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結婚を後悔…離婚を考えた人の割合は?既婚男女3,000人にアンケート調査!
愛し合う二人が結ばれる結婚は、一方で「人生の墓場」と呼ばれることも。
結婚して生活をともにすると、「こんなはずじゃなかった」「相手が変わってしまった」と後悔する人も少なくありません。
この記事では…
- 結婚を後悔した人の割合は?
- 離婚を考えた人はどれくらいいる?
- どうすれば結婚を後悔しない?
など、結婚を後悔した人についてまとめました。今回e-venzでは既婚男女3,000人を対象にしたアンケート調査も実施。結婚を後悔した人・後悔していない人の違いや、パートナーに抱く不満など生々しい声を紹介します。
この記事の監修者
ノマドマーケティング株式会社 代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。
目次
結婚に関する3,000人アンケート調査結果
今回、e-venz編集部では既婚男女3,000人を対象にした、結婚に関するアンケート調査を行いました。
世の既婚者たちは結婚についてどう感じているのか、「後悔した」と思っている人はどれくらいいるのかを見てみましょう。
調査対象:30歳以上59歳以下の既婚男女
調査方法:インターネット
調査エリア:全国
有効回答数:3,000(男性:1,577人・女性:1,423人)
・30代…583人(男性:239人・女性:344人)
・40代…1,110人(男性:535人・女性:575人)
・50代…1,307人(男性:803人・女性:504人)
結婚を後悔している人の割合は?
まずは、パートナー(配偶者)との結婚を後悔したことがあるかを聞きました。
結婚を後悔していると回答したのは全体の4割ほど。ちなみに、「はい(後悔している)」と回答した1,285人のうち、男性は592人・女性693人でした。女性のほうが結婚を後悔している割合が高いことがわかります。
結婚を後悔していない理由は?
次に、「結婚を後悔していない」と回答した1,715人に対して「なぜ結婚を後悔していないのだと思いますか?」と聞きました。
愛するパートナーとの暮らしに幸せを感じている人がほとんど。「理想の結婚生活を送っているから」と回答した人はそこまで多くはなかったものの、幸せを感じている人が圧倒的多数です。どんな結婚生活を送るかより、誰と結婚生活を過ごすかが重要だと言えるでしょう。
結婚を後悔した理由は?
続いて、「結婚を後悔した」と回答した既婚男女1,285人に対し、結婚を後悔したのはなぜなのかを聞きました。
セックスレスが原因で結婚を後悔した人が多数。他にも、自分ばかり我慢していると感じたり、パートナーから大事にしてもらえないと感じたりしている人が多く見られました。また、男女別で回答を見ると以下のようになりました。
特に回答が多かった項目について、男女の回答割合をまとめました。最多となったセックスレスについては、男性の回答割合が女性の倍以上になっています。他にも、会話がなくなったと感じている男性が多く見られましたが、その他は女性の回答割合が圧倒的に多くなりました。
つまり、女性のほうがパートナーに対して結婚を後悔していたり、何らかの不満を抱えていたりする可能性が高いことがわかります。
結婚を後悔して離婚を考えた?
結婚を後悔したことがあると回答した1,285人(うち有効回答と判断した1,141人)に、これまで離婚をしようと考えたことがあるかを聞きました。
はい(考えたことがある)と回答したのは82%。なんと、8割以上の人が離婚を考えたことがあることがわかりました。そのうち、現在進行形で離婚を考えているのは約3割。これから行動に移すのか、それとも子どもへの影響や経済的なことを考えて踏みとどまるのかはわかりませんが、少なくとも心穏やかな状態でないことだけはわかります。
また、離婚を考えている人の男女別割合は以下の通りです。
現在・過去ともに、離婚を考えたことがある人は女性のほうが高い割合に。結婚を後悔している割合、不満を抱えている割合は女性のほうが高かったように、離婚を考えたことがある女性は少なくないことがわかります。
どうすれば結婚を後悔しない?
すでに結婚を後悔したことがある既婚男女に、どうすれば結婚を後悔しないと思うかを聞きました。
特に多かった回答は上記3つ。よく、離婚する理由に「価値観の違い」が挙げられます。相手の考え方や常識がわからないまま結婚して生活を共にすると、どうしても自分とは違う部分が見えてくるでしょう。それを許せるか、すり合わせていけるかが、結婚を後悔しない分かれ目と言えます。
相手のことがわからないまま勢いで結婚するのではなく、お互いに言いたいことを遠慮なく言い合える、話し合える関係性になってから結婚すると、後悔する可能性が低いでしょう。
また、パートナーに何か引っかかること部分があっても、「好きだから」「まあいいか」という気持ちで見ないふりをすると、後悔する可能性が高そうです。
結婚生活で一番大切なことは?
