婚活疲れをする人が多い理由は？

更新日： 2023年04月27日

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結婚したくても、なかなか理想の相手が見つからない女性もいます。
中には、合コンや街コンといった場に行っても良い人がおらず、婚活自体に疲れてしまう方も少なくありません。
この記事では、婚活に疲れてしまう理由を解説するほか、婚活疲れをリフレッシュするための方法をご紹介します。
この記事の監修者

山田由美子

株式会社お見合い塾　代表取締役
1958（昭和33）年4月　大阪府生まれ。

自身が結婚離婚婚活を経験し再婚。
出会いの楽しさを伝えるべく「結婚情報サービス」「結婚相談所」に勤め仲人として独立。

◆お見合い・婚活・恋活のご相談はお見合い塾
https://www.omiai-jyuku.com/

◆山田塾長オフィシャルブログ「人生出会わな損！損！出会ってナンボ！」
https://ameblo.jp/omiai7510/

◆著書
バランス婚活 ~結婚はバランスによって成り立っている!!~

【アンケート】婚活に疲れたと感じますか？

今回e-venzでは、婚活に関するアンケート調査を行いました！

Q.婚活に疲れたと感じますか？

半数以上の男女が婚活に疲れたと回答しています。
思うようにいかずに長引くと、疲れからうつ状態に陥ってしまうこともあるので注意が必要です。

では次に「婚活に疲れたと感じる」回答された方へ、鬱（うつ）になったことがあるか調査してみました。

Q.「婚活に疲れたと感じる」と回答された方へ
鬱（うつ）になったことはありますか？

3割の人が鬱になったことがあると回答しました。
うつになってしまうと婚活はおろか、私生活や学業・仕事にまで支障をきたしてしまいます。

そうなってしまわないために、後半ではうまくいかないことに疲れて婚活をやめたいと思った場合の対策方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

婚活に疲れたと感じてしまう理由

婚活に励んでいても思うようにいかず、ずるずると長引いていく婚活に疲れてしまうのは、男性も女性も少なからずいます。精一杯努力しているのに成果が得られないことが続けば、落ち込んだり、くじけそうになるのも当然です。
それでは「幸せのためにしているはずの婚活」でなぜ疲れてしまうのでしょうか。
ここでは男女ともに婚活で疲れる理由を解説していきます。婚活のどういった部分に疲れているのかを確認することで、改善点も見えてくるでしょう。

理想の相手に出会えない

まず、婚活疲れの理由として挙げられるのが「理想の相手に出会えない」こと。
「こんな人と結婚したい！」と思って、婚活を始めてすぐであれば、数人に会っても新しく会う人に期待を持てます。
けれども、合コンや婚活パーティーなどに何度も参加するうちに「理想の相手は見つからないのでは？」と落ち込む方がいます。
また、最近は婚活サイトやアプリで相手を探す人も少なくありません。理想の条件にヒットした人と実際に会っても、想像と違ったなんてことも珍しくないでしょう。
「婚活を続ける意味があるのか」というゴールの見えない長期戦は、精神的に辛いこともあり、婚活を続けるうちにどんどん疲れていってしまいます。

毎回自己紹介から始める

婚活の場では、ほとんどの場合で初めて会う方と会話をするものです。
合コンでは一度で済む自己紹介も、婚活パーティーなどの規模が大きいものであれば、何度も自己紹介をしなければなりません。知らない人と延々に繰り返される面接のようなものです。初対面の相手に好印象を持ってもらうためにも、自己紹介からきちんと行うことは重要ですが、回数を重ねるうちに飽きてくることがあります。
特に、人が変わるたびに自己紹介に対する相手からの質問が同じであれば、何度も同じ会話をすることになりかねません。飽きないように自己紹介の内容を変える方もいますが、何十人と会うとなると、どうしても同じような会話になってしまいます。
このように自己紹介から始めていくことは、同じ会話に飽きてくるだけでなく、関係性を築いていく時間の面でも徒労感があります。

相手に振り向いてもらえない

せっかく理想の男性に出会ったとしても、うまくいかなったということも婚活疲れの理由の一つ。
特に婚活の場では、気になる人がいれば自分からアプローチすることも大事ですが、相手から見向きもされなければ辛い思いをすることもあります。また、興味のある女性がいても、自分に振り向かず別の人のところへ行く様子を見ると、「自分に結婚なんて無理なんじゃないの？」と自虐的になる方も
さらに、結婚を前提となると男女ともに慎重になる傾向にあるため、お互いに最初は「いいかも」と思っていても、何度か会ううちに「やっぱり違った」と片方が感じれば、結婚までいきません。
せっかく婚活の場で知り合ってから、何度かデートを重ねても相手から振られてばかりでは傷ついてしまいます。

