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モラハラ夫の特徴と対処法を解説!離婚の相談方法も紹介【チェックリストあり】

モラハラ夫の特徴と対処法を解説!

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結婚したとたん、妻の言うことを否定したり、気分で無視したりする「モラハラ」を始める夫は少なくありません。どう対応すれば良いかわからず、精神的に辛い女性も多いのではないでしょうか。

この記事では…

  • うちの夫、もしかしてモラハラ?
  • モラハラが子供に与える影響は?
  • 夫のモラハラで本当に離婚できる?

など、夫からのモラハラに悩む女性への情報をまとめました。モラハラを受けている女性がどう行動すべきか、相談窓口や離婚までの流れを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の監修者

目次

モラハラ夫とは


モラハラ夫とは、妻に対して「モラルハラスメントをする夫」を指します。

■モラルハラスメントとは?
モラル(道徳・倫理)に反するような、精神的な嫌がらせをする行為。精神的虐待とも言われる。

夫婦間でのモラハラは家庭内という小さな空間で行われるため他の人に相談しづらく、時には被害者側が「自分が悪いんだ」と自分自身を追い詰める危険な状況にもなり得ます。

モラハラ夫の特徴とチェックリスト


ここでは、モラハラ夫の特徴を解説します。

自分の夫からされているのはもしかしてモラハラではないかと感じている女性は、ぜひ参考にしてみてください。一つひとつを見ると「どの家庭でも少なからずよくあること」と感じるかもしれませんが、他の誰でもない自分が辛いと感じるのであれば、それはモラハラです。

ここで紹介するモラハラ夫の特徴に当てはまるものはないか、自分の心と答え合わせをしてみましょう。

①プライドが高い

モラハラ夫は、プライドが高いのが特徴です。

自分を上に、妻を下に見ているため、妻から頼まれた事に応えることは少なく、自分の要求を押し通します。

モラハラ夫の中には社会的地位が高い人も多く、自分以外の人を見下すような言動を繰り返します。高学歴やこれまでの成功体験などを盾に「俺が食わせてやってるんだ」などと妻にモラハラをするのが特徴です。

②マイルールが多い

モラハラ夫は独自のルールを設定します。

たとえば、食事の時間。1分でも決めた時間を過ぎると説教がはじまり、それがたとえ子供の世話などで遅れたとしても「言い訳だ」「俺なら効率良くできるのに」などと言い、気が済むまで妻を責めます。

  • ・料理にはレトルト調味料などを使ってはいけない
  • ・お弁当に冷凍食品を使ってはいけない
  • ・LINEは3分以内に返信する
  • ・1日2回掃除機をかける
  • ・セックスには必ず応じなければならない
  • ・実家には月に一度しか行ってはいけない

など、妻を縛り付けるためのさまざまなマイルールが存在します。

また、自分だけでマイルールを作るならまだしも、妻や子供にもそのルール内容を強要するのがやっかいなところ。たとえば、妻に文句を言うために野菜の切り方を指定するなど、自分がやらない家事にもルールを課してくる場合もあります。

客観的に見るとおかしいルールだらけですが、モラハラ夫は妻に自分が言ったルールを守らせることで承認欲求を得ています。

③自分の非を認めない・謝らない

モラハラ夫は決して自分の非を認めることはなく、妻に謝ることはありません

さまざまなパターンがありますが、モラハラ夫が謝らないのは以下の理由が挙げられます。

  • ・そもそも悪いと思っていない
  • ・謝り方がわからない
  • ・謝る=自分が下だと思っている

何が悪いのかわかっていないケースもありますが、プライドが高いモラハラ夫は、「ごめん」という言葉を使うと自分が妻より下の存在になってしまうという恐怖から謝らないことがほとんどです。

どれだけ夫側に非があったとしても自分から謝ったり認めたりすることはなく、説教や言い争いを経て妻が先に謝ると、やっと「まあ、俺も悪かったけど」と言う程度で、心から謝罪することはありません。

④外面が良い・人によって態度が違う

モラハラ夫はとても外面が良く、妻以外の人間に対する態度が違います

妻が耐えかねて友人や身近な人に夫のことを相談すると、「まさかあの人が!」「勘違いじゃないの?」などと信じてもらえないことも珍しくありません。妻は夫のモラハラを理解してもらえないショックや悲しみで、余計に辛い思いをしてしまいます。

ただでさえ閉鎖的な空間でモラハラを受けている妻は孤独を感じ、ますます夫に言い返す気力も失い、夫からのモラハラがパワーアップすることもしばしば。

ただ、モラハラ夫の中には自分の友人が会社の同僚などに、「こいつ(妻)、ホント何もできなくて」「ダメ人間なんですよね」と笑えない冗談を言い、自分から周囲にモラハラ夫だとバラすようなケースもあります。

⑤無視する・束縛する

モラハラ夫は暴言を吐くだけでなく、何の前触れもなく妻を無視し始めたり、妻の行動を逐一監視するなど束縛したりします

モラハラ夫の無視は気分次第です。自分が気に食わないことがあった場合に突然始まり、妻がおろおろしている様子を見て優越感に浸ります。そして、自分の気が済むと「許してやってもいい」と突然無視を止めます。

無視の期間はバラバラですが、数日から1週間、10日以上にわたって無視することもあり、その間はドアを強く閉めて威圧的な態度を取るケースも少なくありません。

また、モラハラ夫は妻を自分の監視下に置きたがります。電話やLINEなどの連絡はすぐに応じなければ怒る、買い物に行くときは必ず報告を入れる、夫が帰ってきたら1日何をしていたかをすべて言わせるなどです。

