婚活でご飯に誘われた？ランチ・ディナーの断り方と行く際の注意点

更新日： 2023年04月27日

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今回は婚活パーティーで出会った方からランチやディナーに誘われたときの対処方法がメインの内容となります。一緒に食事をするのって、相手のことが色々と分かるので、とても良い判断材料になりますよね。

そうそう、会社という意味の英単語であるCompanyにも「パンを分けあって食べる仲間」という語源があるんだそうですよ。元はラテン語だそうですが、昔から人付き合いと食事は切っても切れない関係。

それだけに、婚活パーティーで出会って仲を進展させようと思ったら、食事に誘うのが定番です。ランチやディナーに代表される「婚活ご飯」に誘われた際、どんな風に対処すれば良いのか、断り方や行くとなった際の注意点も含めて解説します。
この記事の監修者

三輪 賢治

ノマドマーケティング株式会社　代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。

◆著書
婚活ビジネスの教科書
AI婚活: 〜進化するマッチングアプリ〜
100歳まで出会える人生

基本はランチ、ディナーには要注意

さすがにモーニング（朝食）に誘う強者は聞いたことがありません。なので、婚活パーティーで出会った人から誘われるのは、ランチかディナーのどちらかでしょう。

色んな恋愛マニュアルを読むと、最初はランチに誘いましょうと書いてあります。理由はディナーよりも明るいうちに済むランチの方が警戒感を持たれないから。また、なにかとランチの方が軽く（お金も料理も）済むので、誘う方も誘われる方も気楽ですよね。

反対に、ディナーは夜7時～8時などから始まって、食事が終わるころには10時を回ってしまっていることもあります。お酒も入り、人によっては面倒くさい絡み方やセクハラまがいの行為をしてしまうことも。2件目のバーやカラオケ、ひどい時にはそのまま自宅やホテルに誘われることもあるようです。

またディナーデートだと、食事代が1万円を超えることも珍しくありません。社会人同士のデートなら、割り勘とまではいかなくても、7：3などで、誘われた方も財布を出すようなケースがあります。決して小さくない出費ですよね。

以上のような理由で、まずは相手の人柄、そして2人の相性を確かめるためにもランチから誘うというのが定番になっています。ただ、ディナーに誘われたからと言って、相手が下心を持っているとは断言できません。

フリーランスの方やデザイナー、サービス業の方などは、土日の日中も忙しく仕事をしている場合があります。婚活パーティーでの印象や、それまでのメールのやりとりも含めて、判断すれば良いでしょう。

婚活ご飯の断り方

せっかくお誘いを受けたお食事ですが、意中でない人に対しての相手を傷つけない断り方３パターンをご紹介します。

「忙しい」

最も角が立たない断り方は、社会人の切り札「忙しい」です。これを言われると、誘った方も「忙しいなら、仕方ないか～」と思ってくれます。同時進行している恋人候補との約束を優先する場合にも使えます。もし同じ相手から二度と誘われたくないという事情でもない限りは、この断り方で良いのではないでしょうか。代表的なものは、以下の理由です。

• 仕事が忙しい
• 副業が忙しい
• 習い事が忙しい
• 趣味の活動（音楽やアートなど）が忙しい
• 家族の介護が忙しい

注意点としては、忙しい時期には必ず終わりがあるので、一度断った後も度々誘いが来る可能性を残してしまうことです。その際、気持ちに変化があるなら誘いを受ければいいですし、さすがに3回ほど断ったら、常識を持った人は誘うのをあきらめます。

もし、しつこく何度も誘われるようでしたら「当分忙しい。時間ができたらこちらから連絡する」とメールすれば大丈夫です。

「体調が悪い」

「忙しい」に次ぐ有効な断り方が「体調が悪い」です。特に女性が男性の誘いを断る際に有効です。常識を持った社会人男性は、詳しくは分からなくても、女性が体調を崩すタイミングがあることを理解しています。

なので、体調が悪いと丁寧に断ったにもかかわらずしつこく誘ってくる男性は、思いやりの気持ちがない男性と判断することもできます。反対に優しい言葉で返してくれる男性はポイントアップですね。次に挙げる理由と合わせて断ってみてください。

• 風邪を引いて体調が悪い
• 季節の変わり目で体調を崩した
• 疲れがたまっていて体調が悪い
• 花粉アレルギーで外出を控えたい（春・秋）
• 暑さに弱いので外出を控えたい（夏）
• 寒さに弱いので外出を控えたい（冬）

