婚活女性の3つの勘違い！高望みしたい本音と焦り

更新日： 2023年04月26日

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突然ですが婚活女性のみなさんに質問です。次の3つの選択肢から夕食を無料で自由に選べるとしたら、みなさんはどれを選びますか？

1. A5ランクの国産和牛高級ステーキ（100gで5000円）
2. スーパーで売っている普通の牛ステーキ（100gで800円）
3. 産地不明の牛肉（価格不明）

お肉が苦手の方は、お鮨で置き換えて考えていただいても大丈夫です。もし本当になんの制限もなく自由に選べるとしたら、もちろん（1）の高級和牛ステーキを選びますよね。

ただ、現実にはお財布と相談して選んだり、近所のスーパーで売っている手ごろなお肉の中から選んだりするのだと思います。このあとのコラムで詳しく説明しますが、実はこれ、婚活の高望みと勘違いに深く関わる問題なのです。順を追って説明しますので、参考にしてみてくださいね。
この記事の監修者

三輪 賢治

ノマドマーケティング株式会社　代表取締役。
2009年 イベントプラットフォーム事業としてe-venzを開設。
2014年 時間や場所にとらわれないノマドワーカーの先駆者として、ノマドマーケティング株式会社を設立。

◆著書
婚活ビジネスの教科書
AI婚活: 〜進化するマッチングアプリ〜
100歳まで出会える人生

なぜ婚活女性は高望みしてしまうのか

「あ〜あ。また高望みする女性への批判記事かよ」と思ったそこのアナタ！違います！断固として違います！だって、高望みって普通のこと。人間が自然に行うことですから。

これはなにも婚活女性に限ったことではありません。人間の本性なのです、高望みというものは。最初の質問でも、おそらくみなさんが1番を選んだように、誰だって1番良いものを選びたいですよね。

高収入イケメン、中収入フツメン、低収入ブサメンが目の前にいたら、ほとんどの婚活女性は「高収入イケメン」を選びます。それが人間のリアルな本音なんです。

大丈夫です。男性だって同じです。目の前に20代の可愛い子、30代の普通の子、40代の不器量な方がいたら、20代の可愛い子を狙いますから。

なので、みなさんに知っておいて欲しいことは、高望みは当たり前で自然な心の働きだということ。それを知った上で、結婚に向けては、スーパーで売っているお肉のような、現実的な相手を探さなければならないということです。

結婚した主婦の方がジャニーズのおっかけをしていたり、好きな俳優の出るテレビドラマを毎週見ていたり、同じマンションに住むイケメンに心をときめかせたりすることは、珍しいことではありません。

自分の理想の男性像は心の中に持ち続けて、現実の男性と結婚することは、全然変なことでもないですし、むしろ普通です。その点を踏まえて、地に足をつけた婚活をしていただければと思います。

婚活女性の勘違いとは

次に、婚活女性によく見られる勘違いについて解説したいと思います。上で口すっぱく「現実的な婚活を！」と言いましたが、それでも、勘違いして無理目な相手を探し続けてしまう女性が一定数いらっしゃいます。

自分に対する勘違い

そう、婚活における1つ目の勘違いとは「自分でもまだまだイケるっしょ〜！」という自分の価値に対する勘違いです。自分に根拠のない自信を持っている人、結構な年齢なのにまだまだ若いと思っている人、アナタの周りにもいませんか？

20代の女性はまだ若いので、自分にそこまで自信もなく、自分を過大評価してしまうような勘違いはあまりありません。アラサー以上、特に昔からモテて、仕事をバリバリやっているアラフォーの方に多く見られます。

フリーライターをやっている筆者からすると、こういう空気を読まない強キャラは、羨ましくかっこよく思えることもあり、人間として尊敬する部分もあります。

なので、けっして悪いことではないとも思うのです。自分の能力を低く見積もるよりは、良いことなのかもしれません。たとえば、次のようなケースもたまに目にしますよね。

• ・先生には無理と言われたけど頑張って志望校に入学できた
• ・ケガを乗り越えて夢だったオリンピックに出場した
• ・友人からは「絶対ムリ！」と言われていたイケメンと付き合えた

などなどです。

自己評価が低い人は、あまり周りからも好かれません。かといって、自分大好きすぎる人も、周りから敬遠されます。思うにこれはどちらも自分に対する勘違いに起因します。

婚活を成功させようと思ったら、「自分が結婚したい人」を探すより「自分と結婚してくれる人」を探す方が現実的です。アラフォーで魅力的な方は、気分も若いので、どうしても同年代や年下でお相手を探しがち。

年上の人も視野に入れてみてくださいね。そう、結婚相手に関する考え方は、次に紹介する2つ目の勘違いとも大きく関係してきます。

相手に対する勘違い

2つ目の勘違いは、相手に対する勘違いです。これはつまり、理想の相手なんて、簡単には現れないということです。それよりも、自分を好きになってくれる人、自分と結婚してくれる人というのは、どんな人か。現実的に考えてみましょう。