反対に、モラハラ夫は妻に何も報告することはありません

⑥しつこく責め続ける

モラハラ夫は、とにかくしつこく妻を責め続けます

電気の消し忘れレベルなどちょっとしたことでも妻の非を見つけるとネチネチと責めますが、たとえ妻が何かをしたわけではなくても言いがかりをつけてとにかく責めます。

その攻撃は所かまわず。特に家の中であれば夜中でも、次の日に仕事などの予定があったとしてもお構いなしに説教することも珍しくありません

⑦人格否定をする

モラハラ夫は、必要以上に妻を責め立てて人格否定をします。

  • ・こんな簡単なこともできないのか
  • ・本当に役立たずだな
  • ・誰もお前のことなんて必要ない
  • ・母親失格だ
  • ・価値がない女

など、執拗なまでに否定し続けます。ちょっとしたミスから説教が始まり、最終的には心がボロボロになるまで言葉の刃を向けるのがモラハラ夫の特徴です。

⑧「お前のため」と言う

モラハラ夫は、妻を執拗に責める一方で「これはお前のため」と本気で言います

ミスをしても俺は見捨てない、指摘してあげるという優しさや優位性をアピールし、完全な主従関係を作ります。

また、モラハラ発言を受ける妻側も次第に「私が悪かったから」「私のために注意してくれているんだ」と思うように。夫からのモラハラを真正面から受け止めるようになり、まるで洗脳のように泥沼へはまってしまいます。

⑨人への共感性が乏しい

モラハラ夫は人に共感する感覚が乏しく、「これを言ったら相手が傷つくだろう」と予想しにくいことが多くみられます。

楽しい気持ち、悲しい気持ちを共有することができず、妻は家庭内で孤独を感じます。「自分がされたら嫌なことをしてはいけない」という幼稚園児でも理解できることを理解できず、妻に対して自分本位な言動を繰り返すのが大きな特徴です。

そのため、たとえ妻が悲しんでいたとしても「いつまで泣いているんだ」「早くメシを作れ」など、寄り添ったり慰めたりすることはありません。

ただし、家庭外ではそのような一面を見せません。たとえば、会社の同僚や友人と会話しているときに同調するような姿勢は見せますが、気持ちの面で共感はしていないと言えます。その場ではニコニコしながらうまく取り繕い、家に帰ると妻の前では一切そのような姿勢を見せることはありません。

⑩自分に甘く他人に厳しい

モラハラ夫は自分に甘く他人に厳しい、いわゆるダブルスタンダードです。

妻がやることは何でも文句を付けますが、平気で同じことをやります。たとえば、1円たりとも無駄なお金を使わないよう妻に家計簿をつけさせるのに、自分はブランド品や洋服などを相談なく買ってくる、自分の実家にはしょっちゅう行くのに妻の実家には盆・正月しか行かせないなどです。

自分が上・妻が下という不公平な構図を作るのが、モラハラ夫のやり方です。

⑪妻が楽しむことを嫌がる

モラハラ夫は、妻が自分を置いて楽しむことを嫌がります

たとえば、ママ友とランチに行く場合。誰とどこに行くのかを執拗に聞き出したり、ランチ中だとわかっているのにわざとLINEや電話で連絡をしたり、緊急ではない用事を頼んで中止にさせようとします。

モラハラ夫が良い顔をしないのは、遊びだけではありません。パート先で同僚や客と楽しそうに話したり、時給アップなどの良いことがあったりしても、不機嫌になってモラハラが始まります。

妻が自分より楽しそうに見える、つまり優位に立つのが許せないからです。

⑫妻が実家に帰ることを嫌がる

モラハラ夫は、妻が実家に帰ることを嫌がります。また、自分が妻の実家に行くことも嫌がります

たとえ日帰りだとしても、自分が行かなくてもです。モラハラ夫の中には亭主関白の考え方を持っている男性も多く、結婚したのに自分の実家に帰るのはおかしいと思っているケースがあります。

そして、自分の実家には毎週のように連れて行くのに、妻の実家には月に一度でも行こうとすれば怒るなど、とにかく妻を孤立させようとするのが特徴です。

また、盆・正月などに帰省したいことを伝えても、「俺の貴重な休みがもったいない」「無理やり帰るんなら離婚だな」などと言い、話が通じません。

⑬子どもに妻の悪口を言う

子どもに妻の悪口を吹き込むモラハラ夫もいます。中には、ありもしないことを吹き込むケースもあり、子どもの心をひどく傷つける可能性もあるでしょう。

絶対的な味方であるはずの父親から母親の悪口を聞かされた子どもは、自己肯定感が低くなったり、誰を信じて良いのかわからなくなったりします。小さいうちはわからないと思うかもしれませんが、成長するにつれて異様な雰囲気を感じ取ったり、他の家庭を見て「うちはおかしいのかも…」と気付いたりするかもしれません。

⑭妻の家族や友人をバカにする

モラハラ夫は、妻の家族や友人など妻の周囲の人間をバカにします

もともとモラハラ夫は、周囲の人間よりも自分のほうが上であると考えているため、妻の周囲の人間も下に見ているからです。「お前の友達って全員ブスだな」など、平気で人を小ばかにするような発言をします。

また、妻が出掛ける機会を奪ったり孤立させたりするために、妻の友人や家族を引き合いに出して「誰もお前と友達なんて思っていない」「こんな娘でお義母さんたちがかわいそうだな」などと言うこともあります。

⑮どこに地雷があるかわからない

モラハラ夫は、どこに地雷があるかわかりません。どれだけ夫のマイルールに従っていても、何がきっかけでモラハラ行為が始まるかは誰にもわかりません。

つまり、どれだけ妻側が努力したとしてもモラハラが収まることはなく、すべては夫の気分次第と言えます。いきなり不機嫌になり、物に当たったり無視を始めたりするため、妻側は何が原因だったのかわからず混乱するでしょう。そんな様子を見て夫は優越感にひたります。

夫がモラハラをする原因


なぜ夫はモラハラをするのでしょうか?モラハラする男性もいれば、モラハラとは一切縁のない穏やかな男性もいます。

モラハラをするに至る原因は何なのでしょうか。考えられる6つの理由を解説します。

①ストレスを抱えている

1つ目は、大きなストレスを抱えていることです。

結婚後、自分が一家の大黒柱として家族を支えていかなくてはならないというプレッシャーを感じる男性は決して少なくありません。また、結婚をする年代の男性は部下と上司との板挟みになり、仕事量が激増することもあるでしょう。