この断り方も、体調が良くなったタイミングを見計らって再度のお誘いが来る可能性があります。その際の誘い文句や内容を見て、もし行ってみてもいいかなと思えたら、デートの誘いを受ければよいと思います。

もし、何度も誘われて困るようでしたら「通院しているので、当分時間が取れない。体調が回復したらこちらから連絡する」とメールを返しましょう。

「気になる人ができた」

3つ目の断り方は、先に挙げた2つの理由「忙しい」、「体調が悪い」と違って、相手をフってしまうようなものなので、よく考えてから使ってください。そもそも食事に誘われただけなのに、「気になる人が他にいるのであなたとは食事はできない」という断り方は、自信過剰なようにも見えます。

お友達にもなれそうにない、そんな相手から誘われたり、本当に同時進行で連絡を取り合っている人とうまくいきそうになったりしたときが、この断り方の使い時でしょうか。

中途半端に食事に付き合って勘違いさせるよりも、ハッキリと断った方が相手のためにもなる場合があります。

脈なしメールの代表例

お次は、逆の立場になって誘う側の視点です。食事に誘ってみても全然乗ってこない、もしかすると脈なしなのかも知れません。下に書くような事態が起こっていたら、要注意。早々にあきらめて次の恋を探した方がいいかもしれませんよ。

• 返事が極端に遅い
• 返事がない
• 既読無視や未読無視
• 相手からの提案がない
• どんどんメールの返事が短くなっていく
• メールでの質問に答えない
• 以前のメールの内容が忘れられている

婚活ご飯に行く際の注意点

さて、ここまでご飯の断り方に焦点を絞ってお話をしてきましたが、ここで一度、ご飯に行く際の注意点も挙げておきたいと思います。大きく3つです。

• 高級店を選ばない、選ばせない
• 遅い時間を設定しない、設定させない
• 急速な進展を避ける

高級店を選ばない、選ばせない

まず、最初のご飯デートで高級店を選ぶのはやめましょう。相手が緊張しますし、お勘定も気になります。もし事前に相手からどんなお店がいい？と聞かれていたら「リラックスしてゆっくりとお話を楽しみたいので、気軽なお店でお願いします」と伝えればOKです。

遅い時間を設定しない、設定させない

どんなに相手からの好意を確信していても、最初のご飯デートからそのままの流れでひと晩一緒に過ごすのはやめましょう。どうしても2人の関係が軽くなってしまうからです。ランチが難しく、ディナーデートを設定する場合も、遅い時間は避けて早めに切り上げる方がGOOD。自分が誘いを受ける立場で、相手の設定した時間が遅い場合、日を改めてもらいましょう。

急速な進展を避ける

出会ったばかりの男女が急速に関係を発展させてしまうと、その恋が冷めるスピードも、早くなる場合があるようです。特に、婚活中の女性へのアドバイスで有名なものが「きちんと交際するまではカラダの関係を結ばない」です。

諸説ありますが、これまでに見聞きしたケースですと、やはりすぐに男女の関係になったカップルは、その後順調な交際に発展するケースがあまり多くないようです。

最低でも2回ご飯デートを重ね、3回目のデートで初めて手をつなぐなどの軽いスキンシップを取ることがオススメです。

まとめ

今回のコラムでは、婚活パーティーで出会った方からランチやディナーに誘われたときの対処方法をお伝えしました。最初にも書きましたが、ひとつのテーブルを囲み、食べ物を共有するというのは、人類が昔から行ってきた行為です。

目の前の相手を、直感的に合う合わないと判断できる貴重な機会でもあります。なので、可能性を広げるためにもできるだけ色んな恋人候補者と食事をしてみることをオススメします。

ただ、今回の例に挙げたように、どうしても食事を一緒にしたくないような場合は、ハッキリと断ることも大切です。人が一生で取る食事の数は、およそ8万回から9万回（1日3食の計算で80才まで生きた場合）。

限られた回数の食事を楽しむためにも、慎重にご飯デートのお誘いの善し悪しを判断して、OKを出したり、NGを出したりすることが重要になってきます。交際や結婚をしてからも一生続く、相手との食事。今回のコラムを参考に、ぜひご自分にピッタリな相手との食事を楽しんでいただければと思います。

おわり