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モラハラ妻の特徴は?
ささいなことで怒鳴られたり、人格を否定される言葉を投げかけられたり…
それは「モラハラ」です。心の病を引き起こす原因にもなるモラハラを、自分の妻から受ける男性が実は少なくありません。
この記事では…
- モラハラ妻の特徴って?
- 妻のモラハラを治す方法は?
- モラハラ妻と離婚する方法は?
など、モラハラ妻に悩む男性に向けた情報をまとめました。仕事や子ども、そして自分の心身に影響が出る前に、妻のモラハラを解決しましょう。
この記事の監修者
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ノマドマーケティング株式会社 代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。
目次
モラハラ妻とは
モラハラ妻とは、夫にモラルハラスメント(モラハラ)をする妻を指します。
モラルハラスメントとは、モラル(道徳・倫理)に反した嫌がらせのことで、精神的虐待とも呼ばれる行為です。夫から妻にするイメージを持たれることが多いものの、妻から夫へのモラハラ行為もあり、離婚に至る夫婦も少なくありません。
肉体的な暴力と違い、モラハラを受けていても目に見えるものではなく、周囲に気付かれにくいのが特徴です。気付いたときには心に大きな傷を負い、夫婦関係が修復できない状況になっていることもあります。
モラハラ妻診断チェックリスト
「自分の妻からされているのはモラハラなのでは?」と感じている男性は、多いのではないでしょうか。
ここでは、モラハラ妻によく見られる傾向をもとにしたチェックリストを紹介します。ここで紹介するチェックリストに、自分の妻がどれくらい当てはまっているのか確認してみてください。
①自己中心的な言動
自己中心的な言動を繰り返すのは、モラハラの大きな特徴です。
「私は疲れているんだから」など、夫の体調や立場を省みない言動が多くみられます。反対に、夫が疲れている状態でも家事をやらせたり、気に入らないことがあれば夜中でもたたき起こして説教をしたりするなど、夫のことを一切考えない自己中心的な行動が目立ちます。
②きつい言葉を投げかける
モラハラ妻は夫に対してきつい言葉を投げかけます。
「もっと稼いできてよ」
「何もしないくせに」
など、何かにつけて夫に対する文句をつけ、時には人格否定をすることも。少しでも言い返せば、さらにきつい言葉を使って心をズタズタに傷つけてきます。
③無視・威圧的な態度
夫を無視したり、威圧的な態度を取ったりします。この対応は妻の気分によって異なることもありますが、いつまた無視が始まるかはわかりません。
たとえ怒鳴ったり注意したりすることがなくても、大きな音を立ててドアを閉めたり、食器が割れるほどガチャガチャ大きな音を立てたりするなど、「怒っているのかな?」「何かしてしまったのかな」と思わせるような態度を取ります。
④すぐキレる・ヒステリーを起こす
モラハラ妻は、それまで普通に会話をしていたのにすぐキレたり、ヒステリーを起こしたりします。電気の消し忘れなど、ほんのわずかな指摘をするだけで自分を正当化するかのように怒り狂って暴言を吐いたり、自分がされた指摘の何倍もの悪口を夫に言ったりします。
感情のコントロールが難しく、いつどのようなタイミングで妻の地雷を踏んでしまうかはわかりません。この状態が繰り返されると、夫はもちろん子どもも家庭内でビクビクするようになります。
⑤外面が良い
夫に対してはひどいモラハラをしていても、ひとたび外に出れば、友人・近所の人・幼稚園や学校のママ友・親戚などにはそのような態度をとりません。
そのため、勇気を出して妻のモラハラについて相談しても「まさかあの人が?」と信じてもらえないことが多くあります。外では献身的な妻は母を演じ、外面の良い妻がモラハラ行為をするのは夫だけ。家の外では良妻賢母に見えるようにふるまうことがほとんどです。
他にも、友人や近所の人に事実と違うことを吹き込むケースもあります。「家事を全然手伝ってくれなくて…」「子どもの面倒を見てくれない」など、嘘をついて夫を周囲から孤立させたり、イメージダウンを図って自分が優位に立とうとしたりします。
⑥夫の意見を聞かない
モラハラ妻は、夫の意見を聞かず自分が思った通りに事を進めようとします。
たとえば、勝手に旅行を決める、休日ゆっくりしようと思ったのに出かける予定を立てられるなどです。「休ませてほしい」などと反論すれば、家族の時間をないがしろにする悪い夫として怒鳴られたり、子どもに「パパはママたちがどうでも良いんだって」などと悪口を吹き込まれたりします。
すべて自分の言うことが正しいと言わんばかりに、夫の意見を聞き入れようとしません。
⑦言動に一貫性がない
モラハラ妻の言うことは気分によって変わることが多いため、一貫性がありません。
たとえば、3日前は○○と言っていたことが、今日は△△になることは珍しくありません。そのことを指摘すれば逆ギレ、妻が言っていたことに従ったにも関わらず怒られてしまうため、夫側はどんどん混乱していきます。
コロコロと気分でルールが変わって一貫性がない、それがモラハラ妻です。
⑧夫の大事なものを雑に扱う
夫の所有物を雑に扱います。壊したり勝手に捨てたりすることもあり、指摘すると「こんなところに置いているほうが悪い」「せっかく片付けてあげたのに文句を言うな」などと言って、決して非を認めようとしません。
どれだけ大事にしているものでも関係なく、隠すためにしまっていてもわざわざ探し出して捨てるなど、非常に悪質な嫌がらせをするケースもみられます。
⑨子どもに悪口を吹き込む
「パパって本当にダメだよねぇ」など、子どもに夫に悪口を吹き込みます。
夫より妻と一緒に過ごす時間が長いケースが多いため、日々悪口を吹き込まれると子どもも次第に夫(父)への態度が変わっていくこともあり、一種の洗脳とも言えるでしょう。
⑩夫の親族や友人をバカにする
夫の両親、友人、職場の人など、夫に関係のある人をバカにするような発言をします。