そんなストレスを抱えきれず、妻にぶつけてしまうのがモラハラの理由の一つです。他にも、子どもが生まれて自分の生活リズムが変わったり、妻が自分のほうを見てくれなかったりするのも、モラハラが始まるきっかけになります。

②支配欲や自己中心的な性格

もともと自己中心的な性格の男性は、自覚なくモラハラをする可能性があります。プライドが高く、自分は周りより優位な立場にあると思っている自己中心的な性格の男性は、モラハラに走りやすいと言えるでしょう。

また、結婚して彼女が妻になった途端に自分の「所有物」となり、横暴な態度を取ることでモラハラがエスカレートするケースもあります。

③自己肯定感が低い・自信がない

モラハラをする男性は、実は自己肯定感が低く自信がないと言えます。

「弱い犬ほどよく吠える」ということわざがあるように、実力がない人や自信がない人ほど、むやみに怒って自分を強く見せようとするのと同じです。妻にいつか見捨てられてしまうのでは、一人になってしまうのではという孤独への恐怖から、自分が優位に立って縛り付けようとします

④幼少期の虐待・モラハラ経験

モラハラ夫自身も、小さいころに両親や身近な人からモラハラを受けていた可能性があります。

モラハラは連鎖しやすく、特に幼少期にモラハラを受けるとそれが「当たり前の環境」と思い込んでしまいます。自分の家庭を持ったときに、モラハラをしてきた両親と同じように振る舞うことで自覚なくモラハラを連鎖させてしまうのです。

⑤親からの過干渉・過保護・甘やかし

たとえ、親からモラハラや虐待を受けていなくても、幼少期に育ってきた環境が歪んでいるとモラハラに走ってしまう可能性があります。

たとえば、親が子どもの選択肢を奪って先回りする「過干渉」、何でも言うことを聞く「過保護」「甘やかし」が強い家庭環境だった場合、成長するにつれて他人とのコミュニケーションがうまく取れず、モラハラという方法を選んでしまうことがあります。

⑥発達障害・精神病

他人の気持ちを汲むのが難しい自閉症スペクトラム症(ASD)をはじめとする発達障害や、精神的な病にかかっている可能性があります。

人とうまくコミュニケーションが取れず、妻の気持ちがわからないために無自覚にモラハラをしているケースも考えられるでしょう。

モラハラされやすい妻の特徴


モラハラ夫は、どんな人にもモラハラをするわけではありません。外面が良いのと同じく、モラハラをして良い相手・難しい相手を見極める能力に長けているからです。

ここではどんな女性がモラハラされやすいのか、3つの特徴を解説します。

①気が弱く自己肯定感が低い

自己肯定感が低い女性は、モラハラされやすいと言えます。

「私なんて…」「私にはできないです」と、自信がなく気が弱い女性はモラハラをされても言い返しにくいため、モラハラ男性の餌食になりやすいでしょう。モラハラの他にも、人からの誘いや宗教・物販の勧誘などに長時間つかまったり、断りにくかったりする女性もモラハラを受けやすいと言えます。

②自分の意見を言うのが苦手

自分の意見を言うのが苦手な女性も、モラハラを受けやすいと言えます。

モラハラ夫は妻を罵倒しながら「お前のために言っている」と言うのが特徴です。妻側は言い返したい気持ちがあっても自分の思いをなかなか言えず、我慢を繰り返していきストレスが溜まりやすくなります。

③相手に尽くす

必要以上に相手に尽くす女性も、モラハラを受けやすいでしょう。

妻が尽くすタイプだと夫は「何を言っても大丈夫」と判断し、モラハラをスタートさせます。それがいつしか「やって当たり前」になり、食卓に箸やスプーンがないとキレるようになります。

モラハラ夫による子供への影響


夫のモラハラに悩む女性の中には、子どもへの影響が気になる人もいるのではないでしょうか。

たとえ、夫のモラハラが直接子どもに向いていなくても、子どもにはさまざまな影響が及ぶと考えられます。ここでは夫のモラハラによって子どもにどのような影響が考えられるのかを見てみましょう。

①顔色を伺うようになる

父親(夫)が母親(妻)に罵声を浴びせる様子を日常的に見ていると、子どもはいつ怒鳴り声が聞こえるかわからずビクビクし、両親の顔色を伺うようになります

自分の意見を言いにくくなり、子どもならではのちょっとしたワガママも言えなくなる可能性があります。自分も怒られないように「良い子」を演じたり、必要以上に気を遣ったりすることもあるでしょう。

②自己肯定感が低くなる

両親の不仲や父親のモラハラ行為を見ていると、家の中で自分の居場所がなくなり、自己肯定感が低い子どものまま成長する可能性があります。

どれだけ保育園や学校の先生に褒められても自信がなく、子どもならではの無邪気さも失われてしまうかもしれません。

③人間関係がうまく築けなくなる

人とコミュニケーションを取るのを避けたり、人間関係がうまく築けなかったりする可能性があります。

怒鳴り声が日常的に聞こえる環境で育つと、怒られることに敏感になってしまい、ちょっとした失敗をしたときや注意されたときに必要以上に落ち込んだり、挫折したりするかもしれません。人とのコミュニケーションがうまく取りづらく、何事も続きにくくなる子どもいます。

④異性・結婚に嫌悪感を抱く

両親を見て、今後異性との交際や結婚に嫌悪感を抱く可能性があります。

日常的なモラハラの様子を見て「自分は結婚しない」と思ったり、「子どもを絶対につくらない」と決意したりする子どもも少なくありません。

⑤自分もモラハラをする可能性がある

モラハラが日常的にある環境で育つとモラハラが当たり前になり、自分自身も将来家庭を持ったときや恋人ができたときにモラハラをする可能性があります。

両親と同じように振る舞っていると気付かないうちに相手を傷つけ、後になってモラハラだったとわかったときに大きなショックを受けやすくなります。

夫のモラハラが治る可能性とは


夫のモラハラが治る可能性はあるのでしょうか?