気の合わない相手からの誘いがある

上でご紹介した「相手に振り向いてもらえない」と反対に、アプローチされる側でも婚活疲れを感じることがあります。
好意を持たれるのは悪いことではありませんが、結婚を前提に考えているためにパートナー選びは妥協できません。特に興味のない人からしつこく連絡先を聞かれると、断るのに労力を使いますし、「断るのも申し訳ないから」とご飯に行っても、進展はほとんどないでしょう。
友達でもなく、ほとんど初対面の人と会うと、かなり気を使って精神的にも疲労感が溜まってきます。
理想の相手を見つけるために、自分からアプローチすることも重要ですが、興味のない人からのアプローチは、相手にとって負担になることも知っておきましょう。

比べられることに疲れる

婚活の場では、非常に多くの人が集まります。
特に初対面であれば、相手のことを深く知ることができないために、相手の仕事やプライベートの過ごし方などで理想の相手かどうかをある程度は判断されています。
参加している婚活パーティでも、「さっき会った人の方が見た目も収入も良さそう」など、会うたびに比べられるのです。
また、人気のある人にアプローチをすると、そのハードルはより高くなります。アプローチされる側の視点に立つと分かりやすいですが、アプローチをしてきた人の全員を覚えることは不可能に近いでしょう。
当然、相手に好印象を持ってもらった人の優先順位が高くなるので、この「比べられること」に疲れてしまう人もいるのです。

出会いがありすぎて忙しい

気になる相手に振り向いてもらえないという悩みがある一方で、出会いの多さが婚活疲れの原因になっていることもあるようです。
出会いが多いと理想の結婚相手が見つかる可能性も高くなりますが、これが多すぎると精神的負担となり、婚活疲れにつながっていくのでしょう。
婚活中の女性の中には、「朝・昼・晩の3回に分けて男性と会ってみたが、大変だった」という方もいます。
代わる代わるほぼ初対面の人と会話をしていても、後になって「誰とどんな話をしたんだっけ？」と思うことも十分にあり得ます。
アプローチの数が多いのにも関わらず、話をした記憶が曖昧であったり、人と会うことに疲れていったりすると、婚活自体が嫌になってくる方もいるようです。

経済的に負担がかかる

結婚願望のある人が数多く集まる婚活の場は、理想の相手を探すのに効果的なものです。けれども、婚活アプリを利用したり、婚活パーティーにしたりするのにも費用がかかってきます。
基本的に男性側が多く支払う仕組みになっているため、男性にとっては大きな出費となるでしょう。また、お金を払っているからといって、理想の女性と出会える保証はありません。出会えたとしても、結婚できるかは本人たち次第です。また、出会ってからデートまで進んだとしても、「デート費用は男性持ち」という場合がほとんどなので、余計に出費がかさんでしまいます。
高額な費用を払って、何の成果もないとただの浪費に感じられ、婚活疲れを感じてしまうこともあります。

男女別で見る婚活に疲れた理由

成果が全くでない婚活をしばらく続けていると、「本当にこのまま婚活していて相手が見つかるの？」と疑問に思い始めてしまい、「結婚相手探しにぐったり疲れてしまった」という疲労感は男女共通の感覚です。ただ、疲労の原因は男女で少し差があるようです。

男性の場合

男性はどうしても経済力をみられてしまうことが代表的な原因のようです。婚活をしている女性の多くは経済的に余裕がある生活を夢見ていると言っても過言ではありません。そのため、他の男性と比べられたり、意中の女性の前で経済的な余裕を見せるために背伸びをしてしまうことが疲労の原因となってしまいます。

明らかに職業や年収で判断されているのが分かって、女性不振になりそう。（36歳/会社役員）

パーティーで知り合った何人かの女性とお試しデートに行くたびに少し無理したお店を予約してしまう自分。正直、生活きつくなる。（28歳/会社員）

女性の場合

女性の疲労は、若さ、華やかさへのコンプレックスからくるものが１番の要因です。優しさや家庭的という条件を求めている男性が多いことも周知の事実ですが、やっぱり最初に興味を持たれるのは見た目です。スーツやジャケットなどのシンプルな格好で良い男性と違い、女性はメイク、髪型、洋服など、見た目で比べられる細かな要素が多く、それも自分のセンスが問われているというプレッシャーも重なってしまいます。