「あんたの親ってどんな教育してきたの?」
「あんたの友達ってバカばっかりだよね」
などと言い、夫だけでなく夫の周囲にいる人も攻撃対象です。反対に、自分の両親や友人を同じように責められると怒り狂います。
その他のモラハラ妻の兆候
上記以外にも、モラハラ妻によって行われるモラハラ行為はさまざまです。
- ・子どもに八つ当たりをする
- ・夫の欠点を暴き立てる
- ・他人と夫を比べる
- ・自分の非を認めない
- ・人のせいにする
- ・束縛する
- ・お小遣いを減らす
- ・食事を作らない
- ・夫のぶんだけ家事をしない
などがモラハラの特徴として挙げられます。とにかく、モラハラ妻は自分が優位に立つために夫の欠点を探し、どんなに小さなことでもしつこく責め続けてくるのが特徴です。機嫌が良ければモラハラが収まることもありますが、夫にとっては妻に振り回される生活で疲弊し、仕事のパフォーマンスにも影響が及ぶ可能性があります。
いずれにしても、自分の非を認めず相手を責め続けるなど、自分が嫌だ・辛いと感じていることを繰り返し行うのはモラハラです。
特に、逆ギレやヒステリーが悪化して子どもにも八つ当たりするような行動がみられるようになると、かなり深刻な状態と言えます。
モラハラ妻になる女性の特徴
どのような女性がモラハラ妻になってしまうのでしょうか。ここでは、モラハラ妻に共通する女性の特徴を5つ紹介します。
もちろん、この特徴に当てはまるからと言ってすべての女性がモラハラ妻になるわけではありません。しかし、夫のモラハラをする女性には高い確率で共通点がありました。
①プライドが高い
1つ目は、プライドが高いことです。
モラハラ妻は、家族のヒエラルキーの中でもっとも高いところにいるのが自分と認識しています。そのため、下に見ている夫への態度が自然と悪くなり、モラハラ行為に至ってしまいます。
ちょっとしたことを指摘されただけで逆ギレしたり、自分の非を認めたりしないのはそのためです。
外面が良いのもプライドの高さが関係しており、人前で「良い妻」「良い母」を演じるのも、プライドが高いゆえに起こる承認欲求のあらわれと言えるでしょう。
②自己肯定感が低い
モラハラ妻は自分に自信がない人が多く、周囲の人間を下げる発言をすることで自分の立場を守っています。
もっとも身近にいる夫の立場を弱くし、安心感を得ています。夫へのきつい言動は、自分を強く見せるため。自ら女王様を演じることで、家族の中での地位を得ていると言えるでしょう。
③被害者意識が強い
モラハラ妻は被害者意識が強い女性に多くみられます。
「あんたはラクでいいよね」
「いつも私ばかり…」
などが口癖です。自分がどれだけやっているか、夫がどれだけダメかを伝え、立場をわからせようとします。特に、被害者意識が強いのは専業主婦など行動範囲が限られている女性。夫の稼ぎや家事・育児に携わる時間を指摘するのも、いかに自分のほうが大変かをわからせるためです。
④ストレス・不満が溜まっている
育児・家事・仕事など、さまざまなストレスが溜まりやすい女性ですが、そのストレスのはけ口としてモラハラという行動に出ていることもあります。
子どもを産むまではひどい物言いをしなかったという女性の場合、環境の変化や子育てへの不安・疲れなどでかなりのストレスが溜まり、もっとも身近な夫という存在へ八つ当たりをしている可能性があります。
他にも、周囲のママ友の夫婦仲や家庭環境が良くてうらやましい、SNSで見る友人がキラキラして見えるなど、「自分は周りより下」だと感じ、そんな自分が下にいるのは夫のせいだという気持ちからモラハラをする女性も少なくありません。
⑤過去にモラハラを受けていた
そして、モラハラ妻自身も過去にモラハラを受けた経験があることです。
両親や元彼など対象はさまざまですが、自身もモラハラを受けたことで「これが普通」だと思い込んでいるケースがあります。モラハラが当たり前の環境で育った場合、モラハラがおかしいことだと気付きにくく、結婚して家族になった途端にその傾向が現れてしまいます。
妻のモラハラで起こる可能性
妻からのモラハラが日常的になったり、ヒステリーの度合いが大きくなったりすると、夫側のストレスも限界になり、生活に支障をきたす可能性があります。
ここでは、モラハラ妻の言動で引き起こされるさまざまな可能性を紹介します。すでに何らかの影響・症状があらわれている場合はかなり深刻な状態です。
また、「うちはまだ大丈夫」と思っていても、いつ・どのタイミングで心身に異常をきたすかはわかりません。症状や状態が悪化しないよう、我慢せず早急に何らかの対策を取りましょう。
①うつ病やパニック障害
モラハラ妻からのストレスで積み重なると、うつ病やパニック障害など精神障害が起こりやすくなります。
強い不安や恐怖が突然現れ、息切れやめまいなどの症状が起こる発作です。電車やエレベーターなど人の多い場所で発作が起こりやすく、社会生活を送るのが難しくなるケースもあります。遺伝的要素やストレスが大きいなどで発症しやすいと考えられています。
参照:MSDマニュアル家庭版「パニック発作とパニック症」
通勤電車に乗ろうとしたら発作が起きて会社に行けなくなる、朝体が動かずに起きられないなどの状態になり、「サボるな」と妻に激高されて余計にモラハラを受けやすくなることも。
②PTSD(心的外傷後ストレス障害)
PTSDとは、モラハラがトラウマ(心の傷)になり、その後離婚や別居で妻と離れたとしても日常生活に支障をきたすような苦しみが続く症状です。
たとえば、寝ていても夢の中でモラハラされ続けたり、ふとした時に恐怖や嫌な感情を引き起こしたりして不安になります。激しいモラハラによって離婚した男性が、その後女性と交際できなくなるのもPTSDの一つと言えるでしょう。
参照:MSDマニュアル家庭版「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」
③共依存
モラハラを受け続けているとそれが当たり前になり、ひたすら「我慢すること」が普通になってしまいます。