この勘違いは人生経験の少ない20代の女性に多いでしょうか。30代で修正され、多くの男性を見てきた40代ではかなり少なくなる勘違いです。

さて、どうすればこの2つ目の勘違いを修正できるのでしょうか。具体的なアドバイスとしては、結婚相談所への登録、または1対1の個室イベントへの参加が挙げられます。

結婚相談所に登録すると、自分に対してお見合いを申し込んでくる人がどんな人かわかります。1対1の個室イベントはカップリングをすることが多いので、同じようにどんな人が自分にマルをつけてくれるのかわかります。

あなたを良いと言ってくれる男性は、もしかすると、あなたが望むような男性ではないかもしれません。ただ、それが現実であり、あなたが修正すべき勘違い（ギャップ）の正体です。

外見やスペックだけで男性を見ていませんか？あなたと結婚したいと言ってくれる男性を無視して、自分の好きなタイプばかり追いかけていませんか？その勘違いが直せれば、結婚はグッと近づきます。

結婚に対する勘違い

最後に、結婚自体に対する勘違いがあります。結婚とはなんでしょう？好きな相手とラブラブで暮らす楽しい日々でしょうか？断じて違います。平凡でつまらない日々の暮らし、これです。

これは年代問わず、発生する勘違いです。でも、ある意味では仕方ないですよね。だって結婚したことがない人に、結婚を具体的にイメージしろっていうのは、なかなか難しいと思います。

結婚は、家事に育児、義実家との付き合い、近所への気遣い、会社との育休の交渉や時短勤務の相談など、めんどくさくてつまらないこと山盛りです。

そんなとき、頼りになるのは若いイケメンではなく、あなたのことを思い、サポートしてくれる相手です。その相手に、最先端のファッションセンスやロマンチックな性格など、必要でしょうか。

ひとつの具体的なアドバイスは、あなたを喜ばせてくれる男性よりも、あなたを助けてくれる、支えてくれる男性の方が、結婚向きということです。

結婚生活の中で、喜びはわりと一人でも見つけられますが、支えや手助けは、自分以外の誰かにお願いすることになります。困っているときや疲れているときに、助けてくれる人、支えてくれる人が家族になってくれると、本当に心強いものです。

婚活女性の本音に迫る

さて、いよいよ婚活女性の本音に迫ります。ここまで、高望みは普通のことだけど、結婚したいなら現実を見て勘違いを直すべき、と語ってきました。ただ、どうしても自分の思い通りの結婚がしたいという方はいらっしゃいますね。

婚活女性の本音を分類すると、大きく以下の3つに分けられそうです。

• ・なにがなんでも絶対に結婚したい
• ・理想の相手とじゃなきゃヤダ。妥協して結婚したくない
• ・（周りがしているように）フツーに結婚したい

まず、「なにがなんでも絶対に結婚したい」方ですが、大いに可能性はあります。相談所でも婚活イベントでも構いませんので、とにかくあなたを好きと言ってくれる相手を探して、その人との結婚を考えてください。

その際、自分が譲れないポイントは、清潔感や借金がないなど、1つか2つに絞ると、さらに可能性が広がります。婚活がうまくいかないと焦っているかもしれませんが、大丈夫です。意思を明確に持ち、行動すれば、結婚は夢じゃなくなります。

次に、「理想の相手とじゃなきゃヤダ。妥協して結婚したくない」方ですが、チャンスはあります。頑張って、とにかく出会いの数を増やしてください。自分のタイプの男性が、同じくあなたを好きになってくれる可能性に賭けましょう。

一般に、10人の異性に出会えば、好みのタイプに1人は出会えると言われます。その1人があなたをタイプだと思ってくれる可能性は同じく10分の1。10かける10で100人に出会えば、そのうちの10人はあなたのタイプ、そのうちの1人とは両想いになれます。

最後に「（周りがしているように）フツーに結婚したい」方ですが、実は一番難しいです。結婚に対して具体的なイメージを持っていないので、婚活もぼんやり、せっかく結婚できそうな相手が現れても、過去の彼氏と比べたり、ちょっと意見が合わなかったりするくらいで、あきらめてしまいます。

何歳までに、どんな相手と結婚するかを紙に書き出して、結婚のイメージを具体化しましょう。話はそれからです。

まとめ

今回は婚活女性の3つの勘違いと高望みの本音や焦りについて考えてみました。何度も言うようですが、高望みしてしまうのは当たり前、自然な心の働きです。

大切なことは、そのような自分の理想と、現実的な結婚を切り離して考えることです。心の中に王子様がいても、現実的な暮らしを、普通の町人と送ることは決して不幸なことではありません。

優雅な暮らしはできないとしても、穏やかで落ち着いた日々を重ねる中で、じんわりと湧いてくる幸せを感じることもあります。3つの勘違いを直したら、その幸せを目指して改めて婚活を始めてみましょう！

ただし婚活パーティーに参加する際はこちらも参考にするといいですよ。
⇒婚活パーティーで高望み？勘違い参加者にありがちな10の共通点
おわり