結婚は焦れば焦るほど遠のく理由と結論【男女年齢別】

更新日： 2023年04月28日

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「焦ってもいいことなんてない」おそらくみなさんが人生で100回以上は聞いたことのある言葉（格言？）だと思います。結婚や婚活でも同じです。

ただ「焦る必要はないけど、急いだ方がいい」なんていう言葉も、よく聞きますよね。いったいどっちやねん！と言いたくなると思います。

そこで！今回は「焦る」と「急ぐ」の根本的な違いや、焦ると婚活や結婚がうまくいかない理由などについて男女年齢別に詳しく紹介します。今まさに結婚に焦る気持ちを抱えているみなさん、是非今回のブログを参考に、焦らず結婚への道を進んでくださいね。
この記事の監修者

三輪 賢治

ノマドマーケティング株式会社　代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。

◆著書
婚活ビジネスの教科書
AI婚活: 〜進化するマッチングアプリ〜
100歳まで出会える人生

「焦る」と「急ぐ」の違いとは？

「休日に会社から電話きてめっちゃあせった！」など日常で使うことも多い言葉だと思いますが、「焦」という漢字は、鳥を火で焼くという成り立ちだそうです。

本来は、「あわてる」や「いそぐ」の意味はなく、「思い通りにいかなくてイラだつ」という意味。なので結婚に焦るというのは、「思い通りに結婚できなくてイラだつ」という意味になります。

そのイラだつ気持ち、理解はできますが、同時に、イラだっても何も良いことはないということもおわかりになりますよね。イライラしてる人に魅力を感じる人っていないですから。

ただ、特に年齢との戦いになることが多い女性は、焦ってしまう方が多いようです。しかし、結婚に焦る女性を怖いと感じている男性も少なくありません。

一方「急ぐ」という言葉は、みなさんがイメージしている通り、早める、スピーディーに行うという意味です。なので、結婚に焦る気持ちをぐっとこらえて、婚活を急ぐことが良さそうです。

婚活を急ぐとは、具体的には

• ・若い年齢のうちから結婚を意識して活動する
• ・自分に合った婚活方法（婚活パーティー、婚活アプリ、相談所など）を早めに見つける
• ・だらだらと交際せず、期間を決めて結婚へと進む

というようなことですね。

焦ったら失敗する！

「休日に会社から電話きてめっちゃあせった！」など日常で使うことも多い言葉だと思いますが、「焦」という漢字は、鳥を火で焼くという成り立ちだそうです。

本来は、「あわてる」や「いそぐ」の意味はなく、「思い通りにいかなくてイラだつ」という意味。なので結婚に焦るというのは、「思い通りに結婚できなくてイラだつ」という意味になります。

そのイラだつ気持ち、理解はできますが、同時に、イラだっても何も良いことはないということもおわかりになりますよね。イライラしてる人に魅力を感じる人っていないですから。

ただ、特に年齢との戦いになることが多い女性は、焦ってしまう方が多いようです。しかし、結婚に焦る女性を怖いと感じている男性も少なくありません。

一方「急ぐ」という言葉は、みなさんがイメージしている通り、早める、スピーディーに行うという意味です。なので、結婚に焦る気持ちをぐっとこらえて、婚活を急ぐことが良さそうです。

焦らず急ぐことはできる

さて、焦ると急ぐの違いが分かれば「焦らずに急ぐこと」も可能です。具体的には以下の様な方法が考えられます。

• 若い年齢のうちから結婚を意識して活動する
  将来を見越して、自分の結婚したい年齢から検討する時間を逆算して始める時間を決めておきます。もちろん自然発生的な恋愛で結婚することもあるでしょうが、人生設計として婚活をとらえるという方も増えてきています。
• 自分に合った婚活方法（婚活パーティー、婚活アプリ、相談所など）を早めに見つける
  婚活を他人事ととらえず、自分だったらどういう方法が合っているかをあらかじめ考えておく事は、婚活を始めた際にバタバタせずに済みます。また、婚活を始めてしまったあとでも、方法に優先順位をつけ、ある程度絞ってから行動した方がロスが少なくて済みます。
• だらだらと交際せず、期間を決めて結婚へと進む
  結婚を決めるのは勇気がいる事です。それ故、だらだらとぬるま湯につかって関係を続けてしまう気持ちも分かります。しかし、時間は有限。お互いにとって将来が不明瞭な状態は、時間の無駄でしかありません。検討期間はある程度めぼしをつけて、しかるべきタイミングで結婚へ進めましょう。