モラハラさえなければ夫とそのまま添い遂げたいと思っている女性は少なくありません。特に子どもがいる家庭では離婚して父親を奪うことに抵抗があり、自分さえ我慢すれば良いと思っている女性もいるのではないでしょうか。

ここでは、モラハラが治る可能性があるタイプ・治らないと思われるタイプの特徴をそれぞれ解説します。

治る可能性があるタイプの特徴

モラハラが治る可能性があるのは、以下の特徴に当てはまる人です。

  • 指摘されて認める
  • カウンセリングに通う
  • 罪悪感がある

もちろん、モラハラを自覚したりカウンセリングに通ったりしたからといって、必ずしもモラハラが治るわけではありません。モラハラを治そうとすることが夫にとって大きなストレスになり、結局モラハラが悪化して離婚したというケースも実際にあります。

治らない可能性が高いタイプの特徴

モラハラが治らない可能性が高いのは、以下の特徴に当てはまる人です。

  • 指摘されても認めない
  • 話し合いに一切応じない
  • 罪悪感がない

「それモラハラだよ」とモラハラを指摘したり、辛い思いを打ち明けても逆上したりする場合は、治らない可能性が高いと言えます。そもそも話し合いに応じてもらえないことも多く、妻に対する態度は妻が悪いのだから仕方ないと言わんばかりです。

一時的にモラハラが軟化する可能性もありますが、喉元過ぎれば熱さを忘れるようにモラハラも復活します。カウンセリングに通うなどもってのほか、自分は正しく妻がおかしいという姿勢を崩さない男性は、残念ながらモラハラが治らないと言えるでしょう。

モラハラ夫への対処法


モラハラ夫との離婚を考えている人もいるかもしれませんが、離婚に踏みきる前に何かできることはないのでしょうか。

ここでは、夫のモラハラ行為への対処法を5つ紹介します。少しでもモラハラをなくし、心穏やかに過ごせる方法を見てみましょう。

①夫の言いなりにならない

夫の言うことにすべて従うのではなく、おかしいと感じたことは「しない」「やらない」ようにしてみましょう

一時的にモラハラがひどくなる可能性もありますが、夫は自分より下に見ている妻が反抗的な態度を取ると焦ります。「モラハラが通じない」と思わせることでより激高する可能性があるものの、今までとは違う反応に驚き、一時的にモラハラが軟化するかもしれません。

②モラハラを指摘する

思い切って、モラハラを指摘してみましょう

最初は逆ギレしたり、反対に「お前がモラハラだ」などと責任転嫁したりするかもしれません。しかし、無自覚のうちにモラハラ行為をしているタイプの人や、このままでは妻が離れていくかもしれないと焦るタイプは、自分がしている行為にハッと気づく可能性もあるでしょう。

③モラハラのときは相手にしない

モラハラ行為が始まったときは相手にせず、無視してみましょう

モラハラ行為がないときはきちんと対応し、メリハリをつけることでモラハラに対する意思表示ができます。「何で無視するんだ」と怒鳴られたら、「大声を出さずに話しかけてくれたらちゃんと返事するよ」と冷静に伝えましょう。それでも怒鳴ったり威嚇してきたりする場合は、別の部屋に行ったり家を出たりするのも手です。

ただ、無視していると逆上して手を上げられる可能性があるため、録音・録画しておくのがおすすめです。また、あらかじめ逃げ道を確保しておく、ハサミなど危ないものは目に着かないところに隠しておくなどの対策をとっておきましょう。

④親友や親戚など第三者に相談する

共通の友人や自分の味方になってくれそうな親戚など、第三者に相談してみましょう。直接間に入ってもらわなくても、解決に向けた何らかのヒントがもらえるかもしれません。

モラハラ夫は家での様子を他の人に知られることをひどく嫌います。外面が良く、自分のイメージが崩れて周囲から白い目で見られる恐怖心があるからです。間に入ってもらうことでモラハラが大人しくなることもありますが、一時的な可能性があります

また、夫の両親に相談する場合は関係が良好でも、規律正しい人物かどうかで判断しましょう。どんなに仲が良くても、義両親にとって夫は我が子です。夫のモラハラについて相談した途端、「あなたにも悪いところがあるのでは?」と責められる可能性があります。

過去、義両親が夫にモラハラや過干渉をしていた場合も同様に、理解してもらうのは難しいかもしれません。

⑤別居して距離を置く

さまざまな対策を取ってもなおモラハラがおさまらない、改善の傾向が見えない場合には、思い切って距離を置くために別居するのもおすすめです。

ただし、モラハラ夫に「別居したい」と言っても思い通りにはさせてくれません。そのときだけ非を認めて謝ることはあっても一時的です。徐々にモラハラが復活してくることがほとんどのため、きっぱりと距離を置くほうが良いでしょう。

ただし、夫婦には「同居義務」というものがあります。同居してお互いに扶助(経済的に助け合う)しなければならないと民法によって定められているため、相手の同意なく別居をスタートさせてしまうとその点を責められるかもしれません。

しかし、モラハラが原因による別居の場合、話し合いに応じない・改善の傾向が見られない場合は別居の正当性が認められる可能性が高いでしょう。別居前にしっかりと証拠を集めておくことをおすすめします。

モラハラ夫と離婚したほうが良いケース


モラハラ夫とすぐにでも離婚したほうが良いケースもあります。何らかの対策を講じる前に、一刻も早く夫と離れるべきという人もたくさんいるので、我慢しすぎないようにしましょう。

暴力をふるわれている

モラハラ(精神的虐待)だけでなく、暴力・DV(肉体的虐待)を受けている場合は、一刻も早く夫から離れましょう

診断書をもらう、録音・録画するなどの証拠をできるだけ多く集めて別居に踏み切ります。すでに手をあげられている場合、いつどのようなタイミングでモラハラ・暴力がエスカレートするかわかりません。

また、今は自分(妻)だけが被害を受けている状況でも、子どもに暴力が及ぶ可能性も十分あるでしょう。モラハラはもちろん、暴力をふるわれている母親を見るのは子どもに大きな心の傷を負わせてしまいます。一刻も早く、モラハラ夫から離れるよう行動に移しましょう。