最後に、結婚を後悔した人・後悔していない人にそれぞれ「結婚生活で一番大切だと思うこと」を聞きました。
まずは、結婚を後悔していないと回答した既婚男女1,715人の回答です。
次に、結婚を後悔したことがあると回答した既婚男女1,285人(うち有効回答1,141)の回答です。
結婚を後悔したかどうかを問わず、男女ともにもっとも多かった回答は「思いやり」でした。
次いで「コミュニケーション(を取る)」という回答が多く見られました。どんなささいなことでも会話をし、接点を持つことでお互いへの興味関心が続くようになります。
「干渉しない」「程よい距離感を保つ」という回答も。結婚して夫婦になったからといってすべてをオープンにしたり、常にべったりくっついたりするのは逆効果なのかもしれません。
他には「我慢」「忍耐」「妥協」など、長く一緒にいるために時には必要なことも。そして、結婚を後悔した人たちの回答には“相手への不満”が垣間見える回答も少なくありませんでした。
結婚を後悔したきっかけ
結婚したことを後悔している人は少なくありません。ですが、何もないのに後悔することもないでしょう。
結婚を後悔していると感じている人は、何がきっかけで後悔するようになったのでしょうか。ここでは、多くの既婚者がなぜ結婚を後悔しているのか、そのきっかけについて解説します。
価値観の違い
結婚を後悔している人でもっとも多い理由が「価値観の違い」です。
離婚理由にも挙げられる価値観の違い。結婚前にすり合わせておきたいことナンバーワンと言っても過言ではありません。
「価値がある」と感じるものは人それぞれ。その考え方を価値観と呼びます。たとえば、推し活にかけるお金をもったいないと感じる人もいれば、好きなことにはいくらでもお金をつぎ込むべきと考える人もいます。
この考え方に違いがあると、「お金を使いすぎ!」「理解力がない!」などと喧嘩になるでしょう。
金銭感覚の違い
金銭感覚の違いも、結婚後に後悔したり離婚を検討したりする理由となります。
金銭感覚は貯金や投資への考え方、普段の生活で買い物をするときのお金の使い方などが挙げられます。
結婚生活における金銭感覚の違いは、大きな喧嘩のもとです。パートナーがお金を湯水のように使ったり、まったく貯金をしていなかったりすると、今後一緒にいるのが不安になるかもしれません。
性格の違い
自分と性格があまりにも違ったり、「性格が合わない」と頻繁に感じたりすると、結婚を後悔するかもしれません。
その日あったことをすみずみまで話したい人がいる一方、家にいるときは最低限の会話しかしたくないという人もいます。このように、まったく違う性格の二人が生活を共にすると、「一緒にいてもつまらない」と感じるように。
性格が違うからこそおもしろいと感じる人もいますが、考え方の不一致で衝突することも。話し合いをしたり、お互いに譲り合ったりできなければ、夫婦として関係を続けていくのは難しいでしょう。
セックスレス
アンケート調査でも「結婚を後悔した」大きな要因になったのが、セックスレスです。
結婚して生活を共にすると、徐々に夫婦の営みの頻度が下がりやすくなります。仕事が忙しくなった、妊娠・出産したなど、さまざまなきっかけで夫婦の営みが激減するのは珍しいことではありません。
また、仕事のストレスやパートナーへの不満などが溜まり、お互いにそんな気分ではなくなることも。セックスレスとともにスキンシップも減っていき、会話までなくなってしまう、そんな夫婦になる可能性もあります。
夫婦の営みの頻度は?何歳まで?気になる夫婦事情
気になるけれどなかなか人に聞けないのが「夫婦の営み」。「仲は良いけど営みはない」「子どもがいるから難しい」など、それぞれの夫婦がそれぞれの悩みを抱え...
