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未婚率急増の理由と本音、結婚しないメリット
男女問わず、年齢とともに意識するのが「結婚」です。
結婚=幸せというイメージが強いものの、中には「結婚したくない」と感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、年齢を重ねるとともに周囲から結婚について心配されることも少なくありません。では、結婚したくないと思うのはおかしいことなのでしょうか。
結婚したくないと感じている人に向けて、その考えは決して「おかしくない」ことの裏付けや、結婚しないメリットなどをご紹介します。
目次
結婚したくない男女が急増中、なぜ?
2000年代に入ってから、結婚したくないと思っている人が急増しています。しかも、男性・女性問わずという結果が出ています。
なぜ結婚したくない男女が急増しているのでしょうか?
未婚の割合は男女ともに増えている
引用元:内閣府データ
内閣府の調査によると、初婚年齢の平均は夫・妻ともにどんどん高くなっています。1975年には夫の平均初婚年齢は27歳、妻は24.7歳だったのに対し、2019年は夫が31.2歳、妻は29.6歳とどちらも高くなりました。
また、50歳のときの未婚割合も右肩上がりで、今後もその傾向は続いていくと予想されています。さらに、実際に結婚した人(婚姻件数)が減少傾向にありますが、離婚件数は大幅に上昇しています。
実際に結婚したくない男女が急増中なのかどうか、アンケート調査を行いました。以下で解説します。
【アンケート】結婚したくないですか?
今回e-venzでは、未婚男女1,000名に結婚に関するアンケート調査を行いました!
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2021年11月30日~2021年11月30日
調査対象:全国20歳~49歳の未婚男女
有効回答数:1,000名(男性488名・女性512名)
Q.結婚したくないですか?
アンケート結果からもわかるように、20代は結婚したくないと答える割合が多く、30代40代も共に結婚したい、したくないが半々の調査結果でした。この結果を見ると、未婚の割合が増えてきているという内閣府のデータにもうなずけますね。
結婚したくない理由は?
先ほどの結果を見ると、結婚したくない理由が気になりますね。
「結婚したくない」と答えた人へ、結婚したくない理由を調査してみました。
Q.「結婚したくない」と回答された方へ
結婚したくない理由は?
男女別に見ていきましょう。
- 【男性】
- ・「お金がかかるから」(21歳/男性/大阪府)
- ・「他人と暮らすのは大変そうなので」(25歳/男性/富山県)
- ・「結婚というかたちにこだわる必要がないから」(31歳/男性/福岡県)
- ・「家族間の付き合いが面倒なため」(36歳/男性/神奈川県)
- ・「縛られるのがいやだから」(41歳/男性/北海道)
- ・「人生の墓場と言われているから」(49歳/男性/宮城県)
- 【女性】
- ・「他人との同居が想像できない」(20歳/女性/石川県)
- ・「幸せが得られるわけじゃないから」(24歳/女性/静岡県)
- ・「両親みてると無理だなとおもったから」(30歳/女性/大阪府)
- ・「自由がなくなるから」(33歳/女性/東京都)
- ・「苗字が変わるし女性は色々めんどくさいから」(35歳/女性/神奈川県)
- ・「人と生活するのが煩わしい」(43歳/女性/京都府)
- ・「人生の墓場と言われているから」(46歳/女性/長野県)
結婚したくない理由は、男性も女性も同じような理由が多く上がりました。
自由な時間がなくなる・人と生活するのは煩わしい・・等々。
40代の方からは、「人生の墓場」というフレーズが多く聞こえました。自身の周りに既婚者が増え、いろんな話しを聞いているうちに、結婚したくないという気持ちになってしまうのかもしれませんね。
さて、結婚したくない理由をランキング形式でもう少し詳しくご紹介していきます。
「結婚したくない理由」ランキング