子供への影響がすでに出ている

モラハラを受ける対象が子どもにも及んでいたり、子どもが不安定な状態になったりするなど、すでにモラハラの影響が子どもにも出ている場合もできるだけ早く夫から離れましょう。

子どもに影響が及んでいることがわかっていながら、そのままにしておくのは虐待と同じです。もちろん、行動する気力がない、お金や頼れる実家がなくてどうすれば良いかわからないという人も少なくありません。しかし、コツコツ証拠集めをしたり公的機関に相談をしたりするなど、モラハラ夫にバレないよう少しずつでも何かできるはずです。

何よりも大事な子どもに影響が出ている場合も、一刻も早くモラハラ夫から離れるように努めましょう。

精神的な限界を迎えている

すでに精神的な限界を迎えている場合も、早くモラハラ夫から離れましょう。

まずは物理的に離れることで、落ち着いて今後を考えられます。モラハラの証拠集めをしながら別居に向けた準備をする、頼れる友人や同僚に気持ちを吐き出す、思い切って実家に帰るなど、自分を守るための行動を取りましょう。

モラハラに関する相談窓口


ここでは、モラハラに関する相談ができる各種窓口を紹介します。

都道府県や自治体によって名称や相談できる内容などは異なりますが、ほとんどのエリアにあって誰でも利用できる相談窓口を紹介するので、勇気を出してぜひ連絡してみてください。

DV相談ナビ

DV相談ナビは電話で相談できるサービスです。

  • 電話番号:#8008(全国共通)
  • 対応時間:

#8008(はれれば)」にかけると、一人ひとりに合った相談機関を案内してくれます。暴力だけでなく、大声で怒鳴ったり無視し続けたりするモラハラも相談内容に当てはまります。

DV相談+

DV相談+(プラス)は、電話・メール・チャットで相談できるサービスです。専門の相談員が対応し、内容によっては面接や同行支援・直接支援、シェルター案内などの対応を取ってもらえます。

  • 電話番号:0120-279-889
  • 対応時間:電話・メール…24時間
  • チャット…12時~22時

女性センター(男女共同参画センター)

女性センター(男女共同参画センター)は全国各地にある施設です。モラハラはもちろん、交際中のデートDV、SNSでのトラブルや被害などさまざまな悩みを相談できます。

配偶者暴力相談支援センター

「配偶者暴力相談支援センター」は、全国の都道府県が設置する婦人相談所などの施設を指します。

相談、相談機関の紹介やカウンセリング、緊急時の一時保護、自立した生活を送るための情報提供や援助などが行われます。

※サイト内「配偶者暴力相談支援センター一覧(全国)」のPDFデータから、全国各地のセンターを確認できます。

婦人相談所

婦人相談所は、配偶者暴力相談支援センターの機能を持つ施設の一つです。一時保護をする場合は婦人相談所によって行われるか、婦人相談所が一定の基準を満たす者に委託して行われます。

その他自治体の相談窓口

その他、各自治体やNPO法人が設置する相談窓口を探してみるのもおすすめです。ただし、NPO法人は対応エリアが限られているところも少なくありません。まずは上記で紹介した公的機関に相談してみると良いでしょう。

警察署

モラハラだけでなく手を挙げられそうになった・手を挙げられたという緊急の場合、警察署に直接相談しましょう。

たとえ、その場で解決することがなくても「相談した」という履歴が残ります。また次に暴力をふるわれそうになったら、電話をかけるだけですぐに警察官が駆け付けるなどの対応をしてもらえます。

後で離婚・引っ越しするとき、新しい住所が夫に知られないよう住民票の閲覧制限をかけるためにも、一度相談しておくと良いでしょう。

弁護士

離婚に関する相談をしたい場合は、弁護士がおすすめです。

全国の各弁護士会が法律に関する無料・有料相談を開催しており、時間制限はあるものの無料で相談できる機会も多くあります。有料相談の場合、30分3,000円前後です。できるだけ要点をまとめておき、時間内でスムーズに質問・相談ができるようにしておきましょう。

モラハラ夫と離婚する方法


モラハラ夫と離婚するまでの流れを解説します。話し合いに応じないことも多いモラハラ夫と離婚するためには、しっかりと準備をしなければなりません。できるだけスムーズに離婚できるよう、一つずつステップを踏んでいきましょう。

①モラハラの証拠を集める

まずは、モラハラの証拠をしっかりと集めましょう。証拠の数・種類は多ければ多いほど有利になります。

モラハラの証拠
  • 日記をつける
  • 音声・動画を撮る
  • メール・LINEを保存する
  • 診断書をもらう
  • 警察などに相談する
  • 友人・親戚から証言をもらう

上記のすべてがモラハラの証拠として有効です。複数の証拠を組み合わせることで整合性がアップし、後で調停・裁判になったときにも有利になるでしょう。

夫のモラハラが原因で心療内科などに通院した場合、手をあげられてアザができたり体を傷めたりした場合には、診断書をもらっておきます。通院歴や相談内容も証拠の一部です。

②資格取得や仕事を始める

離婚を決意したときに仕事をしていない場合、自分で使えるお金が少ない場合は、仕事を探したり仕事に向けた資格取得をスタートしたりしましょう

育休中の場合は保育園を探し、早めに復帰できるよう計画を立てて相談します。仕事をしていると養育費が稼げる、つまり養育環境が良いと判断されやすいためです。

ただし、モラハラ夫は仕事を始めることに良い顔をしないでしょう。その場合はスマホでできる副業や、パソコンがあれば隙間時間でできるクラウドソーシングサービスの仕事を利用してみましょう。コツコツではあるものの、小さな子どもがいても少しずつ稼げます。

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③友人・身内に相談する

離婚する前に、周囲の協力体制を固めておくのがおすすめです。

たとえば、引っ越しを手伝ってもらったり、話し合いをするときに同席してもらったりできます。共通の友人であればモラハラ夫のことも理解してもらいやすく、モラハラ発言があってもたしなめたり、止めてくれたりする可能性もあります。