浮気・不倫
パートナーへの裏切りである、浮気・不倫。夫婦でいるうちに他の人と関係を持つことは、どんな理由があるとしてもやってはいけません。
浮気・不倫がバレてしまえば、そこまで積み上げた信頼関係は崩壊してしまいます。もちろん、バレなければ良いというわけではありません。発覚していないだけで、パートナーは気付いている可能性もあります。
特に、パートナーが浮気・不倫を繰り返す場合、「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう…」と、結婚を後悔する可能性が高くなるでしょう。
借金
ギャンブルや飲み代など、不要な支出を重ねての借金がある場合、パートナーに結婚を後悔される可能性が高いと言えます。
理由がある借金だとしても、パートナーに内緒で借り入れするなど信頼を失ってしまう行動を取るのは良くありません。自分でどうにかできると思っても、一度借金してしまうとどんどん金額が膨らんでいくことも。パートナーにバレたときには、もうどうにもできない状態になっている可能性もあります。
「一緒に頑張って返そう」と言ってくれるパートナーもいるかもしれませんが、ふとした時に結婚を後悔されるかもしれません。
親戚関係
嫁姑問題をはじめ、結婚するとさまざまな親戚トラブルが起こる可能性があります。
そのときパートナーの味方になるか、自分の親戚の味方になるかで、今後の関係性が変わると言っても過言ではありません。
たとえば、自分の母親が良かれと思って言っていることを、妻が聞き入れない場合。母親の意見を優先させるよう妻に言うのではなく、妻には妻の考え方があるため、基本的には妻の考え方を優先させるのがおすすめです。
反対の立場でも同じく、自分の両親が夫に対して何か小言を言ったとき、夫をかばったり味方になったりすると良いでしょう。事なかれ主義で放っておくと親戚関係がこじれるだけでなく、自分たちの夫婦関係にも大きな溝を作る可能性があります。
結婚を後悔した人・後悔していない人の違い
結婚を後悔したと感じる人、そうでない人は、いったい何が違うのでしょうか?
既婚者3,000人へのアンケート調査で浮き彫りになった、3つの明確な違いを解説します。
パートナーを愛しているかどうか
結婚を後悔していない人の多くは、「パートナーを愛している」と回答しています。
結婚を後悔していないと回答した既婚男女1,715人(男性985人・女性730人)のうち、710人(男性471人・女性239人)が、パートナーを愛していると回答。惚れた弱みとはよく言ったもので、何度喧嘩をしたとしても、好きになった相手と一緒にいられるのは幸せなことと言えるでしょう。
コミュニケーションが取れているかどうか
パートナーと日々コミュニケーションが取れていると、結婚を後悔する可能性は低くなります。
アンケート調査でも、結婚を後悔していない理由として多くの人が「コミュニケーションが取れているから」と回答しているからです。
この回答を選んだのは、男性985人中276人(28.02%)、女性730人中257人(35.21%)でした。コミュニケーションが取れているということは、日々会話があり、お互いに言いたいことを言い、話すべきことをきちんと話せているということ。不満が溜まりにくく、結婚を後悔することが少なくなると考えられます。
日々幸せを感じているかどうか
結婚を後悔していない人は、男女ともに「日々幸せを感じている」人が多く見られます。
男性は985人中497人(50.46%)が、女性は730人中358人(49.04%)がそれぞれ日々幸せを感じていると回答。さまざまな喧嘩や困難をともに乗り越えてきた結果、「この人と結婚できてよかった」と感じているのではないでしょうか。
結婚前後でパートナーが変わったところ
結婚後、しばらくすると「こんな人だと思わなかった」「付き合っていた頃は、あんな人じゃなかったのに…」と思うことがあります。
結婚する前・した後でパートナーが変わったと感じる人はどれくらいいるのでしょうか?結婚前後でパートナーにどのような変化が訪れたのか、結婚を後悔するきっかけとも言える相手の変化について見てみましょう。
文句ばかり言う
結婚して一緒にいるようになると、パートナーが何かにつけて文句を言うようになったと感じる人が多く見られます。
一緒に生活していると、相手の嫌なところが見えてくるもの。他にも、自分と生活スタイルが違ったり、家事のやり方が違ったりして衝突することがあります。そんな時にパートナーから文句を言われたり、イライラして八つ当たりされたりすると嫌な雰囲気に。
