしまうのも一つの手。その後、夫には「体調が良くないから、お義母さんたちに移してはいけないしゆっくりしてきて。電話がかかってきたから、そう伝えたよ」と伝えましょう。そこで配偶者が怒る場合は、「あなたの親は体調不良なのに来いって言う人なの?」と反論しても良いでしょう。
⑦その他の断り方
その他、義実家帰省の際に使えそうな断り方を紹介します。
- ・飛行機・新幹線のチケットが取れなかった
- ・出費がかさんでしまい帰省費用を捻出するのが難しい
- ・実家の家族が病気をした
- ・お医者さんに帰省を止められた
ただし、実家関連の理由を告げるとお見舞いという名目で連絡を取られる可能性があります。実家にはきちんと根回しをしておきましょう。
【泊まりを避けたい場合】
- ・次の日に予定があるので、すみませんが日帰りにさせてください
- ・夫(妻)が最近忙しくて疲れているみたいなので、日帰りですが顔を出させてください
また、体調不良など帰省できない理由を伝えたにも関わらず、反対に「じゃあ私たちが行くね!」と言われた場合には、「お義母さんたちに移してしまうと、子どもも私も罪悪感があるので…」「まずは自分たちだけで頑張ってみて、それでもしんどいなと思ったら助けてもらっても良いですか?」などと伝えてみましょう。
また、ベストな断り方は実子である夫(妻)が断ること。配偶者と義両親との間に入って連絡口となり、しっかりと仲を取り持ちましょう。
義実家帰省の負担を減らす方法
義実家帰省を免れない場合、少しでも負担を減らすためにできることを紹介します。
どれだけ行きたくない……と思っても、よほどのことがなければどこかで付き合わなければならないのが義実家です。ここでは、少しでも自分にかかる精神的負担を減らす8つの方法を見てみましょう。
配偶者にスケジュールを組んでもらう
帰省について連絡があったら、実子である配偶者にスケジュールを組んでもらいましょう。この方法は遠方であればあるほど効果的です。
多くの場合、夫の実家へ帰省する際のスケジュール調整は妻が行っています。新幹線や飛行機のチケット購入、乗り換え時間、トイレ・エレベーターの位置確認など。子どもがいる場合は、より余裕を持った移動時間を確保しなければいけません。
こうした調整を、自分ではなく実子である配偶者にやってもらいましょう。いつも自分がやっている場合は、「あなたの実家に帰るんだし、たまにはやってみて」と丸投げでOK。気分が乗らないのに、自分があれこれ調整する必要はありません。
配偶者側も、実際にやってみて「大変だな」と感じてもらえれば、感謝の気持ちを持ってくれるでしょう。
ただし、配偶者がスケジュール調整を嫌だと思っていない場合はあまり効果がないかもしれません。子どものおむつ替えや授乳時間などを考慮した乗り換え、移動の計画を組んでもらいましょう。
配偶者に手土産を用意してもらう
スケジュール調整と同じく、義実家に持っていく手土産の用意も配偶者にやってもらいましょう。この方法は、持って行ったお土産にケチをつけられたことがある場合に有効な方法です。
いざ持って行ったときに文句を言われたら、「これは自分ではなく〇〇さん(夫・妻)が選んでくれたんです」と告げましょう。実子が選んでくれたものとは知らず、慌てるかもしれません。
滞在時間を短くする・日帰りする
どうしても義実家に行かなければならない場合、滞在時間を少しでも短くしたり、泊まらず日帰りにしたりしましょう。
自分は少し大変にはなってしまいますが、次の日に仕事や予定を入れてしまえば帰らざるを得ません。「明日早いので…」と言いやすく、帰りやすくなります。
他にも、子どもがいる場合には「ミルクやおむつがなくなったので帰ります」というのもおすすめ。もちろん本当になくなったわけではなく、ストックをどこかに忍ばせておきましょう。
義実家にミルクやおむつが置いてある場合は難しくなるかもしれませんが、「最近他のメーカーのしか飲まなくなりました」「おむつ、新しいのに替えました」などの理由が使えます。