「自分でなければ受け止められない」と感じたり、自分のペースではなく相手の気分やペースに合わせて生活をするのが当たり前になったりする、この歪んだ関係が「共依存」です。
相手に嫌われたり見捨てられたりすることを嫌うため、どれだけモラハラなどの不当な扱いをされても自分の感情を抑え、夫婦生活を続けようとします。周囲から見ると、「なぜ従っているの?」と疑問に感じる部分もありますが、本人は妻に依存しているため気付かず、夫側だけが苦しみを抱えてしまいます。
離婚の選択をするのが難しくなり、モラハラが終わりません。
④カサンドラ症候群
モラハラ妻に苦しむ夫が「カサンドラ症候群」と呼ばれる状態になることもあります。抑うつ状態、慢性的な疲労を感じるなどがおもな症状です。
モラハラによる苦しみが妻や周囲の人に理解されず孤立してしまい、大きなストレスを抱えることで起こります。
本来はASD(自閉スペクトラム症)を持つ配偶者や身近な人が、ASD当人とうまくコミュニケーションが取れず、ストレスによるさまざまな症状が現れることを指します。モラハラ妻は外面が良く、共通の友人や親族に相談しても信じてもらいにくいこと、妻にどれだけ訴えてもモラハラがなくならないことで、カサンドラ症候群に陥ってしまいます。
参照:武田薬品工業株式会社「大人の発達障害ナビ」
⑤子供への悪影響
日常的なモラハラは、子供にさまざまな悪影響を及ぼしかねません。
子供にモラハラの矛先が向かっていなくても、子供の前でモラハラ行為が行われていなくても、子供は両親の異変を敏感に感じとります。機嫌を取ろうとしたり、自己主張ができなくなって子供ならではのワガママを言えなくなったりするなど、さまざまな影響が現れやすくなります。
たとえ妻が子供をかわいがっていたとしても、母親が父親を日常的に罵倒していれば影響は少なからずあるでしょう。異性との交際や結婚を考えられなくなったり、モラハラをするのが当たり前という歪んだ考えを持ってしまったり、善悪の区別がつかず母親と一緒になって父親をバカにする子供も実際にいます。
また、モラハラの矛先がいつ子供に向いてしまうかわかりません。夫が妻からのモラハラを避けようとすると、そのストレスから子供にもモラハラが始まってしまう可能性もあるでしょう。
妻のモラハラが治る可能性は?
妻からのモラハラがなくなる・治る可能性はあるのでしょうか?
日常的なモラハラで離婚を考える男性も少なくありませんが、モラハラが治るとしたら夫婦関係を修復したいという人もいるでしょう。ここでは、妻のモラハラが治るのかどうかを考えてみましょう。
自覚あり…治りやすい
妻が「自分はモラハラをしている」という自覚を持っている場合、そして「感情のコントロールができず辛い」「本当はこんなことを言いたくはない」と思っている場合は、モラハラが香る可能性が高いでしょう。
自宅のように閉鎖的な空間では、話し合いをしているうちにヒートアップし、また暴言を吐かれる可能性があります。喫茶店やファミレス、共通の友人や両親といった第三者を呼ぶなど、冷静に話ができる環境を作って話し合いましょう。
その上で…
- モラハラの理由をヒアリングする
- 辛い思いを伝える
- カウンセリングに通う
などを話し合い、夫・妻ともに心のケアを行います。話し合ったからと言って、すぐにモラハラがなくなるわけではありません。しかし、夫側も辛い気持ちを伝えること、子どもへの悪影響やモラハラという方法は間違っていることを少しずつ理解してもらえるはずです。
話し合いに応じる・カウンセリングに通うことを約束するなど、妻が前向きに行動してくれる場合はモラハラが治る可能性はあると考えて良いでしょう。もちろん、モラハラが治るまでは時間がかかります。夫自身も自分をケアするためにカウンセリングに通うほか、子供がいる場合は子供のケアも忘れずに。
自覚なし…治りにくい
「こんなのはモラハラじゃない」「あんたが悪いからでしょう」と、自分のモラハラを自覚しない(できない)、頑なに認めようとしない場合は、残念ながらモラハラが改善する可能性は低いでしょう。
モラハラ妻は自分の言っていることが正しい・常識、夫の言うことは間違っているという認識です。そのため、「むしろ夫の言動を自分が正してあげている」と思っている可能性もあります。
この場合は、どれだけモラハラを訴えても、言動がおかしいことを伝えても理解してもらえません。話し合いをしようにも応じてもらえなかったり、結局逆ギレされて話にならなかったりします。
モラハラ妻への対処法
妻からのモラハラを日常的に受けるとさまざまな影響があらわれます。心身ともに悪影響があり、危険な状態になる可能性もあるでしょう。
自分や子どもを守るためにも、モラハラには適切に対処する必要があります。妻のモラハラを少しでも改善したい人、自分や子どもの心を守りたい人に向けて、7つの対処法を解説します。
①妻のストレスを解消する
まずは、妻のストレスを解消・軽減しましょう。
妻がモラハラをする理由の一つに育児や家事による疲れ、ストレスが挙げられます。もちろん、ストレスが溜まっているからといって夫にモラハラをする理由にはなりませんが、心に余裕がないと攻撃的になりやすいと言えます。
結婚後や産後など、何らかのタイミングで明らかにモラハラが始まった場合は、ストレスによる可能性が大きいでしょう。有休をとって育児・家事を代わり、思いっきりリフレッシュしてもらう、妻がやりたいと思っていることを叶えるなど、妻のストレスを取り除きましょう。
②接触を減らしてやり過ごす
妻と接触する時間を減らしましょう。残業や出張を増やす、出社時間や帰宅時間をずらすなど、モラハラを受ける時間を少なくします。明らかに避けているのがバレてしまうと、電話やメールなどで問い詰められたり、顔を合わせたときに暴言がよりひどくなったりする可能性もあるため、少しずつ変化を持たせると良いでしょう。
ただし、子どもがいる家庭の場合は、子どもが自分から離れてしまう可能性もあるのであまりおすすめできません。
③妻の言うことに従わない
妻の言うことに従わなかったり、妻のモラハラが始まったら無視したりするなど「相手にしない」ようにしてみましょう。