実際に、「パートナーが変わったと感じる」と回答した450人(男性206人・女性244人)のうち、239人が「文句ばかり言うようになった」と回答。パートナーのどこが変わったと感じるかという問いで、もっとも多い回答になりました。
無関心になった
パートナーから文句を言われることに次いで多かったのが、「無関心になった」という回答。
450人中159人がそう感じていると回答しています。一緒にいたくて結婚した相手なのに、出かけたり何かをしていたりしても声をかけてくることがない、疲れたときも気を遣われる様子がないなど、無関心になったと感じる人が多いようです。
セックスレスになった
結婚を後悔した理由でも最多だった「セックスレス」。結婚してからパートナーが自分を受け入れてくれなくなった、夫婦の営みの頻度ががくんと落ちたなど、夫婦によってさまざまな変化が見られます。
アンケート調査でも、450人中143人が「夫婦の営みを求められなくなった」と回答。そのうち男性91人(44.17%)・女性52人(21.31%)で、男性のほうが女性を大きく上回る回答割合になっています。
見た目に気を遣わなくなった
結婚した後、交際中のように見た目に気を遣わなくなったと回答する人も多数見られました。
外で待ち合わせをする機会がぐんと減る結婚後。家にいる姿を長く見ていると、どうしても気持ちが冷めていってしまうでしょう。すっぴん、よれた家着、ぼさぼさの髪、ヒゲなど、あまり見たくなかった相手の姿が浮き彫りになることも。
それだけ心を許してくれているとは思っても、なかなか気持ちを切り替えるのは難しくなるかもしれません。
家事をしなくなった
結婚してからパートナーが「家事をしなくなった」と感じる人も少なくありません。
「家事をしなくなった」と回答したのは86人。内訳は男性34人(16.5%)・女性52人(21.31%)で、女性のほうが家事の負担が大きくなっていることがわかります。
いずれの事柄も、結婚した安心感から起こる変化と言えます。
結婚を後悔しないためにできること
好きで結婚したのに、いざ共に生活すると「結婚しなければ良かった…」と感じるのはとても残念なことです。結婚を後悔する人がいる一方、結婚して良かったと思う人もたくさんいます。
ここでは、結婚を後悔しないために心がけると良いことを5つ紹介します。
「まあいいや」と許す心を持つ
相手にイラっとすることがあっても、いったん耐えて「まあいいや」と許しましょう。
トイレットペーパーを交換していない、洗い物が終わったあとシンクに置かれたコップ、放置された期限切れの食材など。思わず小言を言ってしまいそうなことをぐっと飲み込み、「まあいいか」とワンクッション置きます。
そのたび、「なんで私が」「なんで俺が」とストレスが溜まることもありますが、少しずつ考え方を身に着けていくと許容範囲が大きくなるでしょう。
もちろん、自分が譲れない部分やどうしても許せないことは話し合いを。
話し合いの時間を作る
喧嘩をしたら必ずその日に話し合う、何もなくても週に一度話し合いの時間を設けるなど、お互いが向き合って話せる時間・環境を作ってみましょう。
テーブルに向かい合って話をするのは緊張するという場合、夜にお酒を飲みながら、映画を見ながらなど、まずはカジュアルに話し合える「場」や「雰囲気」を作ることが大切です。繰り返し話し合いができるようになってきたら、家族計画や今後のこと、お互いに抱えている不満を吐き出すなど、真面目な話も切り出してみましょう。
相手を思いやる言動をする
長年一緒にいるからこそわかる、相手のちょっとした変化。たとえば、なんとなく疲れている雰囲気を感じたり、顔色が良くないように感じたりするなどです。
そんなときは放っておかず、「大丈夫?」「後片付けやるから、休んでて」など、相手を思いやる声掛けをしてみましょう。
こうした声掛けが恥ずかしい人は、先回りして相手を気遣う行動を取るのがおすすめです。早く休むためには何をすれば良いか、何をしたら喜ぶかを考えて動いてみましょう。
言葉には出さなくても、「気遣ってくれているな」と相手が感じられる行動を。
結婚後のよかったところに目を向ける
パートナーへのイライラが募ったときは、「結婚して良かったこと」や「相手の好きなところ」に目を向けてみましょう。