実際に結婚していない・したくない人が増えていることがわかりましたが、なぜ結婚したくないと思うのでしょうか。その理由をランキング形式でご紹介します。
結婚したくない理由1・不安定な経済状況
1つ目の理由は、お金の問題です。
一般社団法人全国銀行協会の調査によると、結婚にかかる資金は平均で400万円以上かかることがわかっており、決して安い金額ではありません。さらに新生活の準備や婚約指輪などを準備すると、より多くの資金が必要です。
また、結婚資金を貯める前に奨学金の返済に追われている、社会人になって一人暮らしをしているなどの理由で、なかなか貯金ができないなども考えられます。結婚は、式を挙げても挙げなくても何かとお金がかかる一大イベントのため、どうしても踏ん切りがつかない、もったいないと感じる人も少なくありません。
結婚したくない理由2・コロナ禍もあり出会いがない
2つ目の理由は、出会いがないことです。
友人・知人からの紹介、SNSを通じた出会い、マッチングアプリなどさまざまな出会いの場はあるものの、実際に恋人として付き合えるまでの道のりは長く、学校や会社へ通いながら出会いの機会を探すのは難しいと言えるでしょう。
アプリでマッチングするなど一時的につながりができたとしても、実際に恋人同士になるまでには時間がかかります。デートを繰り返すたびにお金もエネルギーも必要とされるため、仕事などで疲れ果ててそれどころではなくなることも考えられます。
また、新型コロナウイルスの影響を受け、学校へ登校しない、会社へ出社をしないスタイルが広まりました。そうなると、当然出会いの場は急激に減ってしまいます。人づてに紹介してもらうスタイルは情勢の変化を受けて敬遠されており、マッチングアプリでも直接会わずにビデオ通話(ライブチャット)などでやり取りをする人が増えています。
結婚したくない理由3・結婚のメリットがわからない
3つ目の理由は、結婚にどのようなメリットがあるのかがわからない点です。
先ほどもご紹介しましたがお金の問題をはじめ、結婚後の夫婦関係についての不安、嫁姑問題や親族関係での不安、どのタイミングで子どもをもうけるか、果たして問題なく子どもを作れるかどうかなどが挙げられます。
また、女性では結婚・妊娠に伴う退職や育児休暇の取得などを考えなくてはなりませんが、果たして復帰できるかどうかなど、キャリア中断に不安を抱えることも多いでしょう。パートナーが育児休暇取得に動いてくれるかどうかなど、将来的な不安が大きいことで結婚に踏み切れない人も少なくありません。
結婚したくない理由4・そもそも結婚したくない
4つ目は、そもそも「結婚したくない」という考え方についてです。
男女問わずまったく結婚願望がない人は少なくありません。実際に初婚年齢が上がっていること、未婚割合が増えていることが裏付けです。
さらに、結婚における不安や経済的な問題などのデメリットを解消したとしても、特に結婚をしたいと思わない、むしろ結婚したくないと感じている人も多くいます。子どもが欲しいと思わない、仕事に打ち込みたいなどさまざまな理由が挙げられますが、内閣府の調査では次のような結果になりました。
●「独身の理由」について
- 相手がいない
- 独身の自由さを失いたくない
- 経済的に余裕がない
- 結婚する必要性を感じない
- 趣味や娯楽を楽しみたい
出会いがない(相手がいない)ことや、経済的な余裕のなさ、結婚する必要性を感じないなど、すでにご紹介した内容が含まれています。さらに、独身という自由さを失いたくない人や、趣味・娯楽を楽しみたいという人も少なくありません。結婚するとパートナーがいる幸せを感じられる一方で、独身のときのように一人で自由気ままに生活するのは難しいと考えられています。
ちなみに、「一生結婚するつもりはない」と回答した人は8.1%と、決して少ない数字ではありませんでした。
「結婚したくない」のは、おかしい?
実際に結婚したくない人、結婚していない人が増えている中で、「結婚したくない」という気持ちを抱えることはおかしいことなのでしょうか?
なぜ結婚したくないという思いがあるのか、その理由を突き詰めて見てみましょう。
結婚したくないと思う理由とは?