モラハラされることに慣れている最初のうちは、妻に反抗することに恐怖を覚えるかもしれません。しかし、モラハラ妻は夫よりも「自分が上」だと認識しているため、突然夫が自分の言うことを聞かなくなったり無視したりするとひるむ可能性があります。
もちろん、逆ギレしてさらに暴言が悪化する可能性がありますが、そのときは無視して席を外す、別の部屋に行ったり外に出たりするなどで、「妻の言いなりにはならない」という態度を示せます。
妻は夫に相手にされないことがわかると焦り、一時的に態度を改める可能性もあるでしょう。しかし、そこで受け入れてしまうとまたモラハラが始まります。妻がモラハラモードに入っているときは無視する・相手にしないことを徹底すると、徐々に態度が軟化する可能性があるでしょう。
④モラハラを指摘する
思い切って、妻に「それモラハラだよ」と指摘してみましょう。
妻は自分が夫に投げかける言葉がモラハラだと自覚していないケースがあり、ストレートに指摘されて初めて「これがモラハラだったんだ」と理解する可能性があります。
もちろん、モラハラだと一切認めず「こんなことを言わせるあんたが悪い」と逆ギレ・夫に責任転嫁するモラハラ妻もいます。妻からモラハラを受けているときの音声をスマホなどで録音し、本人に聞かせながらモラハラを指摘するのも有効です。
逆上する女性も多いものの、自分の怒鳴り声やわめき声を改めて聞くとハッとする可能性もあります。
⑤義両親など第三者に相談する
夫婦間で解決するのが難しいモラハラは、第三者に間に入ってもらうのも有効です。
夫婦共通の友人、関係が良好であれば妻の両親に相談するのも良いでしょう。モラハラ妻は外面が良いので、自身のモラハラが他人にバレてしまうことを非常に嫌がるからです。
いずれの場合も、本当に信頼できる人に相談しましょう。モラハラされていることを打ち明けても「本当に?」「何かの間違いでは?」と信じてもらえない可能性もあるからです。この場合、モラハラ中の音声を録音して聞いてもらう、妻からのLINEやメールを見せるなどで対応しましょう。
ただし、第三者に入ってもらうことで、余計関係がこじれてしまう可能性もあります。義両親に相談した結果、妻をかばいそのまま別居・離婚というケースもあるので、相談相手や妻との話し合いをするタイミングには注意しましょう。
⑥カウンセリングを受ける
夫婦でカウンセリングを受けましょう。モラハラ妻が素直にカウンセリングを受ける可能性は低いものの、モラハラを自覚していて「治したい」という思いを持っている女性なら、応じてくれるかもしれません。
また、自分が正しいと信じてやまないモラハラ妻の場合、第三者である医師やカウンセラーから「妻のほうが正しい」と言ってもらう目的で、カウンセリングに前向きな姿勢を示すケースもあります。
この場合、カウンセリングで自分の非を指摘されたり、カウンセラーが夫側に寄り添ったりすると、「あのカウンセラー(医師)はおかしい」「別のところに行く」と、あくまでも自分が正しい姿勢を見せる可能性もあるでしょう。
カウンセリングに応じない、行こうとする姿勢を一切見せない場合は、別の対処法をとるのがおすすめです。
⑦別居する
さまざまな方法を試しても効果が得られなかった場合や、日常的なモラハラですでに心身ともに疲弊し、何らかの影響が出始めている場合は、思い切って別居しましょう。
妻と距離を置き、モラハラのない環境に身を置くことで心も体も休まります。別居する前に、ある程度モラハラの証拠を集めておくと良いでしょう。
また、別居をしても家族を扶養する義務はあるため、別居中も最低限の婚姻費用(生活費)を渡さなくてはなりません。そのときも、振込やポストインなど妻と接触せずに済む方法はいくらでもあります。別居中にも責められることがないよう、夫婦でいる間は注意しましょう。
子どもがいる場合、黙って連れ出すのは避けましょう。ただし、モラハラが原因ですでに子どもに何らかの影響が出ていたり、証拠が十分集まっている状態だったりして、妻が一向に話し合いに応じない場合はやむを得ないこともあります。
子どもを一緒に連れ出して別居したい場合は、あらかじめ弁護士に相談して適切な指示を仰ぎましょう。
モラハラ妻と離婚する方法
妻のモラハラが治らず、話し合いもできず、このまま夫婦生活を続けて行くのが無理だと判断した場合、離婚という最終ステップに移ります。
ここでは、モラハラ妻と確実に離婚するため、そして自分がこれまで受けてきた被害をしっかりと公にするために行うことを解説します。
①モラハラの証拠を集める
まずは、妻からのモラハラの証拠を集めましょう。
- ・モラハラ中の録音・録画
- ・日記をつける
- ・メール・LINEの画面を保存する
- ・心療内科などの通院歴、診断書
- ・警察や公的機関への相談履歴
- ・子どもや友人などの証言
これらが証拠として有効です。複数の証拠を集めておくと、離婚を切り出すときに言い逃れができなくなります。また、後に離婚調停や裁判に発展したときにも有効です。
【日記を書くときの注意点】
- ・日記は日付をつける
- ・鉛筆ではなくボールペン
- ・できるだけ細かく書く
日記はとても重要な証拠の一つです。「その時のモラハラのきっかけ」「何を言われたか」「どう感じたか」など、思いだすのが辛くなるかもしれませんが覚えている範囲でできるだけ細かく書きましょう。
日記をつけるのが難しいときは、スマホのメモ機能を使うのも有効です。あらゆる方法で証拠を集めておくと、一つひとつの証拠の力は弱くても整合性が取れ、モラハラの証拠として取り扱われる可能性が高くなります。
その他、録音・録画データはSDカードにまとめるほか、必ずバックアップを取っておきましょう。
②養育実績を重ねる
子どもがいる場合、妻側のモラハラが離婚原因になったとしても、親権が母親に渡る可能性が高くなります。
親権を求める男性には厳しい戦いになるものの、子どものことを考えて対策を取りましょう。
- ・子どもと過ごす時間を増やす
- ・子どもの世話を日常的にする
- ・子どもにとって良い環境を整える