実家に戻る場合も同じく、協力体制を整えておくことでスムーズに事が運びやすくなるでしょう。自分の実家を頼るのが難しい場合や頼れる友人がいない場合は、先ほど紹介した公的機関への相談実績を積み重ねておくのがおすすめです。一時的な保護やシェルターの、支援の案内などをしてもらえます。

④弁護士に相談する

離婚を切り出す前に、弁護士に相談しておきましょう。収入要件など一定の条件を満たすと無料で相談できる「法テラス」をはじめ、週末などに開催される無料相談会などを利用すれば、費用をかけずにプロに相談できます。

相談時間は限られているので、あらかじめ聞きたいことや不安なことを取りまとめておくと良いでしょう。

  • ・離婚の可否について
  • ・親権について
  • ・養育費について
  • ・協議離婚や調停の流れについて
  • ・離婚協議書について
  • ・慰謝料の請求金額について

など、気になることを相談しましょう。

また、これまでに集めておいた証拠をまとめておくと、弁護士も離婚の可否などを判断しやすくなります。

特に相談しておきたいのは、離婚協議書についてです。離婚協議書とは、夫婦間で離婚について話し合った内容を取りまとめる文書で、これをもとに「公正証書」を作れば法的な強制力を持たせることができます。

モラハラ夫は話し合いができず、条件の擦り合わせが難しいケースが多いため、あらかじめ離婚協議書を作っておいて「この条件で離婚してください」と切り出す人も多く見られます。

⑤協議離婚(話し合い)

準備ができたら、いよいよモラハラ夫との話し合いです。

できるだけ家の外で、第三者を挟んでの話し合いをするのがおすすめです。また、突然話を切り出すとモラハラ夫が焦ったりひるみやすかったりします。

  • ・録音する
  • ・冷静に話をする

上記2点に注意して、話を進めましょう。家の中で二人きりになると逆上したりパニックになったりして危害を加えられる可能性があるかもしれません。また、子どもに話し合いが聞かれないよう、親戚や頼れるママ友などに預けておくのがおすすめです。

あらかじめ作っておいた離婚協議書を提示するとともに、離婚したい旨を告げましょう。その場で内容に合意してくれる可能性は低いかもしれませんが、今後についてしっかりと話し合いを続けます。

⑥親権・慰謝料請求・財産分与

夫のモラハラによる離婚の場合、妻は離婚時の財産分与だけでなく慰謝料請求も可能です。子どもがいる場合は親権や養育費についても話し合う必要があります。

これらの条件は夫婦によってさまざまで、一律のものではありません。お互いに譲歩できる内容で取りまとめられれば合意、離婚手続きに進められます。

しかし、条件面でのすり合わせが難しい場合は離婚に至ることは難しく、家庭裁判所へ離婚調停を申し立てなければいけません。

⑦別居する

離婚の合意が得られなかった場合、モラハラ夫と同じ屋根の下で暮らすのは危険なケースもあります。そのため、離婚を切り出すと同時に、もしくはその前に別居するのがおすすめです。

これから離婚調停に移る場合、同居した状態でも調停を申し立てることは可能です。しかし、調停委員から「本当に離婚したいのか」と問われる可能性があります。夫と離れたい意思を示すためにも、協議離婚がまとまらなかった場合は別居をしてから離婚調停に進むと良いでしょう。

⑧離婚調停

協議離婚で話がまとまらなかった場合は、家庭裁判所に調停を申し立てましょう。

調停では「調停委員」と呼ばれる人が仲介役になり、夫側と妻側それぞれの主張や意見を聞き、お互いに伝えながら和解案を提案してくれます。調停委員によっては相性があまり良くない人が担当になる可能性もありますが、調停を起こす前にしっかりと証拠を集め、誠実に離婚の訴えをしましょう。

ここで離婚条件に合意することができれば調停は成立、離婚条件を取りまとめて離婚手続きに移ります。

⑨離婚裁判

離婚調停でも話がまとまらなかった場合、調停不成立となります。次のステップとして、同じく家庭裁判所に「離婚裁判」を申し立てることができます

協議離婚や調停離婚を飛ばしていきなり離婚裁判を申し立てることはできないため、裁判は最終的な手段と言えるでしょう。

離婚裁判ではお互いの主張をもとに弁論をし、最終的に裁判官から離婚の可否や条件についての審判が下されます。最終的な判決が下される前に和解を勧められますが、その内容は一方的な主張が認められるものではありません。話がこじれにこじれた結果裁判まで行きついているため、離婚したい原告(妻側)もある程度の条件を受け入れるよう勧められます。

いずれにしても、裁判をすれば裁判官による判決が下されるため、しっかりと証拠を集めて提出して「婚姻生活(結婚生活)が継続しがたい」と判断され、離婚に進める可能性は高くなるでしょう。

【アンケート調査】モラハラ夫を持つ女性の割合とは

今回e-venzでは、モラハラ夫を持つ女性がどれくらいいるのか、その割合やどのような言葉を言われたのかを調べました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2023年1月10日~2023年1月10日
調査対象:全国の40歳~59歳の既婚女性
有効回答数:1,000名

①あなたの夫はモラハラ夫?

まず、モラハラ夫を持つ女性がどれくらいいるのかを調べました。自分の夫がモラハラ夫だと思うかを聞いたところ、17%が「はい(モラハラ夫)」だと回答しています。

年代別でも同様の結果になり、年代関係なく一定数モラハラ夫がいることがわかりました。

②モラハラ夫は目つきでわかる?

次に、自分の夫はモラハラ夫だと回答した172人の女性に向けた質問をしました。モラハラ夫は「目つき」でわかるかどうかです。

約半数の女性が、目つきでモラハラ夫だとわかると回答しました。外面が良く他人からはモラハラをしていることがわかりづらいと言われていますが、実際にモラハラを受けている女性は「モラハラをしている」ことがわかるようです。

③モラハラ夫の傷ついた言葉は?