自分が結婚したくないと思うのはなぜか、まずはその理由を明確にしてみましょう。
たとえば、小さい頃に両親や親戚、友人の両親など身近な夫婦の不仲を見ていた人や、結婚という複雑な制度への否定感を抱いている人などは、これらが結婚したくないという大きな理由につながります。
特に両親の不仲を目の当たりにしていた場合、いわゆるトラウマとして心に大きな傷を負ってしまい、自分は結婚しないという反面教師にしていると言えます。
結婚したくない男性の特徴と本音
まず、結婚したくないと考えている男性の特徴や、心の奥底にある本音を見てみましょう。
男性の場合は結婚自体に執着がなく、「家庭」に縛られず自由な恋愛を楽しみたい、気楽に生きたいと考えている人が多くみられます。また、すでに結婚している上司や同僚など周囲の話を聞いて、結婚は面倒、自由がないなど結婚に対するネガティブなイメージを持っている場合も考えられます。
男性では、仕事に夢中になっていて結婚どころではないという人も多いのではないでしょうか。子どもにかかるお金のことや将来について考えると、自分の子どもを残したいと思わない人もいるでしょう。
結婚したくない女性の特徴と本音
結婚したくないと考えている女性も、男性と同じく家庭に縛られず自由な恋愛を楽しんだり、気楽に生きたいと考えていたりします。また、女性は妊娠・出産で身体的にも精神的にも大きな変化が起きることから、子どもが欲しくないと思う女性も少なくありません。
また、経済的に自立している女性はパートナーの収入に頼ることなく生活でき、独身の気楽な生活を捨てて、わざわざ結婚するメリットを感じられないという本音もあります。
結婚という制度の多くは、女性側が名字を変え、運転免許証の更新や銀行口座名義の変更などの手続きを行います。こうした負担が大きいことも、結婚したくないという女性の本音につながるのではないでしょうか。
結婚しないメリット
結婚しないことで、どのようなメリットが得られるのかを見てみましょう。
- ・マイペースで自由に生活できる
- ・趣味に没頭できる
- ・仕事に集中してキャリアを諦めなくて良い
- ・恋愛、転職、移住などあらゆることにチャレンジしやすい
など、さまざまなメリットが考えられます。
結婚しない最大のメリットは、自分の人生を自分のためだけに生きられる、自分の時間を自由に使えるという点です。結婚すると、親戚付き合いや家族の用事を優先しなければならないことがあります。しかし、結婚していないとお金や時間の使い方をはじめ、趣味に費やす時間、仕事へ没頭できるなど、あらゆる決定権が自分自身にあります。
恋愛、転職、移住など人生の分岐点においても、既婚者に比べてしがらみがなく、自分で好きな道を選べるのは大きなメリットと言えるでしょう。
結婚しないデメリット
続いて、結婚しないことで生まれるデメリットも見てみましょう。
- ・偏見を持たれる可能性がある
- ・家族に将来や老後を心配されやすい
- ・老後に不安を抱えやすい
- ・老後や急病時のお金について不安が大きい
- ・子どもを持つ考えが変わったときに対応しづらい
まず、一度も結婚していない人に対して向けられる目は、まだまだ良いものではありません。既婚者、子どもがいるというステータスは評価されやすく、反対に未婚を貫く人に偏見を持たれることもあります。
両親や親戚にも、良い相手はいないのかなどと心配されたり、孫の顔が見たいなどと催促されたりすることもあるでしょう。
結婚せず一人でいるとお金も時間も自分で自由に使える一方で、急病時などアクシデントが起こった際にも、自分ですべて対応しなければなりません。特にお金については不安が大きく、怪我や病気の際には心細いこともあるでしょう。
また、「やっぱり子どもが欲しい」と考えが変わった際、特に女性は年齢の問題もあり対応しづらいのもデメリットと言えます。
しかし、デメリットの多くは先回りして対処できるものもあります。たとえば、老後資金や急病時のお金については、投資や保険、公的制度でまかなえる部分が大きいため、必要以上に不安を抱えなくても良いでしょう。家族に対しては結婚しない考えをあらかじめ伝えておく、理解してもらえない場合は少し距離を置くなどして、ストレスにならないよう対処できます。
「結婚したくない」のはおかしいことではない
「結婚したくない」と考えるのは、おかしいことではありません。
そもそも、「結婚=幸せ」という考え方は、もはやスタンダードではありません。日本では独身の理由1位に「相手がいない」ことが挙げられましたが、欧米では「結婚する必要性を感じない」が1位です。
日本と同じく未婚率は上がっているものの、欧米では結婚せずに事実婚やカップルとして子どもをともに育てたり、生活したりするスタイルが増えています。つまり、結婚という枠組みにはまらなくても、好きな人と過ごしたり子どもを育てたりできるということです。
時代は変化し続けます。男性でも女性でも「結婚したくない」という気持ちは持っていておかしくありません。もちろん、相手がいないからという理由ではなく、結婚自体に興味がないことも決しておかしいことではありません。
「結婚したくない」と「結婚できない」は違う
ここで、「結婚したくない」ことと「結婚できない」ことの大きな違いを見てみましょう。
- 結婚できない
- 結婚したくない
…結婚願望があるが行動が伴わない、結婚願望があり行動しているが結果につながらない人
…結婚願望がなく自活できている、今後自活するための行動を取ろうとしている人
結婚したくない人は「いい人が見つかれば結婚したい」「お金が貯まったら結婚したい」などの条件を設定するのではなく、結婚そのものをしたくないと考えている点が大きな違いです。
結婚そのものをしたくない人は、恋人はいるのでしょうか。
以下でアンケート結果を解説します。
Q.「結婚したくない」と回答された方へ
恋人はいますか?