- ・実家や会社に協力を求める
母親のモラハラにより子どもに八つ当たりしている、子どもの前でもお構いなしに暴言を吐くなどの行為により、何らかの影響が出ている場合は病院の診断書をもらったり、公的機関への相談記録を作ったりするのがおすすめです。場合によっては虐待とみなされる可能性もあり、親権を獲得する際に有利になります。
子どもの身の回りの世話ができるか、体調不良のときに対応できるか、養育にかかる費用を捻出できるかなども大きなポイントです。仕事をリモートにする、残業を減らすなど、会社に協力してもらえるかどうか相談しておきましょう。あわせて、実家や信頼できる友人・親戚など、緊急時に協力してもらえるかも相談しておくのがおすすめです。
③弁護士に相談する
ある程度の準備が整ったら、弁護士に相談してみましょう。
もちろん、何をすれば良いかわからない・離婚を検討し始めたという段階でもかまいません。弁護士事務所を探して相談予約をするのはもちろんですが、全国の自治体で開催される無料相談会や、法テラスなど無料で相談できる方法を使うのもおすすめです。
※法テラスの利用条件
経済的余裕のない人が無料相談できる「民事法律扶助制度」の利用条件は、「①収入が一定額以下」「②勝訴の見込みがないとは言えないこと」「③民事法律扶助の趣旨に適すること」の①③を満たした人。弁護士・司法書士費用の立替制度は、①②③すべてを満たした人が利用可能。
この条件のうち、収入については以下の「収入基準」と「資産基準」を満たした人が利用できます。
人数 | 手取月収額の基準(※1) | 家賃または住宅ローンを負担している場合に加算できる限度額(※2) |
1人 | 18万2,000円以下 (20万200円以下) |
4万1,000円以下 (5万3,000円以下) |
2人 | 25万1,000円以下 (27万6,100円以下) |
5万3,000円以下 (6万8,000円以下) |
3人 | 27万2,000円以下 (29万9,200円以下) |
6万6,000円以下 (8万5,000円以下) |
4人 | 29万9,000円以下 (32万8,900円以下) |
7万1,000円以下 (9万2,000円以下) |
※1…東京、大阪など生活保護一級地は()内の基準を適用。以下、同居家族が1名増えるごとに基準額に30,000円(33,000円)を加算。
※2…申込者が家賃または住宅ローンを負担している場合、基準表の額を限度に、負担額を基準に加算できる。居住地が東京都特別区の場合は()内の基準を適用。
人数 | 資産合計額の基準(※1) |
1人 | 180万円以下 |
2人 | 250万円以下 |
3人 | 270万円以下 |
4人 | 300万円以下 |
※1…将来負担すべき医療費、教育費など出費がある場合は相当額が控除される(差し引かれる)。無料法律相談の場合は3ヶ月以内に出費予定があることが条件。
法テラスのサイトでは、無料法律相談を受けられる条件を満たしているかがわかるページが用意されています。弁護士への相談費用に不安がある人は、ぜひ利用してみてください。
④別居する
準備が整ったら離婚や慰謝料、親権の請求などを妻に切り出します。
しかし、話にならなかったり、子どもや自分に危害が及ぶ可能性があったりする場合は、先に別居して距離を取っておくことも検討しましょう。ただし、子どもを連れて別居するとその後の話し合いや調停で不利になる可能性もゼロではありません。
しっかりとモラハラの証拠を集め、一刻も早く妻から離れたほうが良いと周囲も判断できる状態を作っておきましょう。
【別居の流れ】
- 【STEP1】証拠を集める
- 【STEP2】別居先を決める
- 【STEP3】別居する日を決める
- 【STEP4】引っ越し業者を決める
- 【STEP5】荷造りや新生活の準備をする
- 【STEP6】引っ越し・別居する
妻に告げずこっそり別居する場合、念入りに準備をする必要があります。別居先が知られると押しかけられる可能性があるためバレにくい場所にし、住所が知られないよう細心の注意を払いましょう。
新居や別居する日(引っ越し日)を決めたら、引っ越し業者を決めます。事情を話すと、妻がいない間に素早く作業してもらえたり、引っ越し先の住所を洩らさないように配慮してくれたりする業者もあるので相談すると良いでしょう。業者が難しい場合は、友人や親戚に頼むのもおすすめです。
荷造りは、妻が出掛けている時間帯に梱包して、少しずつコンビニなどから発送しておいたり、引っ越し当日プロに梱包から運び出しまで任せたりする方法があります。また、子どもを連れていく場合は転園や転校などの準備・相談をしておきましょう。
⑤離婚・慰謝料を請求する
準備ができたらモラハラ妻に離婚を切り出しましょう。
あわせて、財産分与・慰謝料・親権なども話し合います。モラハラが原因で離婚する場合、相手に慰謝料を請求できます。
結婚後に夫婦で成した財産を分けることを財産分与(ざいさんぶんよ)と言います。結婚前(独身)の財産は分与の対象になりません。住宅ローンなど負の財産も財産分与の対象です。
財産分与や慰謝料請求の取り決めについては、弁護士に任せるのがもっともおすすめです。自分たちだけで取り決めることもできますが、モラハラによる離婚のようにスムーズにやり取りするのが難しい場合は、あらかじめ弁護士に相談しておきましょう。
⑥協議離婚をする
離婚には、双方の話し合いによりさまざまな取り決めをして離婚する「協議離婚」、話し合いがまとまらない場合に家庭裁判所で条件を決めて離婚する「離婚調停」、それでも折り合いがつかない場合は訴訟(裁判)にて決着をつける「離婚裁判」という方法があります。
まずは、協議離婚からスタートします。夫婦で話し合って財産分与や養育費などの条件を決め、離婚届を提出するのが協議離婚です。
離婚条件を話し合い、合意できたら「離婚協議書」を作ります。離婚に伴うさまざまな条件を取りまとめたもので、これをもとにして話を進めることになります。
離婚協議書の内容についてお互いに合意できたら、公正証書を作成しましょう。
※離婚協議書とは?