たとえば、体調があまり良くなくても決して仕事を休まない、口は悪いけどいつも気遣ってくれる、いつも自分の好きなものを作ってくれるなど。他にも、幸せな結婚式ができた、かわいい子どもが産まれたなど、結婚して良かったなと思えることも思い出してみましょう。
長く一緒にいれば、相手にイライラしてしまうことは必ずあります。そこで「まあいいか」と許せるかどうかは、相手への愛情や良かったところなど「好きポイント」の積み重ねが重要です。日頃から好きポイントを積み重ねておき、イライラを帳消しにできるようにしておきましょう。
自分のストレス解消法を見つける
パートナーにイライラしたとき「結婚しなければ良かった!」と思わないよう、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
イライラを自己処理できれば、相手に不満を抱いても「まあいいか」と感じられるように。もちろん、すべてのイライラを自分で消化する必要はありません。しかし、相手に言うほどでもないちょっとした不満やイライラもあります。抱え込むことなくうまく消化するためには、自分なりのストレス解消法を見つけておくのがおすすめです。
<おすすめのストレス解消法>
- ・ウォーキングなど軽い運動
- ・一人カラオケ
- ・手帳や日記を書く
- ・家の掃除をする
- ・泣けるドラマや映画を見る
後悔しないために!結婚前の確認リスト
結婚を後悔しないためには、結婚前にパートナーのことを見極め、不満や疑問を解消しておくのがおすすめです。
そこで、結婚前にどのようなことを確認しておけば良いのか、10のチェックリストを紹介します。実際に結婚生活を送っている既婚男女3,000人アンケート調査から見えた、結婚を後悔しないために覚えておきたいポイントを見てみましょう。
価値観・考え方
もっとも重要なのは、ものの考え方やお金の使いどころなどの「価値観」です。
ここがずれたまま結婚すると、喧嘩や結婚を後悔する原因に。価値観が大きくずれているといくら話し合っても「この人とは分かり合えない」と感じたり、「常識がない」と感じたり。その結果、結婚を後悔したり離婚を考えたりすることになるでしょう。
この価値観・考え方にはさまざまな要素が含まれます。たとえば、何に対してお金をかけたいと思っているのか、パートナーの推し活や趣味を許せるのかなどが挙げられます。他にも、仕事への意識や向上心、自分の人生でやりたい夢、倫理観など、お互いどのように考えているのかを話し合っておきましょう。
性格
パートナーの性格についても、結婚前によく見極めましょう。
たとえば、普段は優しいけれどひとたび喧嘩になると激高して手が付けられなくなる、ちょっと失敗するといつまでも引きずって長時間くよくよするなど、自分にとって「難あり」だと感じる場合はよく考えたほうが良いかもしれません。
また、人は年月が経つと性格が変化することもあります。病気で性格が変わることも珍しくありません。そこまで考える必要はないかもしれませんが、結婚する場合はその可能性も考えておくと心の余裕ができるかもしれません。
収入・仕事
どのような仕事をしているのか、収入や貯蓄などがどうなっているのか、まったくわからないまま結婚するのは避けたほうが良いでしょう。
奨学金の有無、借金の有無なども、結婚前に共有しておくべき事項です。今後転職を考えているならそのことについても話し合っておくと良いでしょう。
できれば、今まで転職をしたことがあるかも確認しておくのがおすすめです。嫌なことがあるとすぐに仕事を辞めてしまう、一つの仕事がなかなか続かないなど、今後生活を共にするにあたって不安な要素がないかを確認しておきましょう。
他にも、「子どもができても仕事は辞めたくない」「結婚したら仕事を辞めて専業主婦になってほしい」など、人によって結婚後の希望は異なります。それぞれの思いを話し合ってすり合わせておきましょう。
金銭感覚
ギャンブル、節約など、金銭感覚がどれくらい異なるのかも確認しておきましょう。
たとえば、貯金をするのが得意なパートナー。しかし、まったくと言っていいほど外出や外食をしないなど、ストレスが溜まるほどの節約を自分にも強制されるとなれば、衝突は避けられません。
他にも、マイホームを購入するときに「一生に一度の買い物だから」と言って背伸びをする人と、「身の丈に合った金額にすべき」と考える人では意見が食い違ってしまいます。
このように、金銭感覚が自分とずれていないかどうかは結婚前に確認しておきたい事項です。
見た目