自分の夫はモラハラ夫だと回答した172人の女性に向けた質問をしました。これまでモラハラ夫に言われて傷ついた言葉を聞きました。

もっとも多かった回答は「死ね・バカ」といった暴言で、次に「俺が稼いでいるから食えてる」という言葉でした。3位以下も「使えない・何もできない」「頭悪い・知能低い」など、いずれも妻の人格を否定するような言葉が並んでいます。

その他、妻が傷ついた言葉の具体的な内容を紹介します。

■モラハラ夫に言われて傷ついた言葉

・「全部お前が悪い」(愛知県/女性/40歳)
・「お前の顔は俺のタイプじゃない」(山梨県/女性/42歳)
・「ここは自分の家だ。家賃払ってない奴は出ていけ」(奈良県/女性/44歳)
・「お前に似て子供は頭が悪い」(青森県/女性/44歳)
・「じゃあ死ねば?」(福岡県/女性/45歳)
・「役に立たんな」(兵庫県/女性/46歳)
・「自由にさせてやってるのに何が気に入らないんだ」(愛知県/女性/46歳)
・「なめとんか!」(大阪府/女性/49歳)
・「誰が稼いでいると思っているんだ」(埼玉県/女性/55歳)
・「お前の知能が低すぎて、俺のストレスになってる」(京都府/女性/57歳)
・「俺の考えに従えないなら、消えろ」(愛知県/女性/58歳)

妻に非がある訳ではないものばかりで、自己中心的な発言が目立ちます。毎日のようにこのような暴言を浴びせられれば心は疲弊してしまいます。

モラハラ夫を持つ妻の事例・体験談

実際にモラハラ夫に悩む女性の体験談や、離婚事例などをピックアップして紹介します。

■夫のモラハラで悩んでいる女性の声

「モラハラ旦那から逃げたい
旦那のモラハラに耐えられなくなり、うつ病になりました。
勿論寝込んでても優しい声ひとつなく、
家事は当たり前にやらねばなりません…具合が悪く寝込んでても。
でももう耐えられません、
女性専用シェルターみたいなところはありますか?
田舎なのでどう探せばよいのかわかりません。
子どもがいないので母子寮?みたいなところも使えないですし…子供がいなければ女性専用のシェルターは使えませんか?
どうすればシェルターへいけますか?」

引用元:Yahoo!知恵袋

「旦那のモラハラが酷くて辛いです
自分中心で自己中心で私は何も言えずグッと堪えるだけ
精神科行き脱毛症、鬱病、パニック障害と診断されましたが旦那は
そんなの気持ちの問題だろと言われ…
本当辛くて今にも居なくなりたい気持ちでいっぱいです…
モラハラに対して対象方法があるのでしょうか。」

引用元:Yahoo!知恵袋

「旦那のモラハラについて。
数年前~
怒ると怒鳴る、ものにあたる、顔を引っ張られる、
子供の前で怒鳴る大声をだす、高圧的な態度、死んだような目線、ばかにしてくる暴言(クソアマが、やてめえはアホなんだから等)
これはモラハラにはいりますか?
ちなみに冷静になるとごめんねごめんねと寄り添ってきます…」

引用元:Yahoo!知恵袋

「旦那のモラハラが酷いです。
人のアラばかり探しストレスだと言って怒鳴る。物に当たる。
その繰り返しで、お前呼ばわりは当たり前、もう苦しいです。ばか、あほだの散々言われ私のことは目下のものと思っているかのごとく罵倒しまくります。
お皿の並べ方から箸の置き方、皿の洗い方、タオルのたたみ方、小さいことあかり指摘してきます、
完全に旦那の作ったルールに基づいていて、神経が擦り切れます。食べ物も賞味期限を冷蔵庫に貼り出し期限以内に食べ切るように料理をしろと言う感じです。料理するのも当たり前みたいで、いただきますも感想も何もありません。私はうつを発症していますが、社会復帰していつか離婚してもいいように昨年から少しずつ働きはじめました。正直しんどいのですが、旦那のこのモラハラを受け止め続け生きることがいいのか?悩んでいます。娘のことを考えると離婚はしたくはないと思っていましたが、先程お皿を閉まったか干してあったところから取ったものか?干してあったところから取り出したように見えるが、なんで全部しまわないのか?とまたどうでもいい事で怒鳴り始めました。
包丁もまな板も彼なりに干し方があり合わせてられません。料理作るのは私なのでほっておいて欲しいのです。
因みにわたしは、結婚してから、病気がちで倍近く体重が増えてしまいました。働き始めたので頑張ってダイエットもしようと最近思っているのですが上手くいかない毎日で、、。そんな時やはり旦那はデブ扱いしてきます。氷を食べていてもまた食べてると否定ばかり。自分がダイエット成功したので余計人の事をデブ扱いです。デブだと言うことは自分でも分かっています。でも、他人にそういう事愛情が無い言い方で言いますか?旦那は一緒にいる事が恥ずかしいようです。
いっそ死にたいと何度思ったことか。
過去に、自死しようとして失敗したことがあるのでもうしないと決めています。
長くなりましたが、私は離婚した方がいいでしょうか。」

引用元:Yahoo!知恵袋

■離婚に向けて一歩踏み出した人の声

「旦那のモラハラにより別居中の為、婚姻費用調停を申立しています。
子供3人ですが、旦那に15歳以上が2名、私に15歳以下1名です。
旦那年収500万(住宅ローンあり)、私年収300万です。
某算定ツールだと、上記の場合私は貰えない事になりそうですが、実際旦那の方の2名分の学校関係費は私の口座から引き落としされており、また経済的DVもあり、別居の為の家賃支払等もあった為、かなり苦しい経済状態となっています。
直ぐに引き落とし口座の変更は出来ないと思うので、2名分の学校関係費は支払うように主張したいと思います。
今の流れから考えると審判に移行すると思いますが、どのくらいわたしの主張は聞いていただけるものでしょうか?」