夫婦間で離婚に関する条件を話し合い、取りまとめた文書のこと。養育費や財産分与などの合意内容を記しておく。支払いが滞った場合に強制執行するなど法的な強制力はない。
※公正証書とは?
公証役場という公的機関で、公証人立ち合いのもと作成する文書のこと。裁判をせず強制執行できるなど法的効力がある。
夫婦でいったん離婚協議書を作り、これをもとに公正証書を作る手続きに移りましょう。公正証書を作る際には内容によって費用(手数料)が変動しますが、後で言った・言わないのトラブルを防ぎ、支払いが滞ったときも強制執行できるのでおすすめです。
⑦離婚調停をする
夫婦で協議(話し合い)をしても話がまとまらなかったり、条件面のすり合わせができなかったりした場合は、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てましょう。
※調停とは?
裁判所が二人の間に入って話し合いをし、解決を目指す手続きのこと
調停は夫婦で直接話し合うのではなく、それぞれ別室で調停委員と話し、お互いの要望を調停委員に伝えてもらう方法を取ります。何度かこの話し合いを繰り返し、合意すれば調停成立、話がまとまらなければ調停不成立で離婚裁判に進みます。
調停委員は中立な立場で夫婦の話を聞き、条件面での譲歩を促すなど仲介してくれる人です。ただし、調停委員は裁判官などと違い法律の専門家ではないことも多く、中には偏った考えを持った人、感情的な発言をする人なども少なくありません。離婚調停が始まったら、担当の調停委員がどのような人なのかをしっかりと見極めましょう。
また、家を出ていくのが難しい場合でも、同居しながら調停を申し立てることは可能です。ただし、調停委員に対して離婚に対する本気度が伝わりにくくなる可能性があります。
⑧離婚裁判をする
離婚調停でも話がまとまらず、調停不成立になった場合は離婚訴訟(離婚裁判)を起こす流れになります。ちなみに、調停をせずいきなり裁判を起こすことはできません。
家庭裁判所に訴えを起こして聴き取り(本人尋問・口頭弁論)や話し合いをし、裁判官から離婚条件などの判決が言い渡されます。
- 法的効力がある
- 公平に判断してもらえる
- 時間がかかる
- 費用や手間がかかる
- 望んだ条件がすべて通るかはわからない
離婚裁判中も、裁判所からは和解が勧められます。ただし、自分がどれだけ妻のモラハラに苦しんだとしても、原告(夫)の言い分がすべて通るとは限りません。ある程度の譲歩が必要になるため、その点は覚悟が必要と言えるでしょう。
この段階で和解が成立すれば調書を作成し、和解離婚が成立します。和解が成立しない場合は弁論が終結、判決が言い渡される日にちが決められ、離婚判決が下されるという流れです。
モラハラ妻を持った男性の体験談・事例まとめ
実際にモラハラ妻をもち、辛い思いをした男性の体験談や離婚事例などをピックアップします。
■モラハラ妻に言われたこと
「モラハラ妻と先日離婚しました。
結婚してたった4か月のスピード離婚です。
下記のセリフは同居を始めてすぐに嫁から言われたセリフです。
皆様にお聞きしたいのですが、パートナーから下記のセリフを言われたら離婚を決意しますか?
①あなたに対してときめかないから愛することができない。
②あなたに優しくすると付けあがるから優しくなんてしない。
③私をおかしいと言うあなたは病気だから心療内科予約してあげたよ。
④子供はほしいけど月一回の1時間以内で済ませてね。
もっと早く離婚すりゃ良かったと今でも思います。」引用元:Yahoo!知恵袋
「モラハラ妻 離婚についてです。
結婚7年目子供1人です。
5年ほど前から妻のモラハラに疲れ果てています。
とにかく妻は自己中で、毎日パートの事や子供の事、家事の事で怒り狂っています。
その上完璧主義です。
何に対しても私に八つ当たり、暴言を吐いてきます。
本当に些細な事で突然スイッチが入った様に怒ります。
怒る内容も理不尽すぎます。
家事は私も手伝う様にしてますが、やり方が気にくわないのか
「やり方が適当すぎ!掃除機はこの部屋の絨毯をやってからソファ、テーブルの下の順でやって!」と私の後ろを背後霊の様に付いてきて文句言ったり、食事の支度も私がやる場合も
「キッチンを汚しすぎ!すぐにピカピカにして!換気扇も掃除して!」といった感じで怒ります。
料理すればキッチンが汚れるのは当たり前なのに料理の途中でも汚した瞬間怒ってきます。ゴミ捨ても私の仕事で一回でも忘れると私が仕事中でも電話をかけてきます。
「すぐに戻って来て捨てて!」と。
そして急に思い出したかの様に突然キレだします。
「昨日の洗濯物の干し方が悪い!シワが残っている!そういえば昨日料理しようと思ったら油が無かった。なんで確認して買っといてくれないの!」など、夜中の3時頃起こされ説教される事もしばしばです。」引用元:Yahoo!知恵袋
■モラハラ妻との離婚を検討している男性の声
「モラハラ妻と離婚経験がある方いますか?