パートナーの外見があまり好みではなかったり、むしろ好きではなかったりする場合。これから結婚して毎日顔を合わせることを考えたとき、本当に良いのかどうかを考えてみましょう。
パートナーの見た目をあまり好きになれない場合、これから夫婦としてやっていけるのか、不安に感じる人は少なくありません。「優しいから」「高収入だし…」など、他の部分が良いからと言って見て見ぬふりをすると、結婚後に後悔してしまう可能性もあります。
趣味
結婚前にパートナーの趣味を知っておきましょう。趣味によってお金のかけ方や休日の過ごし方が変わってくるからです。二人で過ごすことよりも趣味を優先したいというパートナーだったら、すぐに不満が溜まったり倦怠期が訪れたりするかもしれません。
パートナーの趣味は何か、そして趣味への熱意を事前に知っておき、許容範囲内かどうかを確認しておくのがおすすめです。また、自分の趣味についても共有しておくと良いでしょう。
性に関すること
パートナーと結婚する前に、性に関する話し合いをしておきましょう。
たとえば、セックスの頻度。結婚して生活を共にするようになったり、子どもができたりするとセックスの回数がぐんと減ってセックスレスになる夫婦は少なくありません。
既婚者向けアンケート調査でも、結婚を後悔した理由の第1位に「セックスレス」が挙げられました。性への考え方が大きく違うと、結婚を後悔したり離婚を考えるきっかけになったりします。
性に関することを話し合うのは恥ずかしいかもしれませんが、オープンに話し合うことで結婚後もお互いに言いたいことを言いやすくなるでしょう。
相手の家族
結婚する前に、パートナーの家族がどのような人たちなのかを確認しておきましょう。
結婚は夫婦2人だけでなく、家族間のつながりもできます。まずはどのような人たちなのかを知り、今後どのように付き合っていくかを考えましょう。
家族の人柄や性格はもちろんですが、パートナーがどのような環境で育ってきたのかを知っておくのも非常に重要です。過保護・過干渉という家庭もあれば、放任主義やネグレクトに近い扱いをしている家庭もあります。
パートナーがどのような家庭で育ったのかによって、しつけや教育への考え方、愛情のかけ方など、さまざまな部分で違いが出てくる可能性があるでしょう。
また、「嫁姑問題」「義実家トラブル」など、パートナーの親戚との揉め事は実際にたくさん起こっています。どれだけこちらが仲良くしたいと思っていても、うまくいかないこともあるでしょう。そのとき、パートナーが自分の味方になってくれるかどうかも、ぜひチェックしておきたいポイントです。
モラハラ・DVなど
パートナーの性格とともに確認しておきたいのが、「モラハラ」「DV」などがないかどうかです。
暴力はもってのほかですが、目に見えないモラハラや暴言などは非常に厄介。パートナーの発言で「あれ?」と感じることがあれば、結婚をいったんストップしましょう。話し合いをしようとしてもはぐらかされる、機嫌が悪くなるなども要注意。
独占欲が強いパートナーも、愛情によるものではなく「支配」しようとしている可能性があります。
他にも、デート費用を支払わなかったりお金を借りようとしてきたりする経済的DV、したくないのに性的行為を強要してくる性的DV、スマホを事細かにチェックして友人や身内との付き合いを制限する社会的DVなどがあります。
付き合っているときにこれらの兆候が見られたり、実際にパートナーから行われたりした場合には見過ごさず、結婚する前にきちんと話し合いをしましょう。
愛情があるかどうか
結婚を後悔しないためにも、しっかりと愛情を持って付き合っていける相手かどうかを見極めましょう。
「相手が自分を好きと言ってくれたから」「収入が高いから」などの理由で結婚するのではなく、自分が相手のことを好きかどうかが重要です。結婚すれば、今後の人生を共に歩んでいきます。隣にいるパートナーに愛情を持って接することができると、結婚を後悔しない可能性が高くなるでしょう。
自分が好きな人と結婚できれば、ちょっとイライラすることがあっても「まあいいか」と許せることもたくさんあります。いわゆる「惚れたもん負け」と言えるのではないでしょうか。
結婚を後悔した人の本音・エピソード
結婚を後悔したという人は、男女問わずたくさんいます。そこで、実際に結婚したことを後悔し悩んでいる人の体験談をピックアップ。どのような悩みを抱え、どのような道を選ぼうとしているのかを紹介します。
元カレを思い出して後悔した女性
「結婚を後悔することがあります。
同じ経験のある方いらっしゃるでしょうか?