焦れば焦るほど結婚が遠のく理由

年齢別のお話に入る前に、「焦れば焦るほど結婚が遠のく理由」について少しだけ触れたいと思います。先ほど紹介したように、結婚に焦るとは、「婚活が思い通りにいかなくてイラだっている」状態です。

婚活で成果が出ていないなら、なにが悪いのかを分析して改善策を立て実行しないと、時間とお金がただ減っていくだけで、状況は悪化の一途をたどります。

先日耳にしたのは、次のようなアラフォー女性の体験談でした。「私は昔からモテてて、その気になればいつでも結婚できた。正社員で収入もあるし、見た目も実年齢より若いと言われる。オジさんは好きじゃないので、同年代かちょっと若いくらいの男性が希望だが、交際はできても結婚に至らずに焦る」というものです。

みなさんはこの体験談を読んで、なぜ結婚が遠のいてしまうのか、その理由がわかりますよね？彼女は結婚に焦っている（同年代や若い男と結婚できずにイラだっている）だけで、どうすれば自分が結婚できるのかをまるで考えていません。

悲しいことに男性はいつでも若い女の子と付き合いたい、結婚したいと考えています。アラフォーの男性が主に探しているのはアラサーの女性でしょう。

結婚に焦る女性の特徴として、自分を磨くことはできても、結婚対象を広げることがなかなかできないようです。上に紹介した女性も、きっと同世代の女性と比較するとキレイで優秀な方なのでしょう。

アラフィフ以上に範囲を広げるか、または同年代のアラフォーでも、特にバツイチや子どもを欲しがっていない男性などを探すと、マッチングする確率が高いと思います。

結婚に焦る気持ちはわかりますが、こればかりは焦っても仕方ないので、自分の市場価値が高まる場所、相手を探していただきたいと思います。自分の要求を主張するばかりではなく、相手のニーズに合わせることができれば、きっと結婚は夢じゃなくなると思います。

年代別　結婚に焦る男女の方へ

年代で分けて考えると、それぞれのライフステージに合った婚活の考え方が見えてきます。それと同様に、年齢ごとに抱える特有の悩みが、焦りへとつながっている事が多いのです。それぞれ分けて見ていきましょう。

20代で結婚に焦る男女の方へ

20代で結婚に焦る男女ですが、仮に同年代のお相手を探す際に、お互いの結婚に対する考え方のギャップから来るものが多いようです。

20代のうちに結婚したいと男性が思っていても、女性の方がもっと仕事に打ち込んでみたい、趣味の活動を広げてみたいと思うことがあります。女性の場合は結婚した後には出産、育児と続きますから、どうしても自分のやりたいことは結婚前にしておきたいという考えは自然です。

しかし、女性も20代の内から焦っておいて正解なのです。30代になって初めて焦るようでは、ちょっと出遅れてしまっています。その焦りの感覚を大切に、かといって、イラだつことなく冷静に婚活を続ける、または具体的に結婚へのプロセスを思い描いて行動してください。

20代女性なら勝ち目は存分にあります。20代のパーティーなら参加費は最安値、結婚相談所に入会しても多くの申し込みがあるでしょう。

アラサーで結婚に焦る男女の方へ

アラサー（25歳〜34歳）は、データ的に見ても男女ともに結婚するカップルが多いので、焦りますよね。日本人の平均初婚年齢は、ここ数年間はずっと男女ともに30歳前後です。

世間の常識や統計データに合わせて焦って結婚する必要は一切ありませんが、アラサーが最も結婚しやすいというのも事実です。もし今あなたがアラサーで、結婚に焦っているとしたら、自分を分析し、結婚相手に求める条件を考え直すだけで、十分に結婚できる可能性が出てきます。