何を言っても堂々巡りで話になりません。
モラハラが原因でうつ病と診断された際も
自分のせいでなったとは思ってなく
どうしていこうではなく第一声にどうしたいのといわれました
離婚しなければ精神崩壊しそうです」引用元:Yahoo!知恵袋
「妻からのモラハラで離婚を考えています。
この件で警察にも相談し、別居と同時に妻へ警告にいくとの事です。
~中略~
妻の簡単なモラハラ内容
仕事しない。
仕事したと思ったら一円も入れない。
私の会社へ電話して、女性の事務と仲良くないかなど電話した。
この流れで、私の携帯から番号を抜き出し同僚へ電話した。
私の兄の会社へ電話して、ありもしない話をした。
元嫁の会社へ電話した。
毎日夕飯の買い物は私で作るのも私。
作って出しても、まずいや薄いなど言う。
弁当も自分で作らないといけない。
ゴミ出しも私。
この状態で家計を管理していますが、小遣いもくれないとかキレだす。
子供には私がケチだと吹聴する。
まだまだありますが、こういった内容です。」引用元:Yahoo!知恵袋
■親権について悩む男性の声
「モラハラ妻と離婚したい一方で、子供と離れることが怖くて決心できずにいます。
私33歳、妻29歳、子供3歳です。
モラハラについては人格否定や日常的な暴言など、一般的に誰が見てもモラハラだと思うレベルです。
これまで何年も2人、あるいは両親を交えて解決の道を模索しましたが、状況は改善しません。
もう話し合いで変わる事はないと諦めており何を言われようが、妻が何をしでかそうが何も言わなくなりました。
自分が傲慢であるとか、言っている内容が常軌を逸しているという自覚は一切なく、文句や暴言は言われる方に落ち度があるの一点張りで、もう何を言っても変わらないと思います。
何年も、本当に耐え難く離婚したいと思っていますが、子供の事は大好きで、生き甲斐であり離れる決断が出来ずにいます。せめて子供が成人してから、とか思ったりもしますが、そこまで耐えられるのか、先延ばししても辛さは変わらないのではないかと自問自答する日々です。
子供を連れ出しても、幼稚園も実家もわかっており逃げ切るのは無理で、妻は子供の前でも私には怒鳴り散らしますが子育て自体は普通にしているので親権を取るのは難しいです。
耐えようにも本当にいつか自殺してしまうのではないか、あるいは、切れて妻に手を出してしまうのではないかと心配です。でもこの状況から逃げても結局は今度は子供のいない地獄が始まるだけです。
こんな二択とても決断できません。
同じ境遇の方や、ご助言頂ける方がいればと思い投稿させていただきました。」引用元:Yahoo!知恵袋
■妻のモラハラで離婚をする男性の声
「妻のモラルハラスメントにより協議離婚にて離婚することとなりました。
私は妻のモラルハラスメントに対し離婚後に慰謝料を請求する予定にしておりましたが、今回、協議離婚に伴い公正証書を作成することとなりました。
その際に妻より養育費はいらない。面会交流はさせない。慰謝料は請求するなと文言が入る予定になっております。
この公正証書に慰謝料と言う項目が入れば、今後は民事調停などでモラルハラスメントによる損害賠償請求請求等はできないのでしょうか。
また、モラルハラスメントの証拠はありますが、この慰謝料と言う項目で全く動けなくなるのでしょうか。
今まであったモラルハラスメントを泣き寝入りして、速やかに離婚に応じるしかないのでしょうか。」引用元:Yahoo!知恵袋
【アンケート調査】モラハラ妻の実態とは
今回e-venzでは、40代から50代の既婚男性を対象に、モラハラ妻に関するアンケート調査を実施しました。
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2023年1月12日~2023年1月12日
調査対象:全国の40歳~59歳の既婚男性
有効回答数:1,000名
①あなたの妻はモラハラ妻?
まず、モラハラ妻がどのくらいいるのかを調査しました。
アンケート調査を実施した男性1,000名のうち16%、「モラハラ妻」と回答しました。
【年代別】
- ・40代…17%
- ・50代…14%
年代による大きな差はみられませんでした。
②モラハラ妻に疲れた?
自分の妻はモラハラ妻と回答した男性155名に対し、「モラハラ妻に疲れたと感じるか」を聞きました。
そのうち、92%の男性が「疲れたと感じる」と回答しています。妻からのモラハラ行為や妻の存在に相当なストレスがかかっていることがわかります。
③モラハラ妻に仕返ししたい?
自分の妻はモラハラ妻と回答した男性155名に対し、続いて「モラハラ妻に仕返ししたいと思うか」を聞きました。
半数の男性は仕返しをしたいと考えている一方で、もう半数の男性は「いいえ」を回答しています。日常的にモラハラを受けることで、やり返したいという気持ちすら消えてしまったり、さらにモラハラがひどくなることを恐れていたりする可能性が考えられます。
④モラハラ妻はどんな特徴がある?