注意点を守らなければ帰る
義実家への帰省について、すでに配偶者と喧嘩をしたことがある人も少なくありません。自分や子どもを守るためにも、少しでも良好な関係を作っていくためにも、主張すべきところは負けずに主張しましょう。
義実家に行くので、約束を守ってほしいと提案してみましょう。
【配偶者について】
- ・自分たちを放って昼寝をしない
- ・あらかじめ決めた時間に帰る
- ・自分と一緒に家事を手伝う
【義両親について】
- ・勝手に食べ物を食べさせない
- ・勝手に外に連れ出さない
- ・子どもの前でタバコを吸わない
中には子どもの命に関わることもあるため、たとえ配偶者と喧嘩しても、義両親に良く思われなくなっても、厳しく対処しなければいけません。
また、アンケート調査でもありましたが、「義両親と会話が続かない」という回答が多く寄せられました。これを逆手に取り、「お義父さん(お義母さん)は、自分ではなく本当はあなた(実子)とお喋りしたいんだよ」と言ってみましょう。きっと、悪い気はしないはずです。
義両親の機嫌を良くしておく
義実家への帰省前に、少しでも義両親の機嫌を良くしておくのもおすすめです。
「子どもたち、楽しみにしていますよ」「何かお土産で食べたいものはありますか?」など、帰省前にあえてこまめに連絡を取ってみましょう。いざ、義実家に行ったときに歓迎ムードで迎えてもらえる可能性が高くなります。
義実家での手伝いを配偶者にもしてもらう
義実家で家事などの手伝いをするとき、自分だけでなく実子である配偶者にも手伝ってもらいましょう。
「〇〇さん、ちょっとこれお願いできる?」と言われたら、配偶者にも「一緒にやろう」と声をかけます。「これも親孝行だよ」と言われれば、そう簡単には拒否できないはず。
義両親に「〇〇(配偶者)はゆっくりして」と言われても、「自分もお義母さんたちの役に立ちたいって言ってますよ」とニコニコしながら連れていけば、どちらも後に引けません。うまく立ち回り、家事を早く終わらせましょう。
「いい嫁」はやめる
「いい嫁キャンペーン」をしていてどうしても帰省が辛くなったら、「いい嫁」をやめましょう。
上司や同僚に頭を下げ、仕事を調整して義実家に行っていた場合は、普通に仕事を入れる。何度も「来て」と言ってくる場合は、「また機会を作って行くので、よろしくお願いします!」ときっぱり告げる。
ニコニコしながら、義両親や配偶者の言うことにすべて従う必要はありません。嫌なことは嫌と示さなければ、いつまでも関係は変わりません。
また、嫌と言っているにも関わらず帰省を強要される場合、こちらもしつこく「ずっと理由を言っているけど、それでも帰省するのはどうして?」と聞いてみましょう。
「行かない」と言って意志を貫く
義実家に行かないと言うとキレる夫が多く見られますが、辛い思いをすることがわかっていて行きたいという人はいません。そのため、「私は行かない」「自分と子どもとゆっくりしてきて」と勧めましょう。
一緒に帰省しないことに怒ったり、「離婚だ!」と脅したりするほどなら、「わかりました」と言ってみましょう。多くの場合、本気でそう言っているわけではないからです。
また、行きたくない理由を感情的に言うのではなく、淡々と伝えたりされたことを箇条書きにしたりするのも良いでしょう。「自分の実家ではこんなことをあなたに言わないけれど、あなたはどう思う?」など、配偶者に両親のことについて聞くのも有効です。
「悪気がない」「年寄りなんだから」などと義両親の味方になるようであれば、「私が嫌な思いをしたことは事実」と、行かない意志を貫きましょう。荷造りやチケット購入なども一切手を付けず、連絡なども実子である配偶者に任せます。
【体験談】義実家に行きたくない人の声
実際に、「義実家に行きたくない」と思っている人の声を紹介します。
「義実家に行きたくない嫁です。3ヶ月の娘がいます。
義実家には義祖母、義母、小型犬がいます。