男性も女性も恋人がいないと答えた人が大多数でした。
恋人を作る=結婚という考えなのでしょうか。経済的・精神的に自立していたり、仕事や趣味を優先させたいと考えている人は、結婚もしたくないし、恋人もいないという状況になるのかもしれません。
では、「結婚したくない、恋人もいない」と回答された方へ、恋人が欲しいか調査してみましょう。
Q.「結婚したくない、恋人もいない」と回答された方へ
恋人は欲しいですか?
ここでもまた、恋人がほしくないという意見が圧倒的に多かったですね。
やはり、自分の生活が成り立ってしまっていたり、恋人や結婚に対してプラスのイメージが持てずにいる人はたくさんいるのかもしれません。
では逆に、結婚したくないけど恋人がいると回答された方へ、恋人とは別れたくないか調査してみました。
Q.「結婚したくない、恋人はいる」と回答された方へ
恋人とは別れたくないですか?
半々という調査結果でした。結婚したくないけど、恋人とも別れたくない。結婚したくないから、恋人と別れてもいい。といった心理でしょうか。コロナ禍で人との関わり合いが薄くなっている中で、ふとした瞬間に寂しくなったり、何か相談したいとき、心を許せる相手がいるとホッとしますよね。結婚はしないにしても、心許せる相手を作ることはおすすめです。
結婚しない女は「ずるい」?
結婚の話題になると話が盛り上がりやすい女性ですが、結婚の意思がない、今後結婚しないことを表明すると「ずるい」と言われることが実際にあります。シチュエーションはさまざまですが、職場、友人、親戚など関係性に関わらず、ずるいと言うのはおもに同姓からです。
なぜ女性は結婚しないと「ずるい」と言われやすいのでしょうか?また、男性でも結婚しないことを表明するとずるいと言われることはあるのでしょうか?
なぜ結婚しないと「ずるい」と言われる?
結婚に対する価値観は人それぞれですが、中には「女性の幸せは結婚」と信じてやまない人がいたり、結婚して家庭に入らず、自立して自分の人生を歩む女性に対して僻みや妬みの気持ちを持ったりする人がいます。
先ほどご紹介しましたが、結婚したいと思っているのになかなか結婚できない人や、先に結婚して生活がうまくいっていない人などが、「結婚しない」という自分とは反対の選択肢を選んだ人をうらやましく思うからです。
自分が結婚しないという選択でその人に何か迷惑がかかるなら別ですが、そうでない場合は「ずるい」という言葉は適切ではありません。ずるいという言葉を投げかけてくる人の意見を聞き入れて、自分の人生の選択肢を変える必要もありません。その人の言うとおりにしても、責任を取ってくれるわけではないからです。
男性の場合も同じく、結婚しないことに対して「ずるい」と言われても、どういう意図があったのかを考えてみましょう。自由でうらやましい、妬ましいという気持ちのもと出てきた言葉なのか、他の理由があるのかを考え、関係性によっては一歩踏み込んで理由を聞いてみるのも良いでしょう。
「女だけど結婚したくない」のはなぜ?