引用元:Yahoo!知恵袋

「旦那からのモラハラや、義家族に耐えられず、昼逃げし離婚を申し出ました。
離婚を申し出た翌日、旦那は退職し、実家に住所変更し父の扶養に入ったみたいです。
退職したのは旦那の勝手なのに、精神的苦痛を受けた!慰謝料を支払え!と言われています。
こちらが支払わないといけないのでしょうか…」

引用元:Yahoo!知恵袋

「旦那のモラハラで離婚することになり
自分が部屋探しをはじめました。
もうすこし経ってから引っ越すつもりでしたが
探してたらいい物件がたまたま見つかり、今度見に行くことにしました。
悪くなければそこに住もうと思います。
職場までの距離は30分くらいですし、防犯面、治安面としてもとても好条件な物件です。
ですが別々で暮らすことに一気に現実味を帯びてきました。
とてもさみしくてつらいです。
今日も出勤途中、涙がボロボロ溢れ出ました。
旦那も最近涙が止まらない、と言います。
私が旦那を不幸にさせてるのではないか。
つらい思いをさせてるのではないか。
あのころは楽しかった。
ほんとに離婚でいいのかな?
もう一回がんばれないかな?
と思ってしまいます。
だけど今まで旦那にされてきた事を思い出せば許せないし、もう信じることはできないし、やっぱりこの先夫婦として生きていくことはできないと結論に至ります。
離婚するとき、みなさん同じような気持ちになるのが普通なのでしょうか?」

引用元:Yahoo!知恵袋

まとめ:夫のモラハラは妻のせいではない!

夫によるモラハラは、決して妻のせいではありません

「お前のせい」と言われ続けると、洗脳されたかのように自分に非があると感じてしまいます。しかし、実際には妻側に目立った非はなく、夫のストレスのはけ口にされているだけです。

夫からのモラハラは、夫に自覚があったり「こんなことを言いたくない」と思ったりする場合は治る可能性があります。夫婦でともにカウンセリングを受け、夫婦関係を少しずつ修復していきましょう。

その一方で、まったく改善の見込みがないモラハラ夫もいます。その場合は、自分だけでなく子どもや自分の両親・親戚など身近な人にまでモラハラが及んだり、心配をかけたりする可能性があるため、速やかに離れる準備をしましょう。

夫のモラハラに悩む人向けの相談機関はたくさんあります。たとえ肉体的な暴力を振るわれていなくても、モラハラは立派なDVの一つです。我慢せず、自分を大切にするためにも勇気を出して一歩を踏み出しましょう!

モラハラ夫に関するよくある質問

最後に、モラハラ夫に関してよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。

夫のモラハラを治す方法は?

夫のモラハラを治すには、夫自身がモラハラをしている自覚があるかどうか、そしてモラハラを治したいと思っているかどうかによって違います。

頭ではわかっているのにモラハラを止められないという場合はカウンセリングを受ける、行動療法を受けるなどで改善する可能性があります。

しかし、モラハラの自覚があっても止める意思がなかったり、わかっていて妻を貶めたりしている場合は改善の見込みが薄いと言えるでしょう。「モラハラを治す」ではなく、早急にモラハラ夫から離れて身の安全を確保することが最優先です。

また、子どもがいる場合はさらに深刻です。たとえまだ言葉を発せないほど小さい子どもでも、両親の不仲をしっかりと感じ取ったり、暴言の意味がわからなくても雰囲気を感じ取ったりします。モラハラの被害が子どもに及ばないよう、少しでも早く対策を取りましょう。

夫のモラハラで離婚できますか?

できます。

日常的なモラハラによって夫婦関係が続けられないと判断された場合、たとえ相手(夫)が拒否していたとしても離婚できる可能性は高いでしょう。

そのためにも、できるだけモラハラの証拠を集めて離婚調停を申し立てます。夫婦二者間の話し合いではなかなか話がまとまらない可能性が高く、離婚を切り出されたモラハラ夫はしばらくの間モラハラをやめて大人しくなることもあります。

しかし、それは一時的であることがほとんどです。気付けばモラハラが復活し、以前よりも証拠を集めにくくなるかもしれません。

モラハラは肉体的なDV(暴力)と違い、体に傷が残りません。しかし、しっかりと証拠を集めれば離婚できます。

モラハラ夫が離婚してくれない場合はどうする?

モラハラ夫に離婚を切り出しても、離婚どころか話し合いにすら応じてくれない可能性があります。

用意した離婚届を破り捨てる、怒り狂って物を破壊したり妻・子どもに危害を加えたりする可能性もあるでしょう。離婚に応じてくれない場合、協議離婚は諦めて「離婚調停」に移るのがおすすめです。

離婚調停は家庭裁判所での話し合いに持ち込めるため、モラハラの証拠があればあるほど調停委員が妻側の味方をしやすくなります。第三者が入ることで話し合いがスムーズに進みやすく、ある程度自分の希望を通しやすいのでおすすめです。

他にも、できるだけ協議離婚で済ませたい場合は夫と共通の友人や親戚に力を貸してもらいましょう。モラハラ夫は外面が良く、妻以外の外部の人にモラハラをしていることがバレるのをとても嫌います。

夫のモラハラについて相談できる場所は?

夫のモラハラは、DVの一つです。たとえ直接暴力をふるわれていないとしても、モラハラは心のDV、精神的虐待と言えます。

そのため、全国のDVに関する相談を受け付けている公的機関をはじめ、弁護士などさまざまな場所で相談できます。また、モラハラ夫は言動がエスカレートすると暴力に発展する可能性もあります。その際には、最寄りの交番に駆け込んでSOSを出しましょう。

そのときに解決には至らなくても、「警察に相談した」という記録は残ります。次回からは警察に電話をかけるだけで自宅に警察官が駆け付けてくれるなどの対応も取ってもらえるため、心強いでしょう。

また、緊急ではないものの夫のモラハラについて相談したい場合は、内閣府が行う「DV相談ナビ」や女性センター(男女共同参画センター)、NPO法人などに相談するのがおすすめです。該当する相談機関、一時保護、自立支援などを受けられるため、モラハラ夫から離れる手助けをしてくれます。


 

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