結婚してからと妊娠中は特に義実家に対して嫌な印象はなく仲良くしたいと思っていました。しかし娘が生まれてからは、私はガルガルしてるだけなのか義実家が孫フィーバーしすぎているのか嫌だと思うことが多く、義実家に行きたくないし、娘を抱っこさせるのも嫌になりました。」引用元:Yahoo!知恵袋
子どもが生まれると、義実家との関係や義実家への見方がガラリと変わることは珍しくありません。これは、自分の子どもを守るため。決して悪いことではありません。
「義実家へ行きたくない。
嫁です。子供は双子の女の子で3歳。
行きたくない理由…
私が義両親の不満を夫に伝えました。
主に義両親の発言です。
・3人目は健康な男の子産め発言
・娘たち(弱視、発達遅延)の障害は私が妊娠前にお酒飲んでたこと、夜勤で介護の仕事をしていたからだと決めつける発言
・障害の子供を産みやすい体質の女性もいるからね~と私の方を見て言ってくる
・義父から母乳かミルクかしつこく聞かれる等
夫は、そんなレベルのことで腹を立てる私がおかしいとその場で義両親に電話し私が言ったことを全て暴露。過去も2回ほど目の前で電話されたことがありました。しかも私が悪いことしたみたいな言い方でした。」引用元:Yahoo!知恵袋
まさかの、配偶者から背中を撃たれるケース。デリカシーのない発言が自分の妻を傷つけているのに、理解するどころか一緒に責めてくる配偶者がいると、義実家に行きたくなくなるのは当然です。
「犬のいる義実家に行きたくありません。
最近息子が産まれて3ヶ月になります。
妊娠前は頻繁に義実家に泊まりに行っていました。(お互いの実家同じくらいのペースで)
義実家には柴犬が2匹、老犬と1歳がいます。
妊娠前は私も可愛がっていましたが妊娠、出産後から嫌になってしまいました。どちらの犬もあまりしつけされていなく、老犬は風呂嫌いで風呂に何年も入っていない。もう1匹は凄い勢いで飛びかかってくる。人の持ってる物取ってなんでも噛み噛み。
それでも妊娠前は可愛かったです。特に1匹は人懐っこいので。
ですが妊娠出産が原因だと思いますが嫌になってしまいました。
全てが異常に気になってしまいます。」引用元:Yahoo!知恵袋
ペットの飼い方については、自分だけでなく子どもがいる場合は気を付けたいもの。特に、衛生面でも問題がある場合はなおさらです。
「お盆に義実家行きたくないです。
何故、毎年お盆、年末年始、義実家行って死ぬほど気使わないと行けないんでしょうか……?
4ヶ月になる娘が居るのですが、義母は育児にあれこれ口出ししてきます。
初めての子なのでまだ全然無知に近い中、手探りしながら子育て奮闘中なのですが、こんなクソ暑いのにこの間義実家に産後初めて連れてった時も
「こうしちゃいけない、あーしちゃいけない、こうしないといけない!寒いのに!可哀想に!」と……
見ていて突然死症候群のリスクの方が怖くて、、^^;
ですがきっと、行きたくない旨を夫に素直に伝えたら
「そんなに行きたくないの?!そんなに嫌?!?!」と言われるでしょうし。
私も寛ぎたい、お酒も飲みたい、、」引用元:Yahoo!知恵袋
育児についての執拗な口出しは、アドバイスではありません。まして、手探りの中で我が子のことを考えながら一つひとつやっていることを否定されたら、義実家に行きたくなくなるのは当然です。
さらに、実子である配偶者が気遣ってくれないとなれば、なおのこと義実家には行きたくないはず。こうした嫌な思いが積み重なって、いつか爆発してしまうかもしれません。
まとめ
義実家に行きたくない人は、決して少なくありません。
愛する配偶者を産み育ててくれた人たち。本来ならば、大切にしたいと思う存在のはずです。しかし、義両親が嫌だ・義実家に行きたくないと強く思うには、それなりの理由があります。
そして、嫌な理由を配偶者に伝えても取り合ってくれないなど、配偶者が義両親の味方になってしまう場合は「会わない選択をする勇気」を持つことが大事です。
自分の気持ちを大切にして、負担・ストレスを少しでも減らしながら義実家と関わっていきましょう。