未婚率の割合では、男性の方が圧倒的に多い数字が出ています。そのため、未婚男性よりも未婚女性のほうが目立ちやすいと言えます。
「女だけど結婚したくない」と考えている人は多く、その理由はさまざまです。
- ・男性への不信感
- ・家庭(結婚)への不信感
- ・パートナーとの関係性の変化に対する不安
などが挙げられます。
たとえば、付き合っていた男性から暴力を受けた経験がある、楽しい付き合いではなかったなどの理由で、男性への不信感を持っている人がいるかもしれません。両親の不仲を見て育ったり、ネグレクトや虐待を受けた経験があったりして家庭を持つことへの不信感を持っている人がいるかもしれません。
そして、現在のパートナーと結婚によって関係性が変化する不安を持っている人など、結婚したくない深層心理につながる理由を持つ人もいるでしょう。これらの気持ちは他の人にはわかりづらく、自分自身で「結婚したくない」気持ちや理由を認めてあげる必要があります。
繰り返しになりますが、「女だけど結婚したくない」と思うのは、おかしいことではありません。
結婚したくないのは「一人が好き」だから
結婚したくない大きな理由として「一人が好き」「気楽に過ごせる」ことが挙げられます。
結婚するとどうしても相手の生活に合わせる場面があり、お金や時間の使い方もすべてが自由というわけにはいきません。一人でマイペースに過ごせることや、休みの日も趣味や娯楽を自由に楽しめる気楽さは、結婚しないことの大きな魅力です。
また、女の幸せ=結婚に直結しない考え方も大切です。自分の人生を誰にも左右されず好きに生きる、自分を大切にすることで豊かな時間を過ごせるでしょう。
本気で結婚したくないけど、周囲に心配される場合
本人はまったく結婚を考えていなくても、家族や友人に何度も心配されることがあるでしょう。そこでどのように対策をすると良いのかをご紹介します。
- ・「結婚しない(したくない)」と公言する
- ・信頼できるパートナーを作る
- ・好きなことに没頭する
- ・物理的に離れる
まず、結婚したくない・する気がないとあらかじめ公言しましょう。周囲は良い人がいれば結婚するのではという思いから、親切心で知り合いを紹介したりお見合いを勧めたりしてくることがあります。しかし、結婚したくないのは相手がいないからではないという理由を明確に伝えるとともに、はっきりと結婚しない意思を伝えましょう。
親や親族など、関係性によっては子どもを見せられない、安心させてあげられないなど罪悪感を抱くかもしれません。しかし、自分の人生は親や周囲の人のものではなく、あくまで自分の思うとおりにするべきと言えます。
周囲を安心させたいという思いがあるなら、信頼できるパートナーを作るのも一つの手です。日本でも事実婚が広まりつつあるため、結婚という枠組みにはまらなくても良い動きが強まっています。
また、仕事や趣味など、どのようなことでも良いので好きなことに没頭する姿を見せるのも良いでしょう。趣味がビジネスにつながる時代のため、楽しく収入を得て自活する姿を見せれば、結婚の興味がないことが伝わるのではないでしょうか。
それでも難しい場合、移住、転職など物理的に距離を取ることを検討してみましょう。違う土地に身一つで出向けるのも、結婚しない大きなメリットと言えます。
結婚したくない人もパートナー探しはおすすめ
結婚したくない人も、時にはふと一人が寂しいと感じるかもしれません。心を許せるパートナーがいると、普段はもちろん緊急時や寂しいときも安心できます。結婚はせずとも、パートナー作りに励むのはおすすめです。
ただ、コロナ禍の影響もあり、なかなか出会いがないと感じている人も多いでしょう。そこで検討したいのが、マッチングアプリです。マッチングアプリには用途があり、結婚したいと考えている人に向けた婚活アプリ、恋人を探したい人に向けたアプリ、フランクな付き合いや趣味友達などを探すアプリなどがあります。そのため、婚活系アプリを避けて利用するのがおすすめです。
結婚したい人向けのアプリ
結婚したい人向けには、次のようなマッチングアプリがあります。
- ・ゼクシィ縁結び
- ・オミアイ
おすすめアプリ・dine(ダイン)
おすすめのマッチングアプリ、1つ目は「dine(ダイン)」です。
■dineの特徴
- ・会員数が多い
- ・「デート前提」がコンセプト
- ・通常のマッチングアプリと異なり食事からスタート