30代、子持ちです。
子育てに慣れてきて少し余裕ができたからか、元カレを思い出しては今の結婚を後悔しています。
旦那はエンジニアで毎日残業しています。
お給料はちゃんともらってくるし、酒タバコはしないし、お金のかかる趣味もなく、どちらかと言えば節約家です。
私は育休中ですが、経済的にとても苦しいわけではありません。ですが、大きな買い物(例えば車)をするときは、グレードを落としてローンはしないようにと考えます。
子どもが産まれてからセックスレスです。
原因は私です。とにかくしたくありません。
元カレを思い出すのも、欲求不満だからか?と思うこともあります。
旦那には全くときめきません。
そんなこともあってか、自分が幸せにするからと言ってくれた元カレを思い出します。
元カレは当時は医学生でしたが、今は医師です。
彼と結婚できていたら、少しの我慢もしなくて良かったんじゃないか、今より裕福で便利な生活ができていただろうし、何より顔もタイプだったので今みたいにセックスレスにならずに家庭円満に過ごせていたかもしれないと思うことがよくあります。
今はかわいい子どもも居るので、離婚なんか考えていません。
旦那とは平凡に生活していければそれで良いと思っています。
既婚、子持ちの方で、私のようにタラレバをぐるぐる考えたことのある方はいらっしゃるでしょうか?
私の悪いクセだと思っているのですが、この思考回路をどうしたら良いのか分かりません。
同じような経験のある方、自分の中でどう気持ちを整理したか教えていただきたいです。」引用元:Yahoo!知恵袋
無いものねだりの状態になっている女性。たとえ、思いを寄せる元カレと結婚していたとしても「こんなはずじゃなかった」と感じるのかもしれません。トラブルなく毎日過ごせている幸せに気付けば、後悔することもなくなるのではないでしょうか。
金銭感覚が大きく違う妻に後悔した男性
「結婚を後悔しています
結婚して半年経ちますが、かなり後悔しています。
理由は以下です。
・金銭感覚があまりにも違いすぎる
・自分が周りにもいい生活をしていることを理解していない
・結局は自分がやりたいことをほとんど叶えてあげてるが、愛されていないなどと言われる
・やりたいことや買いたい物などを自分でやろうとせずに人に頼る
まだ子供はいませんが、今後どうするべきだと思いますか?」引用元:Yahoo!知恵袋
金銭感覚や考え方の違いから、妻との結婚を後悔している男性です。まだ子どもがいないため、今のうちに何とかしたいという気持ちが汲み取れます。
結婚してまだ半年、お互いに言いたいことがあっても遠慮したり、ぎこちない関係だったりする時期です。今後どうすべきなのか迷っているとのこと、話し合いを重ねて解決できるでしょうか。
急かされた結婚に後悔した女性
「結婚して数年立ちますが後悔しています。
結婚前、私は20後半で結婚したいと何度も言っていたのですが21歳でプロポーズをされました。
正直、まだ早いと思い「1年待って」と伝えたのですが旦那側の親戚にも話がいってるんだと知り、1年待っては取り消してすぐに結婚しました。
3年経った今、遊びたい衝動が強く何であの時結婚を受け入れたんだろうと激しく結婚を後悔しています。
後悔するたびに何で20後半で結婚したがっている私に21歳で結婚させたんだと旦那に責めてしまいます。
私が最低なのはわかりますがこの20代の人生を縛られているようで嫌です。カップルに戻りたいです。離婚したいです。ちょうど数年経ったし結婚しようというノリでプロポーズした旦那が憎いです。」引用元:Yahoo!知恵袋
早く結婚したことを後悔している女性。21歳での結婚、周りはまだ大学生だったり仕事をスタートしたばかりだったりと、自分だけの人生を歩んでいる人がほとんどです。学生ではなくなり自由がきくようになり、「もっと遊びたい」「周りはいいな」とうらやましく感じることもあるでしょう。
結婚して数年なら、まだまだやり直しがきく年齢。自分を愛してくれている夫を受け入れて結婚生活を続けるか、自分だけの人生を再び歩むのか、難しいところです。
まとめ:結婚を後悔しないためにしっかり見極めて!
結婚を後悔しないためには、結婚前に相手のことをしっかりと見極めることが大切です。
パートナーの言動に疑問を抱いたり、不審な行動があったりした場合には目をそらさず、納得いくまで話し合いましょう。結婚前からお互いに言いたいことを言い合える関係になっていれば、結婚後も不満を溜め込んだり後悔したりする可能性が低くなります。
何年経っても「幸せ」と思える結婚生活を送れますように。