男女ともに、結婚へ向けてとるべき手段はあまり変わりません。交際1年以上の相手がいる場合は、思い切って次のデートで結婚について話し合ってみましょう。もしそこで相手が結婚を意識していないことがわかった場合、結婚が不利になるアラフォーになってしまう前に、思い切ってアラサーのパーティーに参加して、次の相手を探すという決断もアリです。

交際1年未満の相手なら、交際1年をきっかけに、同じように結婚について真剣に話し合ってみてください。その話をずるずると先延ばしにしてしまうと、いつの間にかアラフォーになってしまいます。

相手がいない場合、すぐに行動を起こした方が、結婚できる確率が上がります。アドバイスとしては、男女ともに、相手の年齢を自分よりプラス5歳まで上げて探してみてください。25歳の方は30歳まで、34歳の方は39歳までの相手を探すということです。

婚期を逃してアラフォーやアラフィフになって出会う相手は、もっと年上です。いまのうちに、ちょっとだけ年上の人を探して婚活をすることは非常に有効です。

アラフォーで結婚に焦る男女の方へ

アラフォーのみなさんは、焦る気持ちをいったん落ちつけて、どうぞ冷静に自分の人生について考えてみてください。アラフォーになるまで独身だった方は、すでに自分の生き方や相手の好みがハッキリとしているはず。

無理に結婚しても離婚してしまうかもしれませんし、焦っても仕方ない、なにもいいことがないです。筆者のオススメとしては、20代やアラサーの若者にはマネのできないゆったりとした落ち着きと余裕のある態度で、婚活に臨むことです。

また、ここまできたら、相手に求めすぎるのはNG。自分が相手に妥協できれば、相手も自分に妥協してくれる可能性が高まるということを忘れないでください。結婚における妥協は、逃げではなくて、有効な戦略です。

妥協してまで結婚したくないという方は、その通りで結婚しない方がいいと思います。反対に、どうしても一回は結婚してみたいという方は、相手の年齢を自分よりプラス10歳まで上げれば、可能性はあるでしょ。

アラフォー男性のみなさん、20代や30代前半の女性ばかり探さず、どうか35歳〜49歳の女性にも目を向けてください。また、アラフォー女性のみなさんは、経済力もあり大人の余裕もある50代の男性を視野に入れることをオススメします。アラフォーの方が集まるイベントに参加してみるのも一つのてですね。

男女別　結婚への焦りを分析

年代別で焦りの正体について見てきましたが、各年代でも男女で焦りの理由には違いがあることが分かりました。この項では、男女の結婚を意識する年齢から、それぞれの焦りについて分析してみます。

女性の場合

2018年に厚生労働省が行った人口動態調査によると、女性の平均初婚年齢は29.4歳だったようです。一方で、結婚を意識する年齢による調査を見てみると、約7割の女性が、20歳～26歳で意識すると答えています。この数値から考えると、女性の結婚に対する焦りは平均初婚年齢の直前の27歳ごろから始まり、平均初婚年齢を3年ほど超えた34歳ごろまでがピークの様です。

よく話に聞くのは、近い年代の男女がお付き合いしている際に、焦りから痺れを切らした女性側から、結婚についてどう思っているのかを男性に問いただすという場面です。

もちろん、男性に問題があることも多いですが、男性側から見るとまだ適当な時期ではないと思っているか、そもそも結婚するつもりがないと思っているので、非常に怖い存在に映ります。

そんな状態の中、しっかりと結婚についてお互いに話すというのはよくありませんから、焦らず、相手を思いやりながら確認した方がいいでしょう。

男性の場合

男性の結婚年齢に関する数字も見ていきましょう。平成26年度の「結婚・家族形成に関する意識調査」によると、約9割の男性が25歳から34歳で結婚したいという結果が出ています。それに対して平均初婚年齢は31.1歳ということで、理想と現実にそこまでのギャップはないことがうかがえます。

焦り始める年齢があるとすれば、結婚したい年齢を超えた35歳からでしょうか。大卒で入社した会社で働いていれば、勤続年数も10年を超え、会社での立場もそれなりにあるでしょう。また、両親が＋20歳と少なめに見積もっても55歳ですから、そろそろ孫の顔が見たいといわれる頃ではないでしょうか。