dineはマッチング後、メッセージのやり取りをすることなく食事の約束を自動的に取りつける仕組みです。dineがお互いの都合に合わせて日程を自動調整し、お店の予約までしてくれます。あとは当日、一緒に食事や会話を楽しみ、関係を深めていくというコンセプトです。
他にはないマッチングの仕組みで、数多くのメディアでもピックアップされています。マッチング後の面倒なやり取りを飛ばしてくれるため、仕事帰りに深夜まで相手とメッセージのやり取りをするのは疲れるという人におすすめです。
また、マッチングアプリを利用する上で多いのが、初めて会う際の不安です。車や家、カラオケボックスなどの密室空間で約束を取り付けるのは抵抗があり、実際にマッチングアプリに関連したトラブルのほとんどはこれらの場所で起きています。だからこそ、dineは人の目がある飲食店に限定しており、安心してデートを楽しめるのが大きなメリットです。
おすすめアプリ・ペアーズ
2つ目のおすすめマッチングアプリは「ペアーズ」です。
■ペアーズの特徴
- ・会員数が多く知名度が高い
- ・結婚だけでなく恋人探しにもおすすめ
- ・年齢層が幅広い
ペアーズは国内最大級のマッチングアプリで、ユーザー数は1,500万人(2021年6月時点)を突破しています。そのぶん実際にマッチングしたカップルや口コミの数も多く、サポート体制も整っているため利用しやすいと言えるでしょう。
会員の年齢層や地域も幅広く、メインとなるのは20代から30代ですが、40代や50代の人も利用しています。
何より、ペアーズの登録は実名SNSであるFacebookアカウント、電話番号を用いるため、身分を偽るなどの不正行為が難しく、信頼性が高いと言えます。いわゆるサクラや業者が紛れ込みにくく、一般ユーザーとコミュニケーションがとりやすい体制作りに努めているため、安心して利用できるマッチングアプリです。
おすすめアプリ・タップル
3つ目のおすすめアプリは「タップル」です。
■タップルの特徴
- ・若い世代が多くマッチングしやすい
- ・感覚的に相手を選ぶのでマッチングしやすい仕組み
- ・ビデオチャット機能もありオンラインデート可能
20代ユーザーが中心のタップルは、毎月10,000人のカップルが誕生しているマッチングアプリです。良いと感じたユーザーに対して直感的な操作でアピールでき、マッチングした相手とのみメッセージのやり取りができる仕組みです。
すべてのユーザーに本人確認が義務付けられており、悪質なユーザーの取り締まりにも力を入れています。たとえば、トラブル発生時にLINEによる相談受付「セーフティセンター」の設置などに取り組んでおり、サポートサービス業界のメンバーシップ団体、HDIの日本拠点が主催した「問合せ窓口格付け」で最高ランクの三つ星を獲得しました。
特に20代は結婚願望の強い人、そうでない人が色濃く分かれるため、タップルのように安心して利用できるマッチングアプリはパートナー(恋人)探しにおすすめです。
幸せの形は人それぞれ、結婚=幸せではない
「結婚したくない」「結婚したい」、どちらも人それぞれ抱く感情であり、どちらも否定できるものではありません。
結婚願望が強い人もいればそうでない人もいる、そして生涯未婚を貫く人もいます。「結婚したくない」のであれば、まず自分の気持ちを大事にしましょう。たとえば、「周囲が心配するから」という理由で結婚しようとするのは、自分にも結婚する相手にとっても良いことではありません。
また、年齢を重ねてさまざまな経験を積み、その上で「やっぱり結婚したい」と気持ちが変わればそれも自分の正直な気持ちとして認めてあげましょう。
どちらにしても言えるのは、自分の気持ちに素直に生きようということです。結婚してもしなくても、相手がいてもいなくても、自分の気持ちに素直になって人生を歩みましょう。そこで相手が欲しくなったり、結婚したいという気持ちが芽生えたりしたときには、マッチングアプリなどの便利なツールを使うのがおすすめです。
今回ご紹介したマッチングアプリは、結婚したい人向けの婚活アプリや、恋人探し、友人探し向けのマッチングアプリと種類が分かれています。それぞれの特徴を知り、ユーザーの年齢層や使い方など自分に合ったものを使いましょう。
幸せの形は人それぞれ、結婚したくないという気持ちに蓋をせず、正直な気持ちのまま自分の人生をぜひ過ごしてくださいね。