絶対普段は着ない服でパーティーに参加している私。女はスカートとか決まっているような空気も正直好きじゃないんだけどな。（28歳/会社員）

婚活パーティーに参加するたびに周囲の女性がどんどん自分より若くなっていく気がしてしまう。婚活の歴史が長いから？（37歳/フリーランス）

婚活は疲れたからやめたい？

「婚活に疲れたと感じる」回答された方へ、婚活は疲れたのでやめたいと思うか調査してみました。

Q.「婚活に疲れたと感じる」と回答された方へ
婚活は疲れたのでやめたいと思いますか？

多数の人がやめたいと感じているようですね。
こんなにもやめたいと感じている人がいるようですが、どんな理由があるのでしょうか。

では婚活に疲れる理由を聞いてみましょう。

Q.「婚活に疲れたと感じる」と回答された方へ
婚活に疲れる理由は何ですか？

男女別に見ていきましょう。
男女別・年代別に見ていきましょう。

＜男性アンケート結果＞

＜女性アンケート結果＞

アンケート結果にもある通り、婚活は誰しもうまくいく時ばかりではありませんよね。
それによって体調が悪くなったり、仕事が手につかなくなってしまったりしては本末転倒なので、
疲れたと感じた時は、是非次に紹介する方法を試してみてください。

うまくいかないことに疲れて婚活をやめたいと思った場合の対策方法

「婚活を頑張ったけど、失敗続きでなんだか疲れてきた」という方。婚活でメンタルをやられてしまい、「もうやめたい」と思っている方。あなただけではありませんよ！ここでは婚活をやめたいと思った場合の対策方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
オススメの対策は以下の4点です。

• うまくいかなくても思いつめない
• 原点に立ち返る
• 思い切って休む
• 同じように婚活に疲れた人のブログを見る

まず、婚活がうまくいかなくてもあまり気にしないようにしましょう。結婚適齢期や周りが結婚すると、どうしても焦る気持ちも出てきますが、自分がストレスを感じない程度に気軽に進めていくと良いでしょう。

次に「原点に立ち返る」ことも婚活を進めていく上での重要なポイント。自分が何のために婚活をしているのかを見つめ直すことでモチベーションが上がってきます。幸せな結婚生活をイメージすることで、婚活にもやる気が出てくるはずです。

最後に、婚活に疲れたら思い切って休んでみましょう。
お金と時間を使って人と会うことで婚活を進めているかもしれませんが、そういった負担が続くと、精神的にも辛くなってきます。また、プライベートを充実させていくうちに、趣味を通じて理想のパートナーと出会うこともあるので、適度に休んでみるのもオススメです。
最後にオススメなのは、婚活に疲れた人のブログをチェックしてみることです。婚活で疲れ切っている人は世の中にたくさんいます。自分と同じ境遇の人のブログをみることで共感できて楽になったり、事実を冷静に見つめられたりするのでオススメです。
他記事でも取り上げていますが、下記のブログを参考までに載せておきますね。

アラフォーＲｉｋａｋｏの婚活日記

アラフォー女子だけでなく、２０代女性からでもオススメ。執筆時点では結婚を前提にお付き合いされている男性がいらっしゃいます。婚活の始めたての頃や、婚活方法の見直しなども投稿されており、非常に実用的な内容になっています。
サイトはこちらから

今日から婚活始めます

モテてる人生を送りながらも、なぜか結婚できなかったアラサー女性のブログ。男性とのやり取りが紹介されており、女性が見るのはもちろん男性もコミュニケーションの参考になります。
サイトはこちらから

投資家の婚活

珍しい婚活男性のブログで、かなり更新頻度が多く、ひとつひとつ見ていくのが大変なほど。内容も男性視点のシビアな分析もあれば、クスリとくるようなユーモアもあり、読んでいても疲れることがありません。女性の方も男性が女性についてどう思っているのかの参考にどうぞ。
サイトはこちらから

アラサーの婚活疲れへのアドバイス

20代は仕事や趣味に没頭して婚活を気にしていなくても、親しい人が結婚していくと、「婚活しないと！」という気持ちも出てきます。
特にアラサーと呼ばれる30代になると結婚ブームも顕著ですが、婚活を進めていくためには「焦らない」ことが重要です。また、結婚願望があまりないままで婚活をしても、思うような結果が得られないでしょう。
思いつめたまま婚活を続けても、心が疲れていってしまいます。30代は結婚できるかギリギリという年齢でもないので、アラサーで婚活を始める人は焦らず進めていってください。

婚活をしていると疲れたと思うことがあると思います。疲れたと思う原因についてやはり意中の異性が見つからないという部分が大きいのではないかと思います。例えば色々な婚活サイトやパーティーに積極的に出ても、自分の条件に合った異性と出会えない場合もあると思います。
そのようなことを何度も繰り返していると金銭的にもかなりの出費になり精神的にも疲れたと思うことになると思うのです。
また、婚活に参加するためにまずは自分を磨こうと決意して習い事やダイエット、エステなどに通うことも疲れたと思う原因になっているような気がします。
条件の良い異性と知り合おうと一生懸命努力しても、その努力に自分の心がついてこれないようだと自分自身も疲れたと思いますし、あまりに気負いすぎると婚活で出会った異性にも、疲れたと感じさせるようなプレッシャーを与えてしまうと思います。
まずは疲れたと思うような無理な生活をやめてナチュラルな生活をするようにすると精神的にも疲れたと思うようなこともなくなってくると思います。
もちろん結婚を目指すには婚活は重要ですが、今までの自分自身を見直すことも、婚活を成功させるためには特に必要なことだと思います。
さらに理想の異性について見直すことも重要ではないかと思います。
例えば条件ありきで選ぶのではなく、インスピレーションや自分の感情にしたがって異性を選ぶようにすると婚活や結婚後もうまくいくような気がするのです。（30代/OL）