自分の妻はモラハラ妻と回答した男性155名に対して、「モラハラ妻の特徴」について聞きました。
順位 | 内容 | 回答数 | 割合 |
1位 | 自己中心的 | 44 | 28.4% |
2位 | 言葉がきつい | 16 | 10.3% |
3位 | 行動に細かく文句を言う | 10 | 6.5% |
4位 | すぐにキレる | 9 | 5.8% |
5位 | 無視される | 5 | 3.2% |
6位 | 暴力的 | 4 | 2.6% |
7位 | 見下してくる | 4 | 2.6% |
8位 | 謝らない | 3 | 1.9% |
9位 | 食事(自分の分だけ作る・全然作らない) | 3 | 1.9% |
※ | その他 | 30 | 19.4% |
※ | 特になし・わからない | 27 | 17.4% |
合計 | 155 | 100.0% |
モラハラ妻の特徴はさまざまですが、「自己中心的」「言葉がきつい」という傾向があるとわかりました。すぐにキレたり無視したりするなど精神的ダメージを与えるモラハラ行為のほか、6位には「暴力的」という特徴もみられます。モラハラとあわせて、実際に暴力をふるわれている男性も多いようです。
⑤モラハラ妻の治し方はある?
自分の妻がモラハラ妻と回答した男性155名に対して、妻のモラハラの治し方として思いつくものを挙げてもらいました。
1位は「治らない」と諦める、2位は「離婚する」など、具体的に何らかの対処法を取って夫婦関係を修復するような姿勢は見られませんでした。「特になし・わからない」という回答がもっとも多いことからも、モラハラをする妻にどう対応すれば良いのかわからず、諦めている男性が多いと言えます。
また、「話し合う」「同じ思いをさせる」など、諦めずにモラハラを治すための対処法を取るのは少数派のようです。
まとめ:モラハラは家庭内暴力、限界まで我慢しないで
モラハラは家庭内暴力の一つです。
「あんたが悪い」と責められ続けると、本当に自分が悪いんだ、自分のせいなんだと自分自身も追い込まれてしまいます。肉体的には傷つかなくても精神的ダメージが大きく、心を病んで日常生活を送ることも難しくなります。
限界まで我慢せず、エスカレートする前にしかるべき場所へ相談しましょう。
また、夫が原因でモラハラ妻になることもあります。妻側のストレスが爆発してしまわないよう普段からコミュニケーションを図り、妻の負担やストレスの原因を取り除くよう努めるのも、モラハラを防ぐ方法の一つです。
モラハラ妻に関するよくある質問

モラハラ妻に関してよく寄せられる質問を、Q&A形式でまとめました。
モラハラ妻になる原因は?
モラハラ妻になる原因はさまざまですが、心身ともに余裕がなくストレスから八つ当たりをしたり、被害者意識が強いあまり相手を責めてしまったりすることが挙げられます。
- ・自分に自信がない
- ・自己肯定感が低い
- ・モラハラを受けた経験がある
などが主な原因として知られています。妻自身も過去に両親や恋人からモラハラを受けた経験がある人も多く、「モラハラが当たり前」という環境で育ったことが影響しているケースもあります。
モラハラ妻は精神病?発達障害?
モラハラ妻の中には、精神的な病や発達障害が原因でモラハラ行為をするケースがあります。
自分の能力を過大評価・他人を過小評価する傾向を持ち、自分は特別であり賞賛されたいという欲求があります。共感性が低く、自尊心を高めるために他人を利用することもあります。
参照:MSDマニュアル家庭版「自己愛性パーソナリティ障害」
相手の気持ちを汲み取ったりやり取りをするのが苦手だったりして、人とのコミュニケーション・意思疎通を図るのが難しい特性(発達障害)です。会話が一方通行、発言を文字通りに受け取る、イレギュラーにパニックになるなどの症状があります。
参照:e-ヘルスネット「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について」
薬物療法や行動療法などを行って症状が改善することもあります。しかし、病や発達障害とわからないまま離婚に至ったり、本人が発達障害だと認めない・病院に行かないなどで解決に至らないことも少なくありません。
妻のモラハラが続くと夫はどうなる?
日常的に怒鳴られたり人格否定されたりすることが続くと、仕事へのモチベーションが下がってミスをしたり、うつ病、適応障害などの精神疾患を発症する可能性があります。
他にも、摂食障害やアルコール依存症、相手と離れたとしてもPTSD(心的外傷後ストレス障害)で長年にわたって苦しむこともあります。
モラハラ妻に効果的な対処法は?
相手の言いなりにならないことです。最初のうちは逆上して余計にモラハラがひどくなる可能性もありますが、モラハラが始まったら無視して相手にしない、相手の要望を聞かないなどの姿勢を貫くと、だんだん態度が軟化する可能性があります。
それでも言うことを聞かないからといって怒鳴ったり、喚いたりする場合には録音・録画をして、モラハラの証拠を集めておきましょう。別居や離婚など具体的な行動を取らないにしても、今後役立つ可能性が高いからです。
モラハラ妻と離婚して親権を取れますか?
モラハラ妻と離婚した場合、親権を取れる可能性はあります。ただし、その可能性は決して高くありません。
親権については「母子優先(母性優先)の原則」があり、普段接する時間が長い母親が子どもの親権を持つほうが望ましいとされる考えがあります。それでも父親側が親権を取りたい場合、「母親と一緒にいないほうが子どもにとって望ましい」と判断される要素を集めることです。
母親がネグレクト(育児放棄)や虐待をしていたり、子ども自身が父親と暮らすことを望んでいたりする場合は、父親に親権が渡る可能性があります。そのためにも、妻のモラハラの証拠を集めるとともに養育実績を積み重ね、リモートワークにするなど子どもと接する時間を増やし、環境作りを整えましょう。