男性の場合は焦って空回りすると逆効果。常に冷静で大人の対応を忘れずにして、自信に合った婚活方法さえ合っていれば結果はついてくるはずです。

結婚の焦りを解決するには

さて、これまで焦りの理由について見てきましたが、焦るなと言われても焦ってしまうのが人の常。ここではどうやったら焦らずに婚活を勧められるかについて紹介していきます。

結婚を焦ってもいいことはひとつもない

再三お伝えしていることですが、結婚を焦ってもいいことはひとつもありません。焦って失敗した方がかえって遠回りになり、最悪の場合ですとバツが付いてしまうことになってしまいます。
焦っている本人は思い詰めてしまいますが、誰かに相談すると的確な答えが返ってくることもあります。そんなケースをいくつか紹介いたします。

「25歳になりました。 周りの友達は結婚、妊娠、出産……
私は独身。一応彼氏はいますが…私が思い描く幸せが結婚、妊娠、出産です。
私はまだ何一つ手に入れられてない。 もう25歳。毎日が鬱です。友達が羨ましくてたまりません。どうしたらこの負のスパイラルを抜けられるでしょうか。」

「自分に自信をつけることです。結婚したら抜けられそうですが、おそらくそうはならないでしょう。子供のいる友人がうらやましくて毎日が鬱です。専業主婦の友人が優雅に見えて毎日が鬱です。」

引用元：発言小町

「婚活に焦る私にアドバイスをください。26歳の♀です。出会いがなく2年彼氏がいません。 夏に再就職し(派遣事務)、男性が多めと聞いていたので少し期待していましたが、ほぼ既婚者or年配の方ばかりでした。」

「とにかく色んな出会いの場に出かけましょう。 婚活パーティー、お見合いバスツアー、社会人サークル、趣味の習い事・・・28歳になっても彼氏が出来ないようなら、結婚相談所に行ったほうがよいです。」

引用元：Yahoo!知恵袋

結婚に焦らない方法

大前提として、自分だけで思いつめるとロクなことにならないということを念頭に置いてください。いったん負のスパイラルに入ってしまうと、中々抜け出せなくなってしまいますから、身近な友人や家族に話を聞いてもらうか、発言小町やガールズちゃんねるで投稿してみて客観的な意見を聞いてみてもいいかもしれません。

しかし、その弱った状態では相手の意見に振り回される可能性もあります。そこで必要なのは、自信をつける事。自分で考え、自分で選んだ道です。人によってはとやかく言う人もいるかと思いますが、決めるのはあくまでも自分。参考は参考と割り切って、自分の腹に落とし、自信につなげていきましょう。

一方で、的確な意見に反発していても意味がありませんから、傲慢な考え方も捨て、謙虚な気持ちでいることも大切です。今後、結婚しておいてとうまくやっていくためにも必要な考え方ですから、そういった気持ちも忘れないようにしたいですね。

まとめ

最初から何度も言っているように、焦るとは、思い通りにいかずにイラだつことです。焦る必要がない、焦っても仕方ないということは、もう十分にご理解いただけたかと思います。

その上で、どうすればいいのかに関しては、これも数回書きましたが、結婚相手に理想を求めすぎないことです。結婚できない男女、結婚に焦る男女に特徴的なのは、とにかく婚活市場における自分の価値をよく理解していないこと。同じく自分が結婚に求めていることもよく理解しないまま、なんとなくの感覚で相手を選んでしまっています。これでは結婚は遠のくばかり。

自分の年齢や性別、スペックを認識して、自分が婚活市場でどんなポジションにいるのか、まずはじっくりと考えましょう。そんな自分と結婚をしたいと考えてくれる人は、どんな人か、そしてその人たちに自分が求めるのはどんなことか。

焦ってもうまくいきませんが、なにも考えていなくても結婚できません（一部の例外を除きます）。反対に、自分を理解し、相手の気持ちを考えられる人は、結婚への道をゆっくりとでも焦らずに進むことができると思います。

おわり