アラフォーの婚活疲れへのアドバイス

アラサーの年代とは違い、アラフォーともなると出産や家族からの目線が気になってきます。アラフォーで婚活疲れを感じている人も、こういった理由から焦り、なかなか理想の男性が見つからないために疲れを感じている人も少なくありません。そのため、「40代の婚活は難しい」「結婚はやっぱり無理」と、幸せをあきらめようとする人もでてくる年代です。
ただ、婚活は「絶対に結婚しなければならない！」というものではなく、「良い人がいれば結婚しよう」くらいの気持ちで臨む方が心にゆとりができ、人との会話でも好印象を持たれるかもしれません。
仮に焦って結婚をし、「なんでこんな人と結婚したんだろう」と結婚後に後悔なんてしたくないですよね？
せっかくの自分の人生なので、後悔しないよう自分のペースで自分に会った婚活方法を探してみても良いでしょう。

やめてよかったと思えることも！婚活疲れからのうつ症状に注意して！

「婚活疲れ」は「やめたいと思ってもやめられない」「辛いのにやめどきが分からない」と一生懸命続けてしまう真面目な人ほど感じやすく、うつ病になりやすい人の気質とよく似ています。そのため、食欲減退、睡眠障害、自己否定感などの症状が強くなってきたら要注意です。
正直、婚活の辛さで日常生活に支障が出るようになったらすっぱりとやめた方がいいです。やめてみて自分らしさが取り戻せたらまた再開すればいいだけの話。年齢のために焦ってしまう気持ちも分かりますが、鬱症状をこじらせて、離職を余儀なくされたり、他の楽しみも楽しめなくなったら、人生が台無しです。
自分の気持ちや体と相談しながら、進めて下さい！

監修者お見合い塾　山田塾長からのコメント

婚活って疲れる人多いなぁ～
どんなところにも「きっかけ＝縁」はあるかもしれんから、どんどん出会うのは良いことやで。
でもあんまり「結婚活動」に目をギラギラ輝かせても、相手からは魅力的に映らんかもしれへんな。落ち込む原因もそこにある。

「良い人がいない」「出会いがない」ってよく言うけど、実はもう出会ってんのに気づかんことも多いよ。まずは自分を愛せへんかったら相手にも愛されへんからね。

あと、女友達に婚活で出会った相手の悪口言うてもなんにも良いことないで。
ちょっと交際してダメやったらすぐに友達に「もうあかんわ～ええ人おれへん～」って誰かに言うやろ？そしたら友達は「かわいそうに～～」って慰める。
でも人の不幸は蜜の味って言うやん。
友達は「そんな人にしか出会えないあなたの状況はそこまでなのよ～～～」ってほくそえんでるわ。
本人は愚痴ってスッキリしたいはずやのに、友達に「可哀そうに」って言われ続けて結局「落ち込む」んやわ。それが続くと嫌になる。

だから逆に「独身の楽しみ」として「結婚するまではいろんな人と出会おう！」って思ったほうがええで。
そんで「嫌な人がいるからこそ、ええ人の見分けがつくようになる！」っていうくらいの気持ちで、どんどん会ってご馳走させたらええやん。これも人生経験や。
（男子やったらフラれてフラれて女をわからんとあかんで。）

まずは自分が楽しんで、相手に「交際したい！」って言わせるぐらいになったら理想の相手と結婚できる。

落ち込んでしんどい状態の自分を「結婚相手」として見る人なんていないで。
女優になった気分で笑顔で楽しんで、気持ちよく男性にご馳走になったほうが好感度は高いで！
そう考えれば楽しんで「婚活」もできるし、周りの結婚している友達が「うらやましい」って思うくらいにしっかり理想の人もゲットできるんやわ。
しらんけど。

まとめ

婚活に疲れる理由や婚活疲れを解消するポイントをご紹介しました。
日本は晩婚化が進んでいると言われていますが、結婚のタイミングは人それぞれです。
自分と相手が納得した形で結婚することが大事なので、ぜひ自分のペースで婚活をしてみてください。
また、疲れた時は休んで「自分」の時間を持つことも重